ライフキネティックの効果とは?目的や知識について

 

今回は、「ライフキネティックとはどのようなものなのか?」を効果や目的および知識について様々な角度からお伝えしようと思います。

 

前回、地元でのライフキネティック活動の件が破談になったことをお伝えしましたが、ここのところ私のところにライフキネティック関連の仕事や問い合わせが多く舞い込むようになってきています。

 

ライフキネティックを今後どのように扱えば良いのか、そしてどのように自身の活動に取り入れれば良いのかをトレーナーの立場および視点から様々な情報をお伝えしていきます。

 

目次

①使い方によっては効果が薄くなる

両手で顔を覆っている子供とクエッションマーク

ライフキネティックを上手く取り扱えるのは、当然ながらライフキネティック専門のトレーナーだけです。

 

その為、我々はトレーナーになる講義をマスタートレーナーから受けて、晴れてドイツ本部からトレーナー資格取得証明書を発行してもらっています。

 

ですから、ライフキネティックという言葉だけが先行して、実際に活動している中身がライフキネティックのエクササイズになっていない可能性が十分ありえます。

 

 

ちなみに、ライフキネティック日本支部とのやり取りの中で伝えられているライフキネティックの定義とは、「その場にいる参加者とトレーナーが対面をして、その参加者の取り組む様子をトレーナーが随時見て判断し、ベストなタイミングで新しい課題を与えられること」となっています。

 

ですから、動画投稿サイトに上がっている一部のエクササイズを真似しても高い効果は期待できませんし、そのエクササイズがどのような目的で、どのような意味や意図があるのかをしっかりと理解した上でエクササイズを提供しなければ、ただ単に効果の薄いエクササイズになってしまいます。

 

また、ライフキネティックで使用している道具を一式揃えれば良いというわけでもなく、そのエクササイズを行った翌週になって、違う新しい課題を与えれば良いということでもありません。

 

つまり、トレーナーがその場にいて、エクササイズに取り組む人たちの様子を随時観察し、適度なタイミングで新しい課題を与えることがとても重要です。

 

 

ちなみに多くのサッカーの指導者たちは、新しい課題を与えることを違った意味合いで捉えていることが多いようです。

 

例えば、「見る」というエクササイズを行ったとして、その「見る」がどこを見るのか、そしてそれがサッカーの試合でどのように活かされるのかを理解していないと、適切なエクササイズにはなりませんし、「ベストなタイミングで新しい課題を与える」ということもできません。

 

従って、ライフキネティック専門のトレーナー不在の中で行うライフキネティックは、ごく一般に見られる単純な脳トレといったレベルのエクササイズになってしまう恐れがあります。

 

②ライフキネティックの目的について

たくさんのクエッションマークの中に赤いクエッションマーク

以前、ライフキネティックを導入するにあたって、このようなことを話された方がいらっしゃいます。

 

 

「このエクササイズをして何が楽しいの?」

 

 

特にライフキネティックを取り入れようとする企業に多いようです。

 

ライフキネティックは楽しいからやるのではなく、学習能力を効率的に向上させる為に、エクササイズを楽しみながら取り組み、そしてその他の様々な能力アップ効果も期待できるから取り入れるのであって、「利用する側の目的意識」がなければライフキネティックを提供する意味が無くなってしまいます。

 

当然、ライフキネティックを実際にやってみて「楽しい!」「面白い!」と思うことはとても重要です。これが無ければ、脳内のドーパミンが大量に分泌されませんし、新しい神経のネットワークも構築され難いです。

 

 

ダンスを習いたい!

サッカーを習いたい!

野球を習いたい!

水泳を習いたい!

 

 

このように、何かを楽しむとか習う為にライフキネティックを取り入れるわけではありません。これらの活動をしていく中で、更に目標意識を高くする為に、ライフキネティックを活用します。

 

 

つまり...

 

 

今よりも学習能力を向上させたい!

集中力を高めたい!

記憶力をアップさせたい!

運動能力をアップさせたい!

 

 

つまり、ある活動における個人の目標を達成する為に、「ライフキネティックという運動プログラムを用いると、とても効果的!」ということになります。

 

 

特に企業は、ライフキネティック運動プログラムを商品として見る傾向があります。その為、「このライフキネティックを導入することで、どれくらいの費用効果が得られるのか?」と考えてしまいます。

 

当然、皆さんの地域や周囲でライフキネティックを楽しむ為に取り入れている方は、ほとんどいないと思います。必ずと言ってよいほど、「何かの目的」があってライフキネティックを取り入れているはずです。

 

ですから、まずこの点に注意してライフキネティックを活動の中に取り入れてください。

 

③必要な専門知識について

黒い背景に紫色に透けた脳が描かれた画像

次に、「ライフキネティックに必要な専門知識」ですが...

 

当然ながら、ライフキネティックを提供する際に、高い効果が期待できる各種エクササイズを提供する側が、しっかりとライフキネティックの理論を把握していることが絶対条件です。

 

 

体験会に参加した方の多くは、

 

「これがライフキネティックなんだ...」

「これなら家でも簡単にできるな...」

「わざわざ時間をかけて来て、お金を払ってまで通う必要はないな...」

 

このように考えてしまいがちです。

 

 

でも、先ほどお伝えしたように、ライフキネティックはその場にいる参加者とトレーナーが対面をして、その参加者の取り組む様子をトレーナーが随時見て判断し、ベストなタイミングで新しい課題を与えられることができなければいけません。

 

 

何をどのようなタイミングで新しい課題として与えるのか?

そして、どのようなエクササイズがどの程度存在するのか?

今やっているエクササイズは、単純なルーチン化した作業になっていないか?

その活動は、どこの脳の部位または分野をエクササイズしているのか?

 

 

こうしたことが、トレーナーでない人には判断することができません。

 

 

我々は、マスタートレーナーの元で、ライフキネティックの理論を学んだ上で、実際に自分でオリジナルのエクササイズを作成します。そして、それをその場で実演して、マスタートレーナーの評価を得て、最終的にオッケーを頂いてトレーナーの資格を得ています。

 

 

つまり、これがライフキネティックの専門知識です。

 

 

この中には、1つのエクササイズに所要する時間であったり、全体に所要する時間であったり、途中で休憩を兼ねたエクササイズの必要性や導入であったり、参加者の疲労度やエクササイズの進行度等をその都度トレーナー自身が判断して適切に提供していかなければいけません。

 

こうした多くのことがライフキネティックの理論の中に詰まっており、これらをマスタートレーナーの元でしっかりと学ばなければ、効果的なライフキネティックを提供することは絶対できません。

 

ライフキネティック体験会や動画投稿サイトで紹介している各種ライフキネティックのエクササイズは、あるトレーナーが独自に編み出したオリジナルのエクササイズの一部です。

 

ですから、それをただ単に真似ているだけでは、効果の高いエクササイズは提供できませんし、そもそもその活動がライフキネティックに該当しなくなってしまいます。

 

 

このように、個人の目的意識と、その目的を達成させる為に必要とされる各種エクササイズが上手く噛み合わないと、正真正銘のライフキネティックにはなりません。

 

なので、ライフキネティックに使用する道具は、目的を達成する為に必要なエクササイズを提供できる道具であれば、どのようなモノを用いても構いません。

 

ただし、「この道具だけは絶対に必要」というライフキネティック専用の道具が実はあります。それを知りたい方は、ライフキネティックのトレーナーが提供するライフキネティック教室に通うことを強くお勧めします。

 

 

以上、ライフキネティックの取り扱いについてお伝えさせていただきました。まだまだ疑問に感じる部分や質問してみたいことが皆さんの中にたくさんあると思います。

 

この機会ですから皆さんの中にある疑問や質問をそのままにせず、「こんな質問がしたい」「こんなことが知りたい」と思った方は、下記のお問い合わせより気軽にご連絡ください。

 

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