アントラーズつくばセレクションに合格する為には?ライフキネティック・トレーナーが伝える3つの秘訣!

 

今回は、地元茨城県内にある”アントラーズつくばセレクションに合格“する為に必要な要素(秘訣)を”ライフキネティック・トレーナーの視点“からお伝えさせていただきます。

 

前回、ライフキネティック・トレーナーになって2年が経過し、更新する為の講習会に参加したことをお伝えさせていただきました。

 

その中で、”サッカー(スポーツ)選手に必要な視機能でもあるビジョントレーニング“について触れました。

 

まだ、ご覧になっていない方は、ライフキネティックの記事も含めて是非ご覧になってみてください。

 

 

現在、主に東京国立市でサッカースクール(ライフキネティック・コース)を毎週定期開催していますが、”そろそろ茨城県内でもライフキネティックを普及“させていこうと考えています。

 

その為、今回はあえて”アントラーズつくばセレクションに合格を目指している方“を対象に、必要な要素(合格する為の秘訣)をお伝えしようと思います。

 

目次

①セレクションに合格する為の準備

大人と子供の男性4人と女性1人が床に転がるビーンバッグ等を避けながら歩いているエクササイズ風景

茨城県内にあるアントラーズのジュニアユースには、【鹿島・ノルテ・つくば】の3クラブが存在しています。

 

私の住んでいる地域は、”つくば市に近い“ので、今回お伝えしていく”セレクション合格を目指すのはアントラーズつくば“です。

 

過去に、セレクション合格に必要な要素について記事を書いておりますので、是非こちらの記事にも目を通しておいてください。

 

 

まず、つくば市の方で強豪クラブのセレクションを狙うとすれば、【アントラーズつくば・柏レイソル】あたりになってくるはずです。

 

しかし、セレクションに合格できる人数には限りがありますから、誰もがセレクションに合格できるというわけではありません。

 

当然、セレクションに合格する選手よりも、セレクションに落ちる選手の方が多くなります。

 

ですので、これから”それらクラブのセレクションに合格できる能力を身につける為の必要な要素(秘訣)“を順次お伝えしていきます。

 

セレクションを受ける前に準備すべき内容は、先ほどの記事を読んでいただければある程度の内容が把握できるはずなので、ここでは”サッカー(スポーツ)選手の視機能“について触れていきたいと思います。

 

それでは本題に入りますが、皆さんは”技術と筋力どちらの能力に限界がある?“と思いますか。

 

そして、それらの能力を伸ばす為に、何が必要なのかご存知でしょうか?

 

まずは筋力ですが、こちらは当然ながら筋力トレーニングを欠かさずしなければならず、”身体の奥にある小さな筋肉“まで目を向けなければいけません。

 

では次に技術ですが、こちらは範囲がかなり広くなります。

 

サッカーの技術
  1. ボールのタッチコントール
  2. 身体のコーディネーション能力
  3. 瞬時の判断力
  4. 周囲を見て感じ取る能力

 

このように、サッカーの技術というのは、目から入る情報が正確でなければ実現できない能力が非常に多いです。

 

ボールのタッチコントールであれば、ボールのコントロールする位置を見極める視機能が必要ですし、身体のコーディネーション能力であれば、その状況を把握して適切な身体の動きをしなければいけません。

 

これら全ての能力を指示しているのは、”身体(筋肉)ではなく、脳(ブレイン)がメイン“になっていることに皆さんは気づいたでしょうか?

 

これら全ての機能は、主に脳が司っており、何をするにも”脳の記憶力や判断が必要“になっています。

 

つまり何が言いたいのかというと、それらの機能に必ず関わっている脳を今よりもバージョンアップさせていかないと、”今よりも優れた能力を発揮することができない“ということです。

 

では、こうした機能を

いつから養っていって、準備をしていけば良い?

のでしょうか。

 

ライフキネティック・トレーナーの視点からお伝えすると、”できることなら4歳以上から行うべき“です。

 

子供の脳は、我々のような成人とは違って”柔軟性“があります。

 

したがって、セレクションを受ける数カ月前から行うよりも、”幼少期から時間をかけて、じっくりと脳を成長させていった方が高い効果が望める“と言われています。

 

とある幼稚園では、誰もが”絶対音感“を持ち、誰もが”逆立ちで歩く“といった教育をしている施設もあります。

 

ようするに、その時期にそれらの機能を養うか養わないかで、将来的に大きな差が出てきてしまうということです。

 

だからといって、その幼稚園に通う全ての子が、将来的に何かで活躍するということではありません。

 

あくまでも”活躍できる可能性を高めることができる“ということです。

 

最近、”私が参考にしたビジョントレーニング“を特定の親子に試していただきましたが、父親が13個までしか見つけられなかったのに対し、そのお子さんは父親の約3倍もの数を探し出すことができたそうです。

 

当然、そのお子さんは私が開催しているサッカースクール(ライフキネティック・コース)に毎週定期的に参加されています。

 

そして、当スクールのトレーニングメソッド(ムービレッスン)を早い時期から取り入れて、約1年後に都内の某クラブのジュニアセレクションにも合格しています。

 

このように、しっかりと幼少期から時間をかけて準備さえすれば、”サッカーに必要な技術に直結する機能や能力を向上させることができる“ことを実際にこの親子は証明してくださいました。

 

ですので、是非この機会に”ライフキネティックを週1回のトレーニングとして導入“してみてはいかがでしょうか?

 

②サッカーに必要な機能や能力を知る

Kife Kinetikの公式ロゴ

冒頭でもお伝えしたとおり、先日ライフキネティックの更新講習会を受けてきたところ、”サッカー選手に必要な機能や能力を改めて知る“ことができました。

 

その中で、最も重要視すべき点を幾つかメモをしてきましたので、今回それらを特別にご紹介させていただきます。

 

まず、ジュニア年代でも”アジリティを重視したトレーニング“を取り入れている方もいらっしゃると思いますが、このアジリティとは一体どのようなものなのでしょうか?

 

たぶん、それなりに調べた方なら

【機敏さ、素早さ、敏しょう性】

という言葉が真っ先に頭に浮かぶはずです。

 

しかし、ライフキネティックにおいては、そのような”単純な方向転換ではない“という見方をしています。

 

アジリティとは?

アジリティは、刺激に反応する中で行われる”速度変換を伴った素早い全身運動“である

  1. 加速の速さ
  2. スピードの速さ
  3. 減速(止まる動作)
  4. 方向転換(フットワーク)
  5. 相手に反応する能力
  6. 身体のコントロール

 

多くの方は、アジリティを1と2の項目でしか捉えていないようです。

 

しかし実際には、方向転換する為の減速(止まる運動)や、その際のフットワーク、反応する能力、身体のコントロールが必要です。

 

ですので、ただ闇雲にラダーなどをやったところで、相手に反応して身体を動かせなければ意味がありませんし、”それを指示するのも全ては脳“ということです。

 

では、こうした機能や能力を向上させる為に”やらなければならないトレーニングがどれくらいあるのか?“を次のコーナーでお伝えします。

 

③アジリティを高めるトレーニング

白と赤のデザインをしたサッカーのユニフォームを着た少年がミニハードルをジャンプしている風景

それでは、先ほどお伝えした”アジリティを高めるトレーニング“を簡単に紹介したいと思います。

 

アジリティを高めるトレーニング
  1. ボディーコントロール
    ・動きの変化
    ・動きの複合化
    ・動きの円滑化
    ・追加トレーニング(3種)
  2. 視覚トレーニング
    ・目の追跡運動
    ・視野の強化
    ・焦点(ピント)を合わせる
    ・追加トレーニング(2種)
  3. 基本トレーニング(3種)

 

こちらは、あくまでも”お伝えできる範囲内で表記“させていただきました。

 

これらの項目は、インターネット上で全て解決または理解できるものではありませんので、もっと興味がある方はライフキネティック日本支部および専門トレーナーが開催する体験会または教室まで是非とも足を運んでください。

 

こうした機能が平均よりも上にいかないと、”実質的にアジリティを高める(高めた)ことにはならない“と、ライフキネティックでは位置付けられています。

 

たぶん、多くの指導者の認識として一番多いのは、

【1.加速の速さ 2.スピードの速さ 4.方向転換】

までだと思います。

 

そして、これらの単純なトレーニング(筋力トレーニングも含む)を年間通して行ったとしても、”それら数値の伸び率が年々小さくなる“のは、サッカーを知らない方でも十分理解できるはずです。

 

毎年のように(1年間)同じトレーニングを行って大会に望む...

果たして結果はどうなるでしょうか?

 

ではここで、”ドルトムントの育成年代が取り入れているトレーニング機器“をご紹介させていただきます。

(約1分35秒の動画です)

 

ドルトムントの育成年代で、こうした視機能を同時に鍛えるトレーニングが”必須項目“となっているのを私も知りませんでしたし、たぶん皆さんもご存知なかったはずです。

 

次に、”22年にわたってアーセナルを指揮してきたアーセン・ベンゲル“が、スポーツにおけるイノベーションを議論するカンファレンス【スポーツイノベーションサミット】の中で、“選手のスキャニング行動“について下記のように発言しています。

 

以下、ベンゲルの発言した内容です。

かなり重要な発言をしているので、しっかりと理解することをお勧めします。

 

私が注目しているのは、選手がボールを受ける前の10秒間。

情報を得る頻度、得た情報のクオリティ(ポジションにも左右される)。

興味深いことに、優れた選手やとても優れた選手は、”ボールを受ける前の10秒間で6〜8回スキャニングを行っている“。

平凡な選手は、”ボールを受ける前の10秒間で3、4回しかスキャニングを行ってい“。

そこには大きな改善の余地があることが判明している。

フットボールにおける問題点は、”最初に実行、次に決断、最後に認知という順序でプレー方法を学ぶ“こと。

あらゆるタイプの指導者から指導を受け、世界中からやって来た選手たちと仕事をしてきたが、メンバーが11人とも異なる国籍で構成されたこともあった。

私たちが指導者が抱えている課題は、”一度ある思考回路が選手の脳に焼き付いてしまうと、トップレベルの選手と話していても、脳に焼き付いた思考回路を変えるのは極めて難しい“。

 

このベンゲルが発言した認知の研究(スキャニングを視覚探索行動)したのは、ノルウェースポーツ科学大学で教授をしているゲイル・ヨルデです。

 

詳しいことは、下記のサイトで詳しく語られていますので、興味がある方はそちらをご覧ください。

【footballista(フットボリスタ)】
(https://www.footballista.jp/column/62704)

 

こうした発言から分かったことは、

  1. 【優秀な選手は、ボールを受ける10秒前のスキャニングが一般よりも多い】
  2. 【実行→決断→認知という順序でプレー方法を学ぶこと】
  3. 【一度脳に焼き付いた思考回路を変えるのは極めて難しい】

 

こうしたことを踏まえた上で、日本サッカーの育成をもう一度振り返ってみてください。

 

 選手たちは、自分で考えてプレーを選択または判断していますか?

常に指導者側が、選手たちのプレーを選択または判断していませんか?

 

一度焼き付いた思考回路変えるのは非常に難しい“ということをもう一度思い返してみてください。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

 

今回は、”アントラーズつくばセレクションに合格“する為に必要な要素(秘訣)を”ライフキネティック・トレーナーの視点“からお伝えさせていただきました。

 

少しずつ、書いている記事の内容が難しくなっていることに、自分自身でも最近感じるようになってきています。

 

いきなり、今回の記事を読んでも理解が難しいと思いますので、過去の記事にも目を通しながら、今回書いた記事の内容を理解していただけたらと思います。

 

 

これだけ”海外サッカーが認知の分野に進んでいる“というのに、日本国内でサッカーに携わっている方が、その分野に目を向けようとしていません。

 

皆さんは、筋力などを鍛えて反応スピードを誤魔化すタイプですか?

それとも、脳の機能を全体的に向上させて様々なスピードアップを目指すタイプですか?

 

ライフキネティックに関するご質問および導入のお問い合わせは、下記のメールフォームより受付けております。

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございました♪