少年サッカーのママに知ってほしい育成年代に大切な5大要素。

 

今回は、”少年サッカーを応援しているママ”さんの為に、”育成年代で大切な要素“について、いつものようにライフキネティック・トレーナーの視点からお伝えさせていただきます。

 

皆さんのお子さんが”ある程度の年齢“になってくると、他の子と比べて”サッカーの技術や能力に差が出てくる“ものです。

 

そして、その中で技術や能力が低い子は”補欠組“に回されてしまいます。

 

休日のサッカーの試合で活躍させてあげたいのに、その”重要な試合に出れない“というのは、本人だけでなくママさんにとっても”辛いもの“です。

 

当然、必死でその解決策を探している方もいるはずです。

 

そこで今回は、”少年サッカーを応援するママさん“にとって、少しでも役に立つ情報をお伝えしていければと考えています。

 

この記事の主な内容は、ライフキネティック・トレーナーの視点から見た”育成年代で最も大切な要素“です。

 

まだ、”ライフキネティック“をご存知でない方は、下記の参考記事をご覧になると更に理解が進むと思います。

 

熱心に情報収集をしているママさんがいるからこそ、私もそうした活動を応援したくなります♪

 

では、本題に進みたいと思います!

 

目次

①こんなお悩みありませんか?

右手を頬にあてて悩んだ顔をしている女性のイラスト

皆さんには、

こんなお悩みありませんか?

 

まず、サッカーについてインターネット上で、色々と検索をされている方なら、”スキャモンの発育曲線“と”ゴールデンエイジ理論“について、ある程度ご存知だと思います。

 

特に、サッカーの育成関連について書かれているサイトを読んでいるのであれば、必ずといって良いくらい、そのグラフや理論を目にするはずでしょう。

 

でも、私が保有するライフキネティックの理論では、この2つの要素は全く教わることがありませんし、トレーナーの講習会でも一切出てくることがありませんでした。

 

それは何故かというと...

時間は常に進んでおり、その時間の流れと共に”科学が進歩“しているからです。

 

これまで私は、精神科で勤務しながらサッカーの指導者をしてきたので、脳や神経の発達に関わるような、上記のグラフや理論について、以前からとても興味がありました。

 

特に、ゴールデンエイジ理論に関しては、それが分かりやすく書かれている本を取り寄せて、育成年代にとって必要なことを一通り学んだつもりでした。

 

しかし、これらのグラフや理論は、いま現在、その子が置かれている状態(どのような発達段階か)を分類する(見定める)為だけのものであって、サッカーの技術や能力の”差を埋める解決策“にあまり役立つことはありませんでした。

 

たぶん、それらに一度目を通し、ある程度理解した方なら分かるはずです。

 

指導者が技術や能力の差に頭を悩ませているわけですから、当然、サッカーをしているお子さんの親御さんだって同じように悩むはずです。

 

しかも、これといった解決策がない為、こうしたグラフや理論を使って、何とか親御さんに納得していただく方法しか今まではありませんでした。

 

また、そうした説明をしている指導者たちも、その言葉に対してそれほどの自信は無いと思います。

 

だって、その時になってみないとどのように成長するかなんて誰にも分からないわけですから...

 

(ママ)

うちの子は本当にサッカーが上手くなるのかな?

コーチ

大丈夫です!

ゴールデンエイジ期までに必要な技術や能力を養っておけば...

 

このような”やり取り“が、育成年代の指導者と親御さんの間で”盛んに行われている“のではないでしょうか。

 

しかし、この言葉の使い方は本当に正しいのでしょうか?

 

そこで私は、こうしたあやふやな対応しかできない自分が嫌だったので、しっかりと理論および体系化された”ライフキネティック“という運動プログラムをイチから学び、トレーナーになる道を決意しました。

 

そうすることで、これまで説明できなかったことを詳しく説明することができるようになり、少年サッカーを応援する親御さんたちに自信を持って”サッカーに関する解決策を提案できる“ようになりました。

 

ライフキネティックに関しては、他のサッカーサイトでも多少触れられているとは思いますが、まだまだライフキネティックのトレーナーが書いている記事は、インターネット上に少ないと思います。

 

ですので、是非こちらの記事を読んで、皆さんが常に感じているサッカーの悩みを解決していただけたらと思います♪

 

②育成年代で大切な5大要素

指で1~5までカウントしている手のイラスト

まずは、”サッカーの育成年代で大切な要素“をライフキネティック・トレーナーからの視点も含めて書き出してみます。

 

育成年代で大切な要素

1.”学習における個人差“の重要性

2.”継続した学習“の重要性

3.”技術習得“の重要性

4.”コーディネーション能力習得“の重要性

5.”飲食“の重要性

 

主に、この”つの要素がとっても重要“です!

 

それでは、上記5つの要素を”それぞれ解説“していきます。

 

1.それぞれ個人差がある

 

まず1つ目の要素は、”それぞれ学習に個人差がある“ということです。

 

これについては、これまで何度も記事の中で説明してきました。

 

したがって、あえてここで長々と説明する必要はないと思うので、参考記事を載せておきますから、各自で必ず目を通しておいてくださいね♪

 

 

こうした”脳神経可塑性“という科学的な側面から、

学習(運動スキル)の習得が早い子

それほど手をかけなくても自然にサッカーが上達する

割合が高い

学習(運動スキル)の習得が遅い子

なかなか時間をかけてもサッカーが上達しない

割合が高い

 

その為、私は下記のような学習法を皆さんにお勧めします♪

補足説明

・学習(運動スキル)の習得には、それぞれ個人差がある

・この個人差が、”学習する上で厄介な存在“になっている

・全ての人に”効果的な単一の介入法は無い

・だからこそ、”個人にマッチングした指導者と指導法“が必要

 

つまり、

それぞれ個人差があるので個々に合う学習法を選択する

ということです。

 

もし、グループによる指導で伸び悩んでいるのであれば、

個別で指導を受ける選択もある

ということです。

 

ただし、個別で指導を受けるにも、”その子に適した指導者または教育者が必要なケース“もありますので、その点についても頭の片隅に入れておくと良いでしょう。

 

では、次の要素を見ていきましょう。

 

2.学習を長く継続する

 

2つ目の要素として、”学習を長く継続する“ことが重要です。

 

そして、この”学習を長く継続する為のコツ“は、

学習を長く継続するコツ!

本人の”やる気“を促す!

本人の行動“が一番重要!

練習の”時間と量“が大切!

 

こちらも過去に参考となる記事を書いています。

 

それから、学習を長く継続させていきたいのであれば、お子さんの活動や取り組みを”肯定することが非常に重要“です。

 

そこで私は、

上記の参考記事の中でお伝えしているリフティング

を日々の活動に取り入れることをお勧めしています。

 

お勧めする学習を長く継続する方法!!

まずはリフティングから始める!

【やり方】

1.毎日1分でも良いから時間を決めて行う

2.決めた時間が過ぎたらやめる

3.本人が納得しないのであれば多少続けてもOK♪

4.絶対に三日坊主にしないこと!

 

たったこれだけの活動で、私の息子は小学生3~4年生までの間に、コートのタッチラインからタッチラインまでボールを落とさずに、更にリフティングをしながら目的地まで歩くことができるようになりました。

 

これは、最初に説明した”学習の個人差“と非常に”深い関係“があります。

 

うちの息子は、特に何かに優れた素質を持っていたわけではありません。

なかなかサッカーが上達しない方のグループ

でした。

 

そして、何かを教えようとしても、すぐに飽きてしまいます。

 

そこで私は、本人が負担にならない程度の時間(最初は3~5分)を決めて、それをなるべく毎日行えるように促すことにしました。

 

もし、リフティングを長くやり過ぎているようなら

「もうヤメにして、また明日やろう♪」

といった感じで、”翌日も練習に取り組める環境“を作りました。

 

たとえ、その”練習が1分“であっても

365日続けられたら、”365分も行う“ことになります。

 

しかも、”リフティングは一番結果を出しやすいトレーニング“です。

つまり、”やった分だけ結果が出やすい“です。

 

多くの親御さんは、過剰にお子さんに負荷をかける傾向があります。

「もっとやらなきゃダメ!」

「もっと練習しなければ上手くなんてなれないよ!」

こんな感情を持って、お子さんに接していることはありませんか?

 

実はこれ、”大きな間違い“ですよ(汗)

 

ある程度の年齢になれば、たくさん練習しなければならないことは理解できますが、まだ幼少期段階では、それを”身をもって体験していない状態“です。

 

だからこそ、“結果が出やすいリフティングがお勧め”なのです♪

 

結果が出れば、周りの子からも認められますし、指導者にも認められます。

 

こうなれば、

本人を肯定する環境(正のフィードバック)が頻繁に起こる

ことになります。

 

ようするに、これが練習を長く継続させる秘訣です(笑)

早速、今日または明日から試してみてください♪

 

3.技術を習得する

 

次に3つ目の要素として、”サッカーの技術を習得する“ことの大切さについてお伝えします。

 

実はこちらも、過去に書いた参考記事がありますので、是非こちらを参考にしていただけたらと思います。

 

 

上記の参考記事には、

どのくらいからスクールに通うべきなのか?

どのあたりから学習の結果が出始めるのか?

サッカーにはどのような技術や能力が必要なのか?

といったことが詳しく解説されいてます。

 

それから、たとえサッカーの知識がなくても、紹介している動画を見れば”サッカーのレジェンドたちの技術の凄さや高さ“も感じられると思います。

 

日本国内のサッカーの技術“と”世界トップレベルのサッカーの技術“に”少しでも違和感を感じている方“であれば、これらの記事がとても参考になるでしょうし、”当スクールのムービレッスンを利用する方に多い傾向“もあります。

 

サッカーのことを何も分からずに、ただお子さんの活動を見守るだけというのも何か寂しい感じがしますので、是非この機会に”世界トップレベルの技術とはどういうものなのか?“を少しでも感じ取っていただけたらと思います♪

 

なお、こうした世界トップレベルの技術を”分かりやすくムービレッスン形式“で、多くの”サッカーママさんに提供“しています。

 

 

これは、あくまでも私からの提案なので、様々な情報を集めた上で、”お子さんに一番マッチングする指導者と指導法を選択“してください♪

 

4.コーディネーション能力を習得する

 

次に4つ目の要素として、”サッカーのコーディネーション能力を習得する“についてお伝えします。

 

この能力は、”サッカーの技術とかなり深い関係“があります。

当然、それが学べる参考記事も既にご用意してあります♪

 

 

ちなみに、”ライフキネティックの視点から考えるコーディネーション能力“は、決して”身体の使い方だけではない“というのがあります。

 

コーディネーション能力とは?

目と手“のコーディネーション能力

目と足“のコーディネーション能力

脳と身体“のコーディネーション能力

 

私がここで説明するよりも、参考記事の中で紹介している”ライフキネティックの神様ホルスト・ルッツ氏の動画“を見るのが一番手っ取り早いです(笑)

 

 

また、日本国内でも様々なクラブやサッカースクールが導入するようになってきています。

 

 

「少しでも周囲に差をつけたい!」

「サッカーが上手な子との差を縮めたい!」

 

こうした強い想いがあるならば、ライフキネティックの理論を少しでも学んでおけば、後々何かの時に役立つはずです。

 

なお、ライフキネティック体験会は、日本支部が”どこかしらの主要都市で毎月開催“しています。

 

【ライフキネティック日本支部公式サイト】

https://lifekinetik.jp/events/categories/taikenkai

 

さて、このコーディネーション能力ですが、”サッカーの技術と密接に関係している“ということを、これから幾つかお伝えしていきます。

 

私が、育成年代のプレーを見ている中で、なかなかサッカーが上手くなっていかない理由として、この”コーディネーション能力の基本が習得できていない“というのがありました。

 

紹介した参考記事にもある”フェイント“を例にあげると

ボールと一緒に動く能力

といっても良いでしょう。

 

マラドーナ・クライフ・ペレといったレジェンドたちも、

ボールを受ける時の身体の向きや使い方

ボールをコントロールする時の身体の向きや使い方

こうした基本のコーディネーション能力を身につけています。

 

日本国内では、サッカーに必要なコーディネーション能力が、”そこまで広く浸透していないというのが現状“のようです。

 

多くは、”試合の勝ち負けにこだわり過ぎる“ことで、”サッカー選手として育てる為の指導をしていない“、こうしたことが大きな要因になっています。

 

当然、当スクールのムービレッスンでは、サッカーに必要な全てのコーディネーション能力を高める為のトレーニングも提供しています。

 

この能力が後々になって、”大きな差となってあらわれる“ということを理解することができれば、”絶対に習得すべき能力”だと判断できるはずです。

 

5.運動後の飲み物と食べ物

 

それでは最後となる5つ目の要素となりましたが、サッカー選手にとって、とっても、とっても重要な”運動後の飲み物と食べ物“についてお伝えしていきます。

 

皆さんは、普段からどのようなモノをお子さんに飲ませたり、食べさせたりしていますか?

 

結果から言ってしまうと、

試合や練習後の”甘い飲み物“や”菓子類“は絶対に禁止です。

 

知っていましたか?

 

何故、それらが禁止なのかというと

甘い飲み物と菓子類が良くない理由

試合練習等で消費したエネルギーを摂取することが必要!

その為に、適切な栄養素が必須!

大切な食事前に、それらを摂取すると十分な栄養が摂れなくなる...

疲労回復や怪我の予防にも繋がる!

身体の成長(骨や筋肉など)にも影響する!

 

上記のような理由から、”素早く胃に吸収されるドリンク等で栄養素が補えるモノを摂る“ように心がけてください。

 

糖質の多い炭酸飲料や菓子パン、

その他、ファーストフードやジャンクフードはもっての外です!

 

サッカー選手は”身体のコンディションがベストな状態“でないと、普段の能力をフルパワーで発揮することができません。

 

特に、怪我の多い選手というのは、食も細く、更に栄養が偏っている可能性が非常に高いです。

 

Jクラブの下部組織などでは、その辺がしっかり教育されており、”食育というものを親子向けに開催“しています。

 

試合でバテない身体作り

丈夫な身体作り

 

その為にも、普段から摂る食事には十分注意しましょう。

 

特に、”アミノ酸“と”良質なタンパク質

これらは”必須の栄養素“なので、”運動後に訪れるゴールデンタイム(約30分)に摂取する“ように心がけましょう。

 

ちなみに、私の息子が所属していたJクラブの下部組織では、”プロテインが入ったアミノバイタル“を練習後、コーチから選手たち全員に配っていました。

 

味の素さんが行ってくれた食育講義では、先ほどの”ゴールデンタイムに何を摂取するか?“で、スポーツ選手としての”コンディションが変化する“ということを親子ともに学びました。

 

私が開催するライフキネティック・サッカースクールでも、トレーニング終了後、子供たちが「頭を使いすぎてお腹がすく!」と言います。

 

実は、”頭(脳)を使うとエネルギーがたくさん消費“されます。

 

その為、親御さんに協力をしていただいて、スムーズに必須栄養素が補給できるものを各自で持参していただいてます。

 

では、最後に “飲食のまとめ” です。

良くない飲食と大切な飲食

練習・試合後は、消費したエネルギーを素早く摂取!

甘い炭酸飲料や菓子類・ジャンクフードはNG!

しっかりと栄養素を摂る為に、上記のような間食をしない!

アミノ酸と良質のタンパク質を摂取する!

運動後のゴールデンタイム(約30分)を意識する!

消化~エネルギーに変わる時間も考慮し、吸収しやすいものを選ぶ!

食事管理で、バテない身体作りと怪我の予防をする!!

まとめ

いかがだったでしょうか?

 

今回は、”少年サッカーを応援しているママ”さんの為に、”育成年代で大切な要素“について、ライフキネティック・トレーナーの視点から、これまでに書いた参考記事も踏まえてお伝えさせていただきました。

 

当然、この記事で書かれていることが全てではありません。

その中で、”特に重要な要素“を今回あえて書かせていただきました。

 

ライフキネティック・トレーナーの視点も含めた要素なので、たぶん他のサイト等では知ることができない内容も多かったと思います。

 

その為、読むのが疲れるとか、流し読みしたくなるとか、ある程度まで理解していれば良いか...となるものですが(汗)

 

そこに関しては、個人の努力次第ですから、今後お子さんにとって重要な知識であるかどうかをしっかりと考えて、ご自分で判断してみてください。

 

もし、「こんな悩みや疑問についても書いてほしい!」といった要望があれば、下記または、こちらの”質問や疑問ご利用に関するお問い合わせ“から気軽にご連絡ください♪

 

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