サッカーにおいて俯瞰する能力や見る脳力を向上させる方法。デブライネとピルロのパスを参考にする!

 

今回は、”サッカーにおいて俯瞰する能力”や”見る脳力を向上させる方法“と、ライフキネティック・トレーナーの視点から”デブライネとピルロのパス技術“を参考にしながらお伝えさせていただきます。

 

まず”俯瞰の意味“を調べてみます。

 

高いところから見下ろすこと

となっています。

 

ただし、”サッカーにおける俯瞰する能力というのは、単純に高いところから見下ろすことではありません。

 

サッカーにおける俯瞰の意味

選手がプレーをしている中で、”高いところから見下ろすようなイメージ“で、”選手の位置や距離を感じられる能力“のことを指す

 

ですので、我々が普段サッカー中継等を見ている時は、実際にプレーをしている選手たちの目線ではなく、”高い位置からカメラが撮影する(見下ろす映像)“を見ています。

 

したがって、

プレーしている選手たちと私たちとでは見える風景

が違います。

 

サッカーに関するプレーや戦術について、色々と意見を述べている方もいらっしゃると思いますが、カメラ視点で高いところから見下ろして見ているので、”実際に選手たちがプレーをしている場面の複雑さは分からない“はずです。

 

こうしたことを踏まえた上で、実際に”サッカーコートの中でプレーをする選手たちの目線“から、”俯瞰する能力と見る脳力“についてお伝えしていきたいと思います。

 

なお、このブログはライフキネティック・トレーナーの視点から書かせていただいております。

 

ですので、一般の方よりも更に深い内容や情報をお伝えしていけると思います。

 

①サッカーにおいて俯瞰する能力や見る脳力とは?

LEGOブロックで作った家や人など

それでは、”サッカーにおいて俯瞰する能力や見る能力“についてお伝えします。

 

まずは、ライフキネティック・トレーナーの視点から、”俯瞰する能力“を簡単に説明させていただきます。

 

俯瞰する能力とは、

その場から見た時の奥行きといった空間的な認識能力

だと思います。

 

ですから、上記で使用している画像のような”LEGOブロック“を参考にすると良いかもしれません。

 

この画像を見た限りでは、奥に隠れているブロックがどのように細かく組み立てられているかまでは実際のところ分かりませんよね?

 

ただし、細かい部分の組み立て方を除き、”真上から見たイメージ“ならば、何とくなく”ブロックの配置も把握できそう“です。

 

このように私たちは、

ある何かの基準に従ってイメージする能力

を持っています。

 

正確に、上記の画像と同じようにブロックを組み立てるということは別にして、何となく家の壁の位置や幅などが”見たイメージから推測“できます。

 

では、何故このようなイメージする能力が、私たち人間に備わっているのでしょうか?

 

このイメージする能力ですが、実は私たち人間だけが特別に持っているわけではありません。

 

この能力は、

実は”動物たちも持ち合わせている

ことが様々な実験から分かっています。

 

ライフキネティックの体験会などで、こうした能力を説明する際に、チンパンジーが一瞬だけ画面に映し出された数字(1~9まで)を当ててしまう”実験場面の動画“があります。

 

これを人間が同じように行おうとすると、

一般の人であれば、1~3あたりまで記憶するのが限界

のようです。

 

しかしチンパンジーは、一瞬だけ映し出された1~9もの数字を躊躇することなく、ポンッ!ポンッ!と指でタッチしていき、”ほとんど間違えることなく正解する“ことができます。

 

多くの方は、”俯瞰する能力“を高いところから見下ろすようなイメージだけの能力と思っているようですが、このチンパンジーのように”短時間で数字と位置を記憶する能力“がなければ、このような能力を決して発揮することはできません。

 

以前、某放送局のミ〇ク〇ボディーという番組で、バルセロナに所属していた頃の”シャビ“にカメラを装着してもらい、どのような視野や視線で周囲を見ているのかを”科学的に検証“していたことがあります。

 

私の記憶が確かならば、カメラは頭に固定されていて(眼球の動きまでは分からない)、サッカーのプレーをしながら瞬時に周囲の状況を確認し、その時に”見た記憶とイメージ“を元に、”選手たちの位置や距離を瞬時に割り出している“ようでした。

 

たぶん、シャビがプレーしている時の脳をもっと詳しく調べていけば、彼の持つ”脳の領域分野”が他の人よりも明らかに違う“のが分かると思います。

 

では何故、このように”シャビ“は、”他者と同じような目線で周囲を見ているのに俯瞰する能力が高い“のでしょうか?

 

ジュニア年代のサッカーを見ていると、

見えてはいるけどパスが通らない

イメージできているけどタイミングが悪い

といったことでパスをミスしてしまう場面が時々見られます。

 

パスをミスする主な原因

見えていてもパスを出す技術が無い

イメージができていても(味方や敵の位置、動きが予測できず)ベストなタイミングでパスを出せない

 

こうしたことによって、パスが通らないこともあります。

 

ライフキネティックにおいて、これらの俯瞰する能力を向上させるエクササイズをすると、実は大人よりも”子供たちの方が奥行きや空間的な認識が優れている“ことがあります。

 

私が行っているサッカースクール(ライフキネティック・コース)で、こうしたエクササイズを行った際、”他のエクササイズでは周囲の子よりも劣っている“のに、こうした”瞬時の記憶に加えて奥行きや空間的な認識を瞬時にイメージできてしまう子“がいます。

 

つまりこれは、”運動スキルの習得に個人差がある“ということです。

 

なお、”個人差“に関する参考記事もありますので、是非こちらも参考にご覧ください。

 

 

このように考えると、

見えていても”技術が無い“ことによってパスが通らない場合

見えていても”ベストなタイミング“でパスを出せない場合

見えていないのに”適当にパス“を出してしまう場合

 

上記のように、大きく分けて”3つの原因“が出てくることになります。

 

ですから、パスが通らなかったから”見えていない“とか、パスを出したから”見えている“と指導者や保護者が勝手に思い込むのは”ある意味危険“です。

 

また、子供たちは、見えていないのに見えていたと平気で口にします。

 

これは、しっかりと”周囲が見えていて自分で判断をしてプレーを選択している“と”指導者にアピールしたい“という心理が働いているからだと思います。

 

つまり、プレーしている選手たちが、”どのような状況でパスミス等をおかしているのかを把握することが重要“なのです。

 

ここで少し”おさらい“をしておきましょう。

サッカーにおける俯瞰する能力とは

1.”高いところから見下ろすようなイメージ能力”

(コートの選手たちは高い所から見下ろしているわけではない)

 

2.”奥行きといった空間的な認識力”

(脳が選手たちの位置や距離を割り出している)

 

俯瞰する為に必要な能力!

視野の確保

短時間で選手の位置や距離を記憶する能力

近くと遠くを同時に捉える能力

目の使い方(動かし方)も必要!

 

下記に参考記事を載せておきますので、時間がある時で構いませんので、ゆっくりと目を通して理解するようにしてください。

 

 

それでは、次のコーナーから、”どのようにすれば俯瞰する能力見る脳力を向上できるのか?“をお伝えしていきます!

 

②俯瞰する能力と見る脳力を向上させる方法

カラフルな1から9までの数字が大小バラバラに配置されているイラスト

それでは、”俯瞰する能力と見る能力を向上させる方法“についてお伝えします。

 

実は、先ほどお伝えした”チンパンジーの実験“が大きなヒントになっています。

 

ただ単に、上から見下ろすようなイメージを持つだけでは、それを”サッカーの試合で活かすことができない“ことは既にある程度把握できたかと思います。

 

では、下記に”必要な要素“を書き出してみます。

 

“瞬時に見たモノを記憶する短期記憶(ワーキングメモリーまたは作業記憶)”

“奥行き等を含めた空間的な認識力”

“見たモノを正確に捉える集中力”

“近くと遠くを同時に捉える立体視”

“右目と左目の見る能力の差が無い”

 

それでは、上記について少し解説したいと思います。

 

他にも、まだまだ必要な能力もありますが...

今回はこのくらいにしておきましょう(笑)

 

例えば、”左右の目“は

それぞれ使っている脳の領域や分野が違う

ことが様々な科学的な実験により分かっています。

 

つまり右目と左目では、”見える視野の広さも違えば、モノを認識する能力も違う“ということが分かっています。

 

では、どのような時、それらを判断できるでしょうか?

 

目の左右差について

右後方から向かってきたボールは、それなりに見える

しかし、左後方から向かってきたボールは、右後方よりも見えにくい

眼球を固定したまま、頭だけを振っている

左右の眼球を効果的に動かせていない
(↑ほとんどの人は、この必要性や方法を知らない)

 

このように、皆さんが思っている以上に”脳の機能は複雑“なのです。

 

ライフキネティック・トレーナーは、現在の本人がどこまでの能力を有していて、どこに弱点や欠点があるのかを常に分析しながら、各エクササイズを提供しています。

ただ単にインターネット上で検索し、俯瞰する能力に必要な要素をブログに書き出しているサイトとは信憑性も違ってきます

 

また、左右の目を開いた状態でモノを見続けなければ、距離や位置等をイメージできないというのは大きな間違いで、”目を閉じても我々の脳はイメージすることができる機能“が備わっています。

 

更に、”中心の視野や周辺の視野に関する区別も明確“にされており、どのようなエクササイズをすれば、その能力を向上させられるのかも”具体的に理論化“されています。

 

それでは私のエクササイズ導入前後のデータを元に、”ライフキネティックでどのような効果が得られるのか?“をご紹介します!

 

自身がエクササイズで得られた効果!

私が受講した際、エクササイズ導入前後に計測した結果...

 

エクササイズ導入前後の視野の変化をイラスト化
エクササイズ導入前(周辺視野) エクササイズ導入後(周辺視野)
左目(+16センチ) 左目(+ 6センチ)
右目(+15センチ) 右目(-19センチ)

 

周辺視野(視野の端の領域)が格段にアップしました!

 

計測結果から分かったこと

1.エクササイズ導入前、左右の視野にそれほど能力差は無かった

2.エクササイズ導入後、左目(-10センチ)右目(-34センチ)

※いずれも真正面(眼球も)を向いた状態で、外側周辺視野を計測

 

これは、ライフキネティックの様々なエクササイズを行ったことにより、”複合的に周辺の視野が強化“されたほんの一例です。

 

ですから、「これだけをやりなさい!」

というエクササイズは、ライフキネティックに存在しません。

 

様々な分野や領域を複合的にエクササイズしていく“のが、”ライフキネティック“であり、それらを”週1回×12回を1クール“として行っていきます。

 

当然、参加者と対面形式で行い、本人が持つ能力の”弱み“と”強み“をトレーナーが判断し、その都度エクササイズの難易度を調整していくことが重要です。

 

その為、全く知識の無い一般の方が、“俯瞰する能力や見る脳力“を鍛えるエクササイズを独自で行うというのは”かなり難しい作業“だと思います。

 

俯瞰する能力や見る脳力に必要な要素とは、

様々な分野や領域が関係し合い、”複雑に絡み合っている“と言えます。

 

ですから、”短期記憶の能力も向上“させつつ、”眼球の動かし方もマスター“しつつ、”対象物との位置や距離感をイメージ“する”複合的な能力が必要“です。

 

つまり、一度に2つ3つ4つ...と、”素早く処理できる脳(能力)“が無ければ、”俯瞰する能力や見る脳力を身につけることはできない“ということです。

 

その為に、ライフキネティックでは、”一度に脳が幾つも処理できる(シングルタスクを素早くできる)“ように、適度な負荷を脳に与えながら、それを週単位で継続し、徐々に”脳の機能をバージョンアップ“させていきます。

 

では一度ここで “まとめ” ます。

 

俯瞰する能力と見る脳力を向上させる為に!

様々な脳の分野や領域が複合的に絡み合っている

単一の能力向上だけでは、能力を向上させるのは難しい

一度に幾つもの能力を処理できる脳が必要!

 

さて、次のコーナーでは、”参考になる世界トップレベルのサッカー選手たち“を動画で見ていきたいと思います♪

 

③ 参考になるデブライネとピルロのパス

ヨーロッパの国旗が縦横綺麗に並んでいるイラスト

それでは、ここで私がいつも見ている”世界トップレベルの選手でもあるデブライネとピルロのパス“を動画で紹介したいと思います。

 

まずは、”ベルギー代表のデブライネ“です。

 

ロシアW杯の決勝トーナメント1回戦で、日本代表が対戦した際に彼が出場していたのを皆さんは覚えていますか?

 

イングランドプレミアリーグ・マンチェスター・シティFC所属。

ポジションはMF。

(一部省略していますので、約60秒の動画です)

 

我々は、テレビのカメラ視点で高いところから見下ろして見ているのに、彼はコート上の視野から「そこに出すの?」という所にパスをする選手です(汗)

 

もし、彼と同じ高さの視線で見ているとしたら、我々はここまで見えないでしょうし、これほど”ベストなタイミング正確性のある強弱をつけたパス“を出すこともできないでしょう。

 

まさしく、彼は世界トップレベルの1人ですね!

 

次は、”元イタリア代表のピルロ“です。

 

彼は、”ロベルト・バッジョ“から、トップ下ではなく、”現在のポジションを勧められた“というエピソードがあります。

 

ACミランで活躍し、更にユベントス移籍を経て、アメリカのニューヨーク・シティーに移籍し、その後に引退しています。

 

ポジションはMF。

(一部省略していますので、約60秒の動画です)

 

彼はパスだけでなく”キープ能力にも優れ“、”ボールを受ける際の判断ボールをコントロールする位置“も参考になる選手です。

 

何故こんなに色んな技術や能力が高いのでしょうかね?

ボールを蹴る質の高さも”他とは別格“です(汗)

 

以上、私がお勧めする”俯瞰する能力や見る脳力が参考になる世界トップレベルのサッカー選手“でした♪

まとめ

いかがだったでしょうか?

 

今回は、”サッカーにおいて俯瞰する能力”や”見る脳力を向上させる方法“と、ライフキネティック・トレーナーの視点から”デブライネとピルロのパス技術“を参考にしながらお伝えさせていただきました。

 

ただ単に、サッカーコートを真上から見下ろすイメージ感覚だけではなく、”短時間で周囲の状況を把握する能力も必要“ということが理解できたのではないでしょうか?

 

これは、現在リバプールを指揮するクロップ監督が、ライフキネティックを取り入れた理由の1つでもあります。

 

まだご覧になっていないという方は、下記の参考記事で紹介している”クロップ監督のインタビュー“にも耳を傾けてみてください。

 

 

クロップ監督インタビューの記事!

クロップ監督が取り入れたライフキネティックとは?

 

また、今回の記事では、これらの能力を向上させる為に、”眼球の動き左右の眼の使い方、見え方も深く関係している“ということが分かっていただけたのではないかと思います。

 

まだ国内では、こうした能力を向上させる為の”トレーニングを提供している専門機関は少ない“ようです。

 

徐々にですが、

これから日本国内にも少しずつ増えていくのではないでしょうか。

 

残念ながら、ライフキネティックの理論やエクササイズをインターネット上で提供してはいけない規約がある為、具体的なエクササイズ(やり方)を記事で伝えることができません。

 

もし、そうした記事を見かけたのであれば、それは正規のライフキネティックではりませんので、十分注意してご覧になってください。

 

 

だからこそ、私の伝えていることが”他のサッカーサイトとは少し違うぞ!“という印象を少しでも持っていただければ嬉しいです♪

 

また、皆さんがライフキネティックにもっと関心を示し、更にライフキネティック・トレーナーが開催している体験会や教室へ直接足を運んで、ご自身の身体でエクササイズを体感していただけたらと思います。

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございました♪