今回は、”ビジョントレーニングとは?“についてと、”効果および教材やブロックストリングス“について、ライフキネティック・トレーナー独自の視点からお伝えさせていただきます。
つい最近、ワードプレスの一部ファイルが壊れてしまった為、ようやくサイトの復旧作業が完了しました。
ファイルが壊れた直後は、こちらの記事画面が真っ白になってしまい、これまで地道に積み上げてきた苦労は一体何だったのかと冷や汗ものでした(汗)
これといって知識も無いのに、所々いじるものではありませんね(笑)
ようやく一段落することができましたので、これからまた定期的に記事の更新をしていきたいと思います。
そんな中で私は、”今年でライフキネティックのトレーナー資格を取得して2年経過した“こともあり、先月9月30日に東京都内で資格更新の講習会を受けてきました。
その中で、やはりライフキネティック運動プログラムには、”他には無い差別化できるビジョントレーニングがある“と改めて感じましたので、今回はその辺についてお伝えしていきます。
当然、ライフキネティック以外にも”ビジョントレーニングという名のついたトレーニングやメソッドはある“と思いますが、”どれだけライフキネティックが他よりも優れているのか?“を今回の記事でお伝えしていければと考えています。
なお、まだ”ライフキネティックについてご存知の無い方“は、下記の記事をご参考にしていただければと思います。
目次
①ビジョントレーニングとは?
それでは、まず先に
“ビジョントレーニングとはどのようなものか?“をお伝えします。
- 眼球運動
- 焦点を合わせる
- 左右の目を使う(左右差を無くす)
- 立体視
- 奥行き等の認識
簡単にざっとあげると、上記のような内容となります。
更に詳しい説明が知りたい方は、下記の記事に目を通していただけると更に理解が進むと思います。
上記の記事で説明しているように、ライフキネティックでは、”目の認識力の向上“を目的として、【1.目の追跡運動 2.視野の強化 3.焦点を合わせる】といったトレーニングを行います。
そして、様々あるビジョントレーニングの中でも、このライフキネティックは、”かなり多くの視覚機能や視覚能力を向上させることができる“と言われています。
ちなみに、下記のような機器を導入して、それをビジョントレーニングと称している企業やスポーツ施設もあるようですが...
(約50秒の動画です)
皆さんは、上記のようなトレーニング機器(スープリュームビジョン)で、どのような視覚機能を向上させることができると思いますか?
まず、ライフキネティック・トレーナー独自の視点でお伝えさせていただきますが、例えば、スポーツにおける各種競技において、”様々な場所がランダムに点灯する競技“が果たしてどのくらい存在するでしょうか。
まずサッカーはどうでしょうか、次に野球はどうでしょうか、更にバスケットボール、バレーボール、テニス...
様々あるスポーツ競技の中で、相手チームや味方チーム等が、瞬時に場所を変えて”光を発する“という行為やプレーがほとんど無いことに気づくと思います。
ちなみに、こうした機器を使ったビジョントレーニングを某サッカー情報番組でも紹介されていたようですが...
この機器を使ったビジョントレーニングは、”科学的根拠があまり無い“にも関わらず、”高い効果が期待できる!“という感じで大々的に取り上げられていました。
当然、1台数十万円もするような高価な機器ということもあるので、全く効果が無いとも言い切れませんが...
そこで今回は、ライフキネティック・トレーナーである私自身が”お勧めするビジョントレーニング(動画や道具)“を見つけましたので、次のコーナーから順次ご紹介させていただこうと思います♪
②効果が期待できるトレーニング
では、先ほどもお伝えしたように、”効果が期待できるトレーニング(プログラム)“をご紹介したいと思います。
動画をご紹介をする前に、今回お伝えする動画で全ての視覚機能が向上できるということではありませんので、その点については予めご了承ください。
それでは皆さん、下記でご紹介している動画を用いて、目の能力をテストしてみてください。
(約2分程の動画です)
皆さん上記の動画を試してみて、どのような結果だったでしょうか?
私はライフキネティック・トレーナーでありながらも、このトレーニングが非常に苦手で、一般の人よりも低い結果が出てしまいます(泣)
しかし、視野を広く保ちながらサッカーを(プレー)するという点では、一般の人たちよりも高い能力を発揮できているので、たぶんこうしたトレーニングにおいては”眼球運動“に課題があるようです。
なお、これと似たようなものを個人的にパソコンで作成し、自分の子供たちにも試してみましたが、やはり一般よりも劣る結果となってしまいました(汗)
この結果から、現代人はスマートホンやタブレットなどで、”上下に対する眼球運動には慣れているものの、左右への眼球運動が劣っている“ということが分かってきました。
これは、ライフキネティックの更新で参加した講習会でもマスタートレーナーから話を伺っていたので、まさにその通りだなと改めて感じさせられました。
今も私は、ワードプレスの文章を自分のノートパソコンで打ち込んでいるわけですが、画面が上下スクロールしかしないこともあり、”左右に眼球を動かすということが日常生活の中で少なくなってきている“ように思います。
それが原因でもあるのか、日常業務の中で、納品された商品を品出しする際に、陳列された棚の中から同じ商品を探し出すのがとても困難な時があります。
先ほどの動画で行った数字を順に探していく作業と同じで、”この中に本当に目当ての商品(数字)があるのか?“と疑問を感じながら血眼になって探している自分がいます(笑)
ちなみに、今回のライフキネティック更新では、”サッカー日本代表の試合等で、予備審判に入るような方“とも一緒に講習会を受けることができました。
更に、上記のような眼球をしっかりと動かせているかテストをした際、やはり私よりも”何倍も速く全ての数字を見つけることができていた“ので、国際的なサッカーの審判ともなると、”視覚機能や視覚能力も世界トップレベル“なのだなと感心しました。
別に、先ほど紹介した高価な機器を導入せずとも、ビジョントレーニングというものは工夫次第で、誰もが自宅で行えるものです。
ただし、どのトレーニングが効果が高く、どのトレーニングが効果が低いのかを知っていないと、それらを取り入れる際に導入すべきかどうか迷ってしまうと思います。
例えば、YouTubeでビジョントレーニングと検索すると、様々なトレーニングが出てくると思いますが、ほとんどのトレーニングは単純なものばかりで、1日数分という内容のものが多いです。
当然、それらのトレーニング(内容)でも、大きく視覚機能や視覚能力が変化するわけですから、しっかりとライフキネティックのビジョントレーニングを導入すれば、それ以上の能力アップに期待できるはずです。
私自身もライフキネティック・トレーナーを取得する際、トレーニング導入の前後に”視野の広さを計測“したことがあります。
その”計測結果“や”見る能力“を下記の記事でご紹介していますので、内容が知りたい方は、是非参考までにご覧になってみてください。
私自身、短期間の中で驚く結果を体感しました!
その他、”効果のある視覚機能および視覚能力を向上させるトレーニング(プログラム)“としては、”ブロックストリング“というものがあります。
では、次のコーナーで解説していきます。
③ブロックストリングとは?
それでは、
“ブロックストリングがどのようなものか?“をお伝えします。
道具さえ揃えれば、自作で簡単に作れるものですが、Amazonでも安く購入できるようなので、今回そちらをご紹介します。
こちらの”両眼視トレーニングセット“の中に、赤・黄・緑の色がついた玉が3つ糸で連なっている道具があると思います。
これが、先ほどご紹介した”ブロックストリング“です。
この道具で期待できる効果は
- 焦点(ピント)を合わせる
- 立体視
に効果があるとされています。
では、”このブロックストリングをどのように使えば良いのか?“をイラストを用いて説明していきます。
図1
図1のように、ブロックストリングを真上から見た場合、”手前(赤)・中央(黄)・奥(緑)“のように3つの位置を決めることができます。
そして、この3つの位置を【手前→中央→奥→中央→手前】という感じで、順番に両目を使ってピントを合わせていきます。
そして、この作業をしていく中で、”両目がしっかりと使えているかを確認する方法“があります。
図2
この図2のように、右目で赤色の玉を見て、左目でも赤色の玉を見ているので、”赤い玉からVの字になる“ようにして2つの糸(玉)が見えます。
それぞれ右目と左目は独立して機能するので、当然、この図のように”赤い玉から同じ糸と玉の色が見えるはず“です。
では次に、黄色の玉を見るとどうなるでしょうか?
図3
この場合は、図3のように右目と左目で黄色の玉を見ているので、”黄色の玉の位置で線がクロスしているように見えるはず“です。
しかし実際には、赤色の玉も緑色の玉も両目中央の延長線上に位置しており、このことからも”右目と左目が独立機能していることが分かる“と思います。
では、次に緑色の玉に焦点(ピント)を合わせるとどうなるでしょうか?
賢い方ならば、既にある程度の予測ができますよね♪
図4
たぶん皆さんも予測できたと思いますが、この図4のように”緑色の玉の位置に向かって2つの糸(玉)が向かって交わるような逆Vの字に見えるはず“です。
もし、図2~4で紹介したイメージのように見えなかった場合は、どちらかの目が上手く使えていない、または機能していない可能性があります。
ちなみに、とあるサッカー情報番組で、”元日本代表でセンターバックをしていた方“も、これと同じ器具を用いて行ったところ、”左目だけが勝手に目の中央の位置へと戻ってしまう現象“が起こっていました。
この元日本代表の方が、緑の玉(遠くの玉)に焦点(ピント)を合わせた際、本人の口からも”図4のようなイメージには見えていなかった“と言っています。
このような感じで、様々な角度から眼球の動きや機能および能力、更に視野の使い方などをテストしてみないと、”どこに本人の強みや弱み(課題)があるのかがしっかり把握できない“とされています。
ここで紹介したブロックストリングは、”ライフキネティックでは基本のトレーニング“ですし、動画投稿サイトや他サイト等でもたくさん紹介されているので”何ら珍しいトレーニングではない“です。
更に、こうした世間一般で紹介されているビジョントレーニングの多くは、”ほとんどがライフキネティックの基本トレーニングに入っているものばかり“です。
特に、私のようなライフキネティック・トレーナーの目線から見ると、”それしかやっていないのに、それが本格的なビジョントレーニング?本当にそれだけのトレーニングで大丈夫?“というイメージがあります。
私自身、精神科病院で認知機能を回復させる為のリハビリテーションに長く携わっていたので、”目の注意力に関しては他の方よりも多少の知識がある“と思います。
これは東京都国立市近隣の方だけに限らず、あなたの周囲で、”本を読むのが遅い“とか、”読解力が低い“といったことでお悩みがあるようでしたら、是非この機会にライフキネティックを導入してみてはいかがでしょうか?
その他にも、”ライフキネティックに関する記事“が幾つかありますので、是非こちらの記事にも目を通していただけたらと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、”ビジョントレーニングとは?“についてと、”効果および教材やブロックストリングス“について、ライフキネティック・トレーナー独自の視点からお伝えさせていただきました。
特に、今回お伝えしたようなビジョントレーニングに関しては、”まだまだ日本は世界と比べて遅れている“と思います。
これはライフキネティックの更新講習会でも聞いた話ですが、”アメリカでは1984年にスポーツ選手に必要な視機能“として、”様々な項目が定義されている“そうです。
現在は2019年ですから、約35年以上も前に、アメリカではスポーツ選手の視機能に関する研究が進められていたことになります。
また、目の機能や能力に問題があると、転倒するリスクが高くなるという研究データも出ており、”介護等において身体機能の中に視機能も加える必要性があると再認識する“ことができました。
更に欧米では、眼鏡店で検眼をする専門職である”オプトメトリスト(検眼士)の制度も確立“しており、こうした検眼士(国家資格)のアドバイスを元に、ライフキネティックのビジョントレーニングも幾つか取り入れられているそうです。
今後は、サッカーだけに限らず、様々な分野で活躍していきたいと考えておりますので、もしライフキネティックに興味がある方やご相談がある方は、下記のお問い合わせより気軽にご連絡ください。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました♪