サッカーと古武術のナンバ

 

今回は、サッカーと古武術、そしてナンバについてお伝えしていきます。

 

少しマニアックな話になってしまうかもしれませんが、私は皆さんとは違って、サッカーが上手くなりたいが為に、様々な身体操作を知ることから始めました。

 

それによって、従来のサッカーの動き(身体操作)では、世界トップレベルの選手にはなれないと感じています。

 

ですので、今回の記事で少しでも皆さんの力になれればと思います。

 

①サッカーに古武術のナンバは必要か

プロサッカー選手がドリブルしている

前回、サッカーにおける古武術のナンバを書き忘れてブログ更新をしてしまったので、今回そのナンバについてお伝えしていきたいと思います。

スポーツ界においてナンバといえば、前回少し触れた元陸上選手で北京オリンピック男子4×100mリレー銀メダリストの末續慎吾氏が有名です。

ナンバというと、手と足が同時に出ていくイメージがありますが、彼の場合は特にそのような走り方はしていませんでした。つまり独自の走法だったと言えます。

私自身もLSDを行っていた時に、このナンバに何度か挑戦したことがあります。

やはりサッカーにおいても、手と足が同時に出ていくというのはあまり優位性を感じませんし、海外のトップレベルの選手たちを見ても、ナンバのような走り方をしている選手は見当たりません。

ですので、私自身の考え方としてはサッカーにナンバは必要ではないように思います。

ただし感覚としては、上半身と下半身が捻れるような従来の走り方とは違って、軸がブレない走り方になるので、ある意味ナンバの感覚もあるのかなと感じます。

私の感覚としては、出ていく足につられて同側の手がついていく感じです。つまり、同時に手と足が一緒に出ていくという動きではありません。もしこの感覚を知りたいのであれば、私も取り組んだLSDを日々継続して行うのが一番効果的です。

②ナンバ走法のやり方

ランナーが走る姿

これをナンバと言ってよいのかは分かりませんが、私と同じ感覚を得たいのであれば、これから説明するやり方で是非LSDに取り組んでみてください。

 

1.ナンバ走法のやり方

 

まずはLSDを15分以上行います。

その際に、歩幅を「一足長」にして走ります。これは自分の足のサイズ分の歩幅で走り続けます。この歩幅で走ると1キロ弱で15分かかります。

もし、15分で2キロ以上の距離を走っているようであれば、たぶん歩幅が無意識に広くなっている可能性が高いので、時々意識して修正するようにしてください。

これを15分継続すると、たとえその場に足を止めたとしても、勝手に足が出ていく感覚が得られるようになります。この時点で手や腕を振るといったことは意識しません。できれば腕はダラ~ンとさせて、なるべく振らないないようにしながら走ってみてください。

 

この感覚が得らるようになってきたら、今度は歩幅を気にせずに通常の走る歩幅で走ってみます。この時に手や腕の力は一切使用しません。

これに成功すると、出ていく足に手や腕が勝手についていく感覚で走ることができるようになります。

 

そしてこの走り方で、12分間走や4キロ走を行ってみます。従来の走り方と違って上半身と下半身が捻れない為、無駄な動きがなくなって思ったよりも楽に走ることができるようになります。

力が入っている走り方をすると、足だけでなく手や腕の乳酸も溜まっていく感じがしますが、この走り方なら手や腕に乳酸が溜まるような動きにはなりません。

 

当然、走っている間の呼吸も以前に比べると非常に楽です。

 

ただし、これをサッカーの中に組み込むのは難しいです。何故なら陸上とは違って足でボールをコントロールするからです。当然、試合等では敵選手もいるので、相手をブロックしながら走るとかドリブルするといった動きも入る為、サッカーにおいてナンバが有効かどうかは微妙な感じがします。

 

ですが...

 

メッシのドリブルを見ていると、上半身や腕の使い方が非常に上手なのが分かります。

相手に引っ張られてもスルッと抜けていきますし、押したり引っ張ったりしたDF側が転倒するといった姿が確認できます。

 

たぶん私の推測では、メッシは合気道のような感覚を持ち合わせているのではないかと思っています。

 

 

そこで私は、合気道に通じるフィードフォワードという運動生理学に興味を持つようになりました。

 

③合気道のフィードフォワード

合気道で相手の手を掴んで抑え込んでいる様子
道着を着ている人の腕を掴む場面

以前、とある動画で合気道について紹介している放送を見たことがあります。

 

この動画ですが、合気道で相手が触れた瞬間に投げ飛ばされたり、倒されたりしてしまうのを科学的に解説している内容でした。

 

その解説の中で登場したのがフィードフォワードです。

 

今回ここでは細かく説明しませんが、合気道の達人の動きと、メッシのドリブルでの動きが私にはどうも似ているように見えて仕方がありませんでした。相手DFが押したり掴みかかったりしているのに、その本人が吹き飛んだり、転倒しているのですから、これはまさに私の推測した合気道と同じ原理が働いているはずだと確信しました。

 

でもメッシ自身は合気道の達人ではありません。

 

でもその感覚を知っているというか、相手DFとの1対1などで無意識にそのような動きや原理を使えてしまいます。

 

これには絶対に何か秘密がある!

 

そう思った瞬間から、私のフィードフォワード探究の旅が始まるのでした...