やったつもりのトレーニングではサッカーの技能は身につかない。1万時間の法則とは


芝のコートで頭に手を当てて仰向けに倒れる男子サッカー選手

今回は、多くの皆さんが陥りそうな「やったつもりのサッカーのトレーニング」についてお伝えしていきます。

 

以前、ブログの中で「1万時間の法則」について少し触れたと思いますが、今回もそうしたことを含め、「サッカーのトレーニングの質」についてライフキネティックの観点からお話をさせていただきます。

 

我々は昔から、何かを習得する為には「何千回、何万回も繰り返すことが必要だ」と教わってきました。

 

しかし、現代の科学では決してそうではないことが徐々に明らかになってきています。

 

また、サッカーのトレーニングに多くありがちな「思い込み」や「勘違い」についても言及していきます。

 

「やったつもり」になってしまう要因

黒い背景でガッツポーズをするサッカーのユニフォームを着た男性

先ほどお伝えした1万回の法則ですが...

 

当然、全くトレーニングをやらないよりはマシです。

 

しかし、現在の科学では「単純な作業を何度も繰り返す」だけでは、ある一定のレベルに達してしまうと「学習の頭打ち」が起きてしまい、その学習の伸びシロが低下すると言われています。

 

これは何でもそうなのですが、何かを始めた当初は学んだことが素早く吸収されて上達するのですが...

 

ある日を境に学習の向上が次第に低下していきます。

 

そして多くの人は、この上記のような時期に「挫折」をします。

 

つまり、最初は学んだことがすぐに吸収できて楽しかった活動が、次第に学習の向上がみられ無くなっていって、その活動自体が無意味に感じられるようになるからなのだと思います。

 

私もこれと似たような経験が山ほどあります。

 

水泳、公文、英語の勉強、英会話、絵を描く、囲碁を学ぶ、フリースタイルフットボールの技を極める...

 

幼い頃からこれまで、様々なことにチャレンジしてきました。

 

ですが、今も続いているのは「サッカー」だけ...

 

そしてそのサッカーの技能に関する部分で、30歳の頃に起きた「あること」をキッカケに「世界トップレベルの選手に共通する技能」を求めるようになりました。

 

それからは毎晩のように暇さえあれば、世界トップレベルの選手たちの動画を見ています。

 

何故か不思議と、これだけはヤメることがありませんでした。

 

元々サッカーが好きでプレーしていたこともあったのでしょうが、こうしたことを「知れば知るほど奥が深いな」と感じるようになり、次第に私が知り得た情報を必要としている子供たちに「この情報」を伝えることに喜びを感じるようになっていきました。

 

当然、こうした活動の中には低迷した時期もありました。

 

「どうしたらもっと上手く伝えられるのか?」

「どうしたらもっと効率的に技能を習得できるようになるのか?」

 

こればかりを考えていたところに、サッカードイツ代表の近年の大躍進によってライフキネティックの存在を知ることとなり、今後の自分の活動に絶対必要だと考え、約2年ほど前にドイツ本部のライフキネティック・パーソナルトレーナーを取得しました。

 

ですから、ライフキネティックとの出会いは偶然というよりは必然だったのかもしれません。

 

このように、「ある活動を長く続けていく」と、その活動の中でいつか「心を惹かれるもの」に出会うことができます。

 

それが私はサッカーであり、ライフキネティックだったのだと思います。

 

この活動の中で私が一番注意または意識したのは、「短期間だけの活動にしないこと」でした。

 

その一番良い例がLSDですね。

 

これはほとんどの方がやっていませんし、やったつもりでいます。

 

そして、この「やったつもり」が今回のテーマです。

 

 

それにしても人は何故「やったつも」になってしまうのでしょうか?

 

これは私にも経験があるので分かります。

 

その場では「自分は分かった」、「出来るようになった」という錯覚によって、「ついつい満足してしまう」ことが 大きな要因の1つ だと思います。

 

そして、その中で一番おかしてはいけないミスがあります。

 

それが...

 

「メンタル」や「自己啓発」です。

 

「メンタル」や「自己啓発」の何が良くないのか?

黒い背景で、暗い表情をした男性が両手でサッカーボールを持つ画像

まず最初にお伝えしておきたいことは、「メンタルを強化する活動」や「自己啓発」が悪いということではありません。

 

ここで私が言いたいのは、メンタルの強化も自己啓発も正しく理解して取り入れること。

 

では、その活動をする上で「注意しなければならい点」が幾つかあるので、それをご紹介します。

 

 

私も若い頃から自己啓発に関する本やセミナーには興味があり、何冊か書籍も持っていますし、実際に数万円かけて自己啓発セミナーにも参加したことがあります。

 

しかし、この類のものは「本を読むことで満足」したり、「セミナーに参加することで満足」したりしてしまいます。

 

つまり、最も肝心な「目標(夢)までのプロセスを明確にイメージすることができず、そのプロセスに移行することなく終わってしまう」ということが多々あります。

 

よくサッカーでも、本田選手などが「目標をもつことが大切だ!」なんてことが、テレビの放送や雑誌などで良く取りあげられていますが...

 

実は「ただ目標(夢)を持つだけではダメ」なんです。

 

その目標や夢に対して、どのようなプロセス(過程)が必要なのかを考えて、それを実際に紙に書き出し、明確にイメージできるようにしなければいけません。

 

更に、その紙に書きだしたプロセスを「実行に移す」ことをしなければ絶対に意味がありません。

 

ですから、私がしたことは「まず仕事から帰ったら...サッカーの試合が終わって帰宅したら...必ずLSDをやる!」

 

上記のように、自分の目標(夢)に対して書き出した明確なプロセスを実行することで、世界トップレベルの選手たちに少しずつ近づけると考えました。

 

皆さんの中にも、サッカーの専門誌を読んで満足して終わり...サッカーのDVDを見て満足して終わり...サッカーの動画配信を見て満足して終わり...という方が結構いるのではないでしょうか。

 

しっかりと自分の目標や夢に繋がるプロセスを紙に書き出して、それらを明確なイメージにしつつ、それを実行に移すことができているでしょうか?

 

もし少しでも「違っている」と感じたら、もう一度、自分のこれまでの活動を見直してみてください。

 

「やったつもり」にならない為にはどうすれば良い?

夕暮れの逆光の中でガッツポーズをして立つ少年

サッカーのトレーニングにおいて大切なのは、それを「長く続けていくこと」です。

 

もし目標や夢に対するプロセスを紙に書き出し、そのプロセスを実行していく中で、3日程度でヤメてしまっているのなら、たぶんその活動方法は「あなた」に合っていません。

 

これも多くの方がおかしてしまう過ちなのですが...

 

続かない原因は、一度にトレーニングをやり過ぎるからです。最初は全ての活動が楽しくて新しいものに感じることもあり、それなりに続きそうな気がします。

 

しかし、同じ活動を3日も続けていると、その活動に飽きてしまいます。

 

大抵のお子さんがそうです。

親子で目標を決めて始めたはずなのに...

 

3日後には、友達と遊びに行ってしまうかゲームで遊んでいます。

 

そこで「あなた」は、その不甲斐ない子供の姿を見て、自分の中に溢れ出た怒りにまかせて子供を強く叱りつけます...

 

そもそも、あなたたち親子の「その活動方法」は正しかったのでしょうか?

 

私が子供たちや親御さんに、「リフティングを身につける為のコツ」を伝える際に必ず言っていることがあります。

 

それが...

 

「リフティングは1日5分以下で構いません」

「決めた時間以上は、やらないようにしてください」

「どうしても子供が続けたいようでしたら、時間を決めてやらせてあげてください」

 

皆さんは、この私の言葉の裏側にある意味がお分かりになるでしょうか?

 

ここで私が言いたいのは、最初から15分も30分もやってしまうと次回に続かないトレーニングになってしまうからです。

 

もし毎日が嫌ならば、ライフキネティックの特性(ライフキネティックには正しいやり方がありますを活かして、1週間に1回だって構いません。

 

とにかく活動を「継続」していくことです。

 

私が国立市で開催しているライフキネティック・サッカースクールに参加している小学生の中に、「ほとんど家でリフティングをやっていないのに、なんか最近できるようになってきた」と言ってきた子がいます。

 

何故このようなことが起きたのでしょうか?

 

1万回の法則を信じている方であれば、これは信じられない出来事ですよね。でも現実として、こうしたことが私のスクールでは起きています。

 

こうなる為のポイントは...

 

・その活動自体を楽しい活動にすること。

・例え週1回でも長く継続していくこと。

・その活動に変化(新しい課題)を与えること。

・その技能を習得するにあたって、正しい知識を得ること。

 

この4点さえしっかりとおさえれば、「自分が目標としている技能」を効率的に向上させることができます。

 

ただし、上記のどれか1つでも欠けてしまうと、効率的な活動にはなりませんのでご注意ください。

 

こうした正の連鎖を継続していくことで、サッカーのトレーニングで「やったつもり」にならない為のトレーニングができるようになります。

 

あとついでに...

 

これは決してサッカーだけの話ではありません。

 

私自身も、国立市に「ライフキネティックが随時提供できる活動拠点を作る」為に、そのプロセスを紙に書き出しています。

 

そして、そのプロセスを明確にイメージして、実際に実行に移しています。

 

こうした活動があるからこそ、我々の活動が多くの方の耳に入るようになって、クチコミやインターネット等でライフキネティック・サッカースクールの存在を知り、それによって「体験会に参加してもらう一連の流れ」を作ることができています♪

 

さて、今回の「サッカーのトレーニング」に関する情報はいかがだったでしょうか?

 

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