サッカーとゴールデンエイジとライフキネティックの関係性について。より効果的なトレーニング(練習)方法とは?

 

今回は、”サッカーとゴールデンエイジとライフキネティックの関係性“および”より効果的なトレーニング(練習)方法“についてお伝えさせていただきます。

 

まだまだ知名度が低い”ライフキネティックとサッカーの関係性“と、それから皆さんご存知の”ゴールデンエイジとの関係性“について、ライフキネティック・トレーナーの視点から色々と触れていこうと思います。

 

この記事を最後まで読んでいただければ、”サッカーの育成におけるゴールデンエイジ期“までに、”どのような活動や取り組みをすれば、より効果的なのかが分かってくる“はずです。

 

目次

①ライフキネティックとは?

大勢の観客がドイツの国旗を掲げている風景

私が、この”ライフキネティック“の存在を知ったのは、元ドイツ代表のクリンスマンが監督としてドイツ代表を率いて少しずつ結果を出してきた頃でした。

 

ですから、皆さんよりもかなり前からライフキネティックの存在を知っていました。

 

当時、クリンスマンはアメリカ代表の監督もされていたことがあり、当時は、”ライフキネティックはアメリカで考案された運動プログラムなのだと大きな勘違い“をしていました...

 

しかし、月日が経つにつれてインターネットやサッカー専門誌などでも”ライフキネティック“が徐々に紹介されるようになり、私も”この理論を学びたいな...“と考えていたところ、東京都内に”ライフキネティック日本支部が存在している“ことを知りました。

 

“これは何がなんでも受講しなければ!”

 

すぐさま

ライフキネティック日本支部の公式サイト(https://lifekinetik.jp/)”

から体験会に申し込むことにしました。

 

ちなみに、”サッカーの分野におけるライフキネティック“ですが、既に何度もサイトの中で紹介しているので皆さんもご存知だとは思いますが...

 

初めてサッカーにライフキネティックを取り入れたのは、

現在リバプールを指揮するクロップ監督

でした。

 

ここでようやく私は、

ライフキネティックはアメリカではなく、ドイツで誕生した

ということを知りました。

 

また、クロップ監督がサッカーの分野でライフキネティックの活動や取り組みをしたことで、”ドイツ国内でライフキネティックが高く評価“されるようになっていき、”当時のドイツ代表クリンスマン監督がトレーニングの中に取り入れたというのが実際の流れ“のようです。

 

ですから、これまで何度もお伝えしているように、ライフキネティック自体はサッカー専用のトレーニングということではなく、”ドイツ国内の様々な機関で検証され、立証データもある優れた運動プログラム“だということをまずは念頭においてください。

 

ドイツ国内では、”個人のスポーツ選手(オリンピック等)“から”サッカーのドイツ代表選手たちがライフキネティックに取り組む“ようになり、”現在では一般企業や国公立の学校“でも日々取り入れられるようになってきています。

 

このように、私たち日本人が見えていなかったドイツの取り組みですが、もしかすると”ライフキネティックが近年のドイツサッカーの発展を陰で支えてきた“のかもしれません。

 

では、次に”ゴールデンエイジとライフキネティックの関係性“について考えていきたいと思います。

 

②ゴールデンエイジとライフキネティック

脳の神経細胞(シナプス)のイラスト

多くのサッカー関係者が口にし、よく耳にする”ゴールデンエイジ理論“ですが...

簡単に説明すると

ある年齢になるまでに、必要な能力を兼ね備えることで、ゴールデンエイジ期に差し掛かった時に”即座の習得“という能力を発揮する

と言われています。

確かに理論上は、そのようなグラフやデータがあるのは分かります。

ですが、誰もがそのグラフやデータと全く同じように”ゴールデンエイジ期が訪れるわけではない“ようです。

これは、人それぞれ”学習の個人差が深く関係している“からです。

なお、”学習の個人差”について記事を書いていますので、是非こちらの記事にも目を通していただけたらと思います。

皆さんは、この”ゴールデンエイジ“をどのように考えていますか?

これだけ多くの子供たちがいるのに、その”グラフやデータ通りに成長している子がそこまで多くない“ような気がします...

これは私も理解するのにかなり苦労しました。

なぜなら、”ゴールデンエイジ期というものが存在している“にも関わらず、”その時期に急成長できない子の方が圧倒的に多い“のですから...

そこで私は、自身が精神科に勤めているという立場でもあったので、本気で”脳が発達していく仕組みについて学びたい!“と考えました。

ですから、”ゴールデンエイジとライフキネティックの関係性“は、その違いが分からない人たちにとって非常に厄介なものになります。

赤いクエッションマークを白い人形が輪になって取り囲んでいるイラスト

ではここで、

この”2つの理論の違いを簡単に説明“したいと思います。

まず、”ゴールデンエイジ理論“は

こんな感じの範囲内で運動能力や神経系が発達しますよ。

ですから幼い頃から運動能力や神経系を発達させておきましょう。

といった感じのニュアンスが強いです。

これに対し、”ライフキネティック“は

既に様々な機関で検証および立証されたデータがある。

常に新しい課題“を遂行していくことで、”単純な繰り返し作業“よりも効率的に(身体に指令を出す)脳をバージョンアップさせることができる。

このようになります。

皆さんどのように感じたでしょうか。

これは”全く違った意味合いを持つ理論“ですよね?

しかも、この2つの理論は”同じドイツの運動学者が行き着いた理論“でもあるのです。

つまり、”ゴールデンエイジ多くの育成年代の発達段階をデータ化した理論“であったのに対し、ライフキネティック既に様々な機関で科学的に検証されている理論“ということになります。

このことから、”ゴールデンエイジは、何となくハッキリとしない理論“であるのに対し、”ライフキネティックは、やれば必ず効果が得られる理論“と解釈できるのではないでしょうか。

ライフキネティックについてもっと知りたい方“は、下記の記事で更に詳しく解説していますので、是非ご覧になってみてください。

③ライフキネティック・トレーナーとは?

人間のイラストが入ったライフキネティックの公式ロゴ

このような経緯により、私は、個人でもライフキネティックのエクササイズを提供することができる”ライフキネティック・パーソナルトレーナー“になることを決意しました。

本気で子供たちの育成を考えていくのであれば、”確かにゴールデンエイジ理論も大切“ですが、現代の子供たちの置かれている状況を考えると”ライフキネティックの理論の方がもっと大切“だと思います。

子供(選手)たちの能力を、より効率的に高めるにはどうしたら良いのか?

これは長年サッカーの指導者をしてきた人なら、一度だけでなく何度も考え、そして”常に悩む部分“ではないかと思います。

でも今は昔と違って、

手を伸ばせばそれを掴み取ることができる時代

に突入しています。

我々のような昭和世代は、まさか将来スマートフォンやタブレットといった端末を指でタッチして操作するなど考えもしなかったはずです。

それが、”今は現実として存在“しています。

これは電化製品や電子機器だけの話ではありません。

しっかりと脳について調べている研究者たちは、我々が知らない間に”人間の脳の仕組みについて長年の歳月をかけて科学的に検証“しています。

カラフルな脳の画像

更に、”昔そのように思われていたが、実はそうではなかった“という話がこれまで私たちが生きてきた中で、何度あったでしょうか?

ここまで記事の内容を読まれて、まだゴールデンエイジ理論のみにこだわってしまうというのは、正直ライフキネティック・パーソナルトレーナーとして残念です。

既に、サッカー日本代表で活躍されていた”長谷部誠選手“や”長友佑都選手“も、”自身が運営しているサッカースクールでライフキネティックを取り入れている“ことが日本支部からも報告されています。

少しずつではありますが、

プロのJリーグでもライフキネティックを徐々に取り入れる

ようになってきました。

たぶん数年後には、サッカーだけでなく”日常生活の中でライフキネティックが当たり前になってくる時代が必ず来る“はずです。

そうなってから、ようやくライフキネティックを導入するのか、それとも今から取り組んで”周囲に差をつける“のか、それは”皆さん次第“だと思います。

既に、ライフキネティックの参考記事を読まれた方なら理解されていると思いますが...

脳を変化させる為には、”練習の時間と量“が大切だと言われており、それを実現する為には、”本人のやる気と行動“が深く関係しています。

是非、この機会に”ライフキネティックという運動プログラムの存在“を知っていただいて、お子さんや選手たちのトレーニングに取り入れてみてください。

なお、ドイツ本部より、ライフキネティックに関する規約として、新たな追加事項(下記の記事を参考)が加わることになりました。

ライフキネティックのルール!

ライフキネティックのエクササイズをインターネット上や動画(YouTube等)で提供してはならない

補足!

※インターネット上で、ライフキネティックと称したエクササイズの方法等が一部紹介されておりますが、これは”正規のライフキネティックではありません“のでご注意ください。

なお、自身のライフキネティック教室を紹介する動画を配信することは、日本支部からも許可が得られています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

 

今回は、”サッカーとゴールデンエイジとライフキネティックの関係性“および”より効果的なトレーニング(練習)方法“についてお伝えさせていただきました。

 

この記事を読んで、

何故ライフキネティックに専門のトレーナーが存在しているのか?

も徐々に分かってきたのではないでしょうか?

 

当スクールでは、

毎週火曜日16時“から

東京国立市内で”サッカースクール(ライフキネティック・コース)

を定期的に開催しています。

 

こちらの”体験参加も随時募集“しております!

 

サッカースクールについてのご質問や疑問等があれば、下記の”利用についてのお問い合わせ“より気軽にご連絡ください♪

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございました♪