サッカーの効果的なトレーニングについて、ライフキネティック・トレーナーが伝える3つの要素

 

今回は、”サッカーの効果的なトレーニング“について、”ライフキネティック・トレーナーの視点“からお伝えさせていただきます。

 

皆様お待たせしました!

確定申告の準備をしつつ、久しぶりのブログ更新です(汗)

 

今回は、”サッカーのトレーニングに悩む方々にとって重要なこと“をお伝えさせていただきます。

 

今回この記事を書かせていただく理由ですが、かなり高い頻度で、サッカーのトレーニングに関する質問や相談のメールが頻繁だからです。

 

特に、ジュニア年代(高学年)とジュニアユース年代の親御さんから届く質問および相談メールも多く、今回それに合わせた記事を書こうと思いました。

 

それでは、次のコーナーから”サッカーの効果的なトレーニング“について、”ライフキネティック・トレーナーの独自の視点“でお伝えしていきます!

 

目次

①サッカーの効果的なトレーニング

サッカーのトレーニングで選手たちが指導者中心に囲みながら会話を聞いている風景

まずは、”サッカーの効果的なトレーニング“についてお伝えします。

 

たぶん、当サイトに訪れる多くの方は、日本国内に住んでいる方がほとんどだと思います。

 

したがって、海外のサッカー状況(環境)を知らない方がほとんどなのではないでしょうか。

 

もちろん、日本国内で育成年代を指導する指導者たちも、本場の海外サッカーに直接触れたり、体験してきた方は”まだまだ少ない“ように感じます。

 

現在の海外サッカーでは、”常に最先端でより効果的なトレーニング“というものを目指しており、それがそのまま試合の内容や結果として反映されることが増えてきています。

 

特に、その時代において世界最強クラブとなった”ACミランのプレッシングサッカー“、”FCバルセロナのポゼッションサッカー“、”リヴァプールFCのゲーゲンプレス“といったものが代表的なものでしょう。

 

ちなみに、日本国内のサッカー指導(育成年代)は海外から見て、どのように映っているのでしょうか...

 

当時、私がまだ高校生だった頃、ドイツとオランダで海外の指導者に直接サッカーの指導を受けましたが、当時の印象としては、やはり”より効果的なトレーニング“というものを指導者が目指しているのを強く感じました。

 

例えば、サッカーのドリブルをする時は、ただ単にコートのタッチラインからタッチラインを”全力で走りながらボールをコントロールする“という単純なものでした。

 

これは、”サッカーは走りながら足でボールをコントロールするスポーツだから、全力で走りながらボールをコントロールできるようにする為のトレーニング“と自分でも容易に解釈することができました。

 

他にも、ボールをコントロールする際は、足を止めてボールをコントロールするのではなく、”常に動きながら(足を動かしながら)ボールと身体も一緒にコントロールする“ことを4対2という状況でかなり長い時間やらされました。

 

これも、”サッカーは常に動きながらボールをコントロールするスポーツ“ということが理解できれば、容易にトレーニングの意味を解釈できるはずです。

 

こうした”サッカーの基本(根幹部分)となる技能を徐々にレベルアップ“させていくことで、”全体的なサッカーの技能が向上する“というのが、海外サッカー指導者の基本的な考え方です。

 

しかし、日本国内(特に育成年代)の指導を見ていると、単純な基本よりも”応用力の方に時間を費やしている“のが非常に目立ちます。

 

例えば、サッカーのドリブルやボールのタッチコントロールでは、より巧みな技術を使えるようにと、様々な工夫をこらした内容にすることが多いです。

 

しかし、海外のトップレベルの選手たちは、「こうした巧みな技能をトレーニングで...」というよりも、「個人的な遊びの中で...」といった感じでスキルを習得していることの方が多いように感じます。

 

こうしたことをライフキネティック・トレーナーの視点から見てみると、日本国内の指導は、”基礎的な部分の能力が高くなっていない“のに、”少し無駄な部分や遠回りをしている分部が多い“というのを強く感じてしまいます。

 

そもそも、”サッカーが上手くなりたい人“というのは、サッカーが上手くなる為の努力を自分なりに見いだし、それを”個人の時間を使用して磨いていく“ものです。

 

なので、海外サッカーの指導では、”本当にサッカーが上手くなりたい人をカテゴリー別に指導している“のに対し、日本国内のサッカーの指導では、”クラブやチームが強くなる(試合に勝つ)為に、選手たちを指導(命令)をしている“ように思えてなりません。

 

また、海外のサッカークラブでは、自分で好きなクラブ(活動主旨)を選び、そのクラブに自分がフィットしなければ、次の目的のクラブを探す為に自分の意思で移籍をします。

 

しかし、日本国内のサッカークラブでは、まず移籍すること自体がご法度的な要素もまだまだ多く、途中でクラブを抜けてしまうと、親御さんたちが”クラブを抜けた“とか、”他のクラブに行った“といったことで指導者間や保護者間で揉めることも多々あるようです。

 

なお、私の地域では、育成年代のJクラブのスカウト的な活動をあまり面白く思っていない指導者が多いように感じます。

 

ようするに、クラブの指導者たちは、”優秀な人材を引き抜かれた“といった別の視点で、それらの行為を受け取っているようです。

 

ただし、”全ての指導者たちがそうではない“でしょうし、”そうした考えを持った指導者が少なからず存在する“ということです。

 

こうした考え方の違いがあるわけですから、育成年代を指導するトレーニング方法や考え方およびクラブの方針などもそれぞれ違ってくるわけです。

 

当然ながら、こうした地域のサッカー事情を全く知らないサッカー素人の親御さんたちは、このような”いざこざ“に巻き込まれ、頭を抱えることも少なくないようです。

 

ですので、現時点では”日本国内の指導者からしかサッカーを学ぶことができない“ということを残念に思うしかありません。

 

しかし、日本国内の中にも、”海外経験が豊富な指導者や海外から日本にやってきた指導者も存在“していますので、もし皆さんの地域にそのようなクラブがあるようならば、一度クラブを覗いたり、体験会や練習会に参加してみると良いと思います。

海外の指導方法と日本国内の指導方法にはどのような違いがあるか?

こうした点を素人ながらに感じ取ってみて、”サッカーのクラブ選びの判断基準にしてみると良い“かもしれません。

 

ちなみに、私の個人的な意見としては、”日本国内の指導よりも海外の指導の方がトレーニング効果は高い“と考えているので、”よりトレーニング効果の高いクラブおよび指導者を選択することを重視した方が良い“と思います。

 

では、何故そのように思っているのかを次のコーナーでお伝えしていきます♪

 

②トレーニングの負荷について

ミニハードルを使ってトレーニングに取り組むジュニア年代のサッカー選手

では次に、”トレーニングの負荷“についてお伝えします。

 

先ほどの内容の続きになりますが、私が個人的に海外のサッカー指導をお勧めするのには大きな理由があります。

 

それが”トレーニングの負荷“に関する部分です。

 

私自身のこれまでの指導者経験から周囲の指導者たちを見てきて感じるのは、日本国内の指導はトレーニングにおいて負荷をかける部分が、”肉体的な部分“と”メンタル部分“が主だと感じました。

 

ようするに、”フィジカル的な要素と精神(根性)論“です。

 

つまり、日本国内の指導者たちの多くは、海外のサッカー選手たちの特徴を踏まえた上でサッカーの試合で勝つ為には、”フィジカル的な要素と精神論が必要と考える傾向がとても高い“ように感じられます。

 

しかし、海外のサッカー指導者たちの多くは、”負荷をかける部分がサッカーの基礎技術に特化“しており、更に”サッカーの試合で勝つ為には判断力(自分の脳で瞬時に考え行動できる能力)が必要“と考えています。

 

その為、海外と日本国内とでは、トレーニング方法に若干違いが感じられます。

 

当然、日本国内の指導者ライセンスを持った指導者たちも、指導者に必要なノウハウを一通り学ぶわけですが、そこに”持論的な要素や主観“が加わる為、日本国内の指導方針が一律にならないようです。

 

こうした日本独自のサッカー背景には、”海外のサッカー選手は身体が大きく、フィジカル的な部分で負けない、その為にはメンタル面も同時に鍛える必要がある“と考えられているからのようです。

 

しかし、世界全体のサッカーを見てみると、体格が大きいオランダなどの欧州の国々でさえ、たとえフィジカル要素が強いとしても、いまだワールドカップで優勝または予選リーグを突破することができずにいます。

 

つまり、現代サッカーでは、”フィジカル的な要素はそれほど深く関係していない“と言えます。

 

ただし、ポジショニングによっては体格が大きくないと不利になるケースも存在し、特にセンターバックやセンターフォワードなどには大きな体格の選手が揃っていることが多いです。

 

逆に、中盤の攻撃的な選手やサイドのアタッカーやディフェンスなどは、体格が大きいというよりも、”よりスピードがあり、技術と判断力に優れている“という面が強く感じられます。

 

ACミランやASローマなどを歴任し、2015年までロシア代表を指揮していた名将カペッロ監督によれば、”サッカーの技術や戦術自体は昔からそれほど大きな変化はない“と言っており、今後サッカーは”更にスピード(様々な能力の速さ)が変化していくだろう“と語っています。

 

このカペッロの言っていることは、現代サッカーにも大きく当てはまっており、ACミランの素早いプレッシングサッカー、FCバルセロナの素早いポゼッションサッカー、リヴァプールFCのボールを失った後の前線での素早いプレス(ゲーゲンプレス)などでも既に高い効果が立証されています。

 

また、フィジカル要素に優れている選手というのは、ある年齢を過ぎてしまうと一気に魅力を失い、”サッカー選手としての寿命も短い“ように感じます。

 

例えば、日本国内リーグであれば、三浦知良選手や遠藤保仁選手、海外選手を含めればイニエスタなどは、”それほど体格が大きいわけでもない“ですが、現役の選手として魅力あるプレーを随所に見せることができています。

 

逆にフィジカル要素が高い選手でも、Cロナウドやベイルのように”高い技術力や判断力を持ち合わせている選手“は、ある程度の年齢であっても選手寿命も長く、高いレベル環境で活躍することができています。

 

参考までに、”Cロナウドとベイルのプレー動画“を載せておきます。

(こちらの動画は、約1分ほどの動画です)

この動画を見れば、彼ら二人のようにスピード(足の速さ)だけではなく、高い技術力と判断力さえあれば、世界で活躍していくことが十分可能と言えます。

 

また、過去に”フランス代表やFCバルセロナなどで活躍したジュリ“は、身長が160ちょっとしかありませんでしたが、世界でも十分活躍できる技能を兼ね備えていました。

(こちらの動画は、約2分40秒の動画です)

このように、ただ身体が大きいとか、足が速いだけではなく、同時に”高い技術力と判断力が現代サッカーには強く求められている“ようです。

 

こうしたことを踏まえた上で、”育成年代のうちから世界で通用するような高い技術力と素早い判断力を養うことが最も重要“なことだというのが分かっていただけると思います。

 

ですから、トレーニングで負荷をかける部分というのが、”フィジカル的な要素の部分ではなく、身体のコーディネートやボールコントロール、そして判断力(脳や目)の部分“になっていくはずです。

 

なお、トレーニングの負荷をかける際に海外で最近注目されているのが、私も取得した”ライフキネティック“です。

 

ライフキネティックがどのようなトレーニングなのかは、過去の記事を是非ご覧になってみてください。

 

それでは次のコーナーでは、”トレーニングで負荷かける際の注意点“についてお伝えします。

 

③トレーニングの負荷と注意点

ビブスを着たサッカー少年がボールを追いかけて走っている風景
500

それでは最後に、”トレーニングの負荷と注意点“についてお伝えします。

 

ただ闇雲に手あたり次第、何でも良いからトレーニングをすれば良いというものではありません。

 

ここでは、”脳神経可塑性を踏まえた効果的なトレーニング“というものをご紹介したいと思います。

 

先ほどのコーナーでお伝えしたライフキネティックの記事の中で、”脳神経可塑性“という皆さんが聞きなれない用語が出てきました。

 

では、ちょっとだけ脳神経可塑性について簡単に説明します。

 

人は何かのスキル(運動や勉強など)を習得する際に、それを”脳で記憶する“ことから始まります。

 

ここで注意してほしいのが、身体自体がスキルを記憶しているのではなく、”脳が様々ある必要なスキルを記憶し、神経ネットワークを使って身体を操作している“という点です。

 

また、脳神経科学の分野では、電気信号を用いて特定の神経を刺激すれば、自分の脳で他人の腕を動かすことも可能になることが既に証明されています。

 

ではスキル習得の過程ですが、人が何かのスキルをはじめて習得する間もない期間は、短期記憶(数分から数時間)という経過をたどります。

 

更に、それが中期記憶、そして長期記憶へと徐々に強化されていきます。

 

何かのスキルを初めて学んだ時、少しだけスキルが上達または習得しますが、少しの期間それらのスキルを使っていないと、そのスキルを忘れてしまうといったことが起こります。

 

これはスキルが簡単なものほど早く覚えやすく、そして難易度が高くなればなるほど忘れやすくなっているからです。

 

良く育成年代の子供たちを指導していると、その場で教えたことがすぐにできたといって「そのスキルを完璧に習得できた!」と思い込んでいる子もいますが、その習得したスキルを使い続けていないと、数日後に忘れてしまったり、できなくなったりします。

 

特にサッカーは、”練習中に使用するスキルと試合中に使用するスキルに大きな差がある“ので、たとえ練習中にできたと思っても、試合になったら全く使えていないということが多々あります。

 

また、対戦する相手チームのレベルが高くなればなるほど、相手選手のプレッシャーも厳しくなっていくので、それによって時間的な余裕もなくなり、”練習で使えていたスキルが全く使えなくなる“といったことが起こります。

 

ですので、”ミスをしても良いから学んだスキルを恐れず試合中に使えるような指導方針のクラブを選択すべき“だと私は思います。

 

ちなみに我々の脳についてですが、”何をしていても、何をしていなくても常に脳には変化が起こっていると科学的にも証明“されており、その人の行動で脳が変化していくと言われています。

 

もし、本当にプロのサッカー選手になりたいのであれば、幼い頃からプロのサッカー選手になる為の行動をしなければなりませんし、音楽の世界で活躍したいのであれば、幼い頃から音楽に特化した行動をとらなければなりません。

 

なお、イギリス国内のタクシー運転手の脳を研究したところ、彼らの”地誌的な記憶分野が一般の人たちよりも発達している“ことが明らかになっていますし、世界で活躍しているブラジル代表ネイマールの脳も、”一般のサッカー選手たちよりもドリブルに必要な分野が発達している“という研究結果が出ています。

 

詳しい内容は、下記の記事でご紹介していますので、興味がある方は是非ご覧ください。

 

ですから、プロのサッカー選手になろうと本気で考えているのであれば、”それ相応の行動や活動をする必要がある“ことが理解できるはずです。

 

しかし、実際に皆さんのお子さんたちの行動や活動を見ていると、思ったほどサッカーに対して真剣に向き合わず、部屋にこもってゲームをするなど他の行動や活動をされている子がほとんどではないでしょうか。

 

その大きな要因として、育成年代の子供たちというのは、生まれてまだ10数年しか人生を経験しておらず、目の前の興味があることだけしか知らない為、将来の目標というものを限定的にとらえる傾向が強いようです。

 

育成年代の子供たちも、年々歳を重ねていくうちに、世の中には他にも様々な職業があり、自分の得意分野や不得意分野というものが徐々に見えてくるようになっていきます。

 

そうした時、幼い頃に掲げていた「プロのサッカー選手になる!」という目標が次第に薄くなっていきますし、”プロのサッカー選手になる為にはどのような行動や活動をし続けなければならないのかを現実的に知る“ようになっていきます。

 

そういう私自身も、こうした過程を経験しており、ある時から「自分はサッカーではなく、違う分野の方が向いているのではないか?」と考えるようになりました。

 

そして、高校3年の夏を過ぎたあたりからは、福祉分野の大学に進学する為の行動や活動に専念することになり、この時の私の頭には、サッカーのプロ選手とか、サッカーでレギュラーになるという目標も完全に消え去っていました。

 

当時のコーチも私の行動や活動を理解したようで、私よりも下の学年に経験を積ませる為に、私を1軍の試合で起用することもなくなっていきました。

 

本気でプロのサッカー選手になろうと考えている人は、”プロのサッカー選手になる為の方法を真剣に考え、その為の行動や活動を中心とした生活“をしていきます。

 

よく本田圭佑選手の過去の話では、ジュニアユース時代にスタミナとスピードに難があり、ガンバ大阪のユース昇格が果たせかった為、”どのような過程(プロセス)を踏めばプロのサッカー選手になれるか?“と自問自答をし、悩んだ末に星稜高校へサッカー進学を決意しています。

 

この辺は、香川真司選手も似たようなケースをたどっており、神戸にいた小学生時代に、当時の指導者から”みやぎバルセロナ“でのプレーを勧められて、日本国内ではありますがサッカー留学を決意しました。

 

このように、世界で活躍してきた日本人選手の多くは、幼い頃からプロのサッカー選手になる為の行動や活動を中心に生活しています。

 

本田圭佑選手の場合は、高校時代から陸上部の朝練に積極的に顔を出し、スタミナやスピードを身につける為の努力をしており、香川真司選手の場合は、片道1時間ほどの距離(約15キロ)を自転車で通学しながら、誰よりも早く、そして誰よりも遅くまでコートで練習している姿が見られたそうです。

 

本田選手は、自分の欠点であるスタミナやスピードを身につける為に、陸上部で走り方を改善させ、香川選手は、ボールを持っていない時が無いのではないかというほど肌身離さず常にボールに触れていたそうです。

 

私たちは、当時の彼らがこうした行動や活動をしていたことなど全く知りません。

 

でも実際に、こうした行動や活動に取り組んできた本人たちが世界で活躍する姿を見ていると、”やはり本人の行動が一番重要“なのだなと改めて考えさせられてしまいます。

 

ですので、まずはトレーニングの負荷をかける際は、”親御さん自身の意思ではなく、本人の意思であるかの確認が重要“です。

 

これまでに、多くの親子をムービーレッスンという形でお手伝いをしてきましたが、どちらかというと本人よりも親御さんの意思の方が強く、特に中学生あたりになると、本人の行動やモチベーションに欠ける行動が増えていくように感じます。

 

そうならない為にも、”トレーニングの負荷をかける部分をしっかりと把握“しながら、”本人が嫌にならない程度に取り組むことが大切“です。

 

ちなみに、私がお勧めしているトレーニング方法は、”1日3分でも良いので長く続けること“です。

 

これは習得するスキルの短期記憶を長期記憶にすることだけでなく、感覚的な分野にも大きな影響を与えるからです。

 

私自身もリフティングは幼い頃から苦手でしたが、この数日数分を続けているだけでリフティングの回数が飛躍的に向上し、この歳にになって初めて600回以上できるまでに成長することができました。

 

残念ながら今はこうした活動を継続していませんが、たったこれだけの時間と期間をサッカーのリフティングに充てただけなのに、かなり高い効果が得られてしまうのです。

 

更に、脳神経可塑性を促進させる為にも、ルーチン化した作業や活動をやめて、”常に新しい作業や活動にしていくこと“で、段階的に”複数のことを一度にできるようにすることも可能“です。

 

例えば、ボールをコントロールしながら周囲の状況を把握するとか、ボールをキープしながら目を上手に使って、その場の状況を素早く判断するといったことができるようになります。

 

負荷をかける詳細な方法については、ライフキネティック・トレーナーにしか分からない部分なので、ここで全てお伝えすることはできませんが...

 

しっかりと、”適切な負荷のかけ方とタイミングや声掛けができれば、誰でも能力を伸ばすことができるのがライフキネティックの優れたところ“でもあります。

 

なお、特定の道具を使ったエクササイズそのものがライフキネティックということではありませんので誤解しないでください。

 

ライフキネティックを熟知したトレーナーと対面形式で取り組みながら、参加者自身の強みや弱みを把握した上で、段階的にトレーニングやエクササイズの負荷を変化させることでライフキネティックが成立します。

 

大きな勘違いをされている方もいらっしゃるようですが、YouTubeの動画に上がっているエクササイズなどをただ真似したところで、それを正規のライフキネティックと呼ぶことはできません。

 

その他のライフキネティックに関する記事をご覧になりたい方は、下記の参考記事にも目を通してみてください。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

今回は、”サッカーの効果的なトレーニング“について、”ライフキネティック・トレーナーの視点“からお伝えさせていただきました。

 

今回お伝えしたようなサッカーの効果的なトレーニングを幼い頃から取り入れることができれば、本田圭佑選手や香川真司選手のような世界で活躍できるサッカー選手になることも夢ではありません。

 

ただし、最後のコーナーでもお伝えしたように、そうなる為には”本人の行動が一番重要“です。

 

幼い頃から、フィジカル的な要素や感覚的な要素が他よりも数段優れている選手であれば、それほど苦労もせずにプロのサッカー選手になれるかもしれませんが、そんな選手はほんの一握りしか存在しません。

 

いずれ、日本人サッカー選手の中にも、”幼い頃からライフキネティックに取り組んできた“という選手が必ず出てくるはずです。

 

私もそんな選手を幼い頃から育て、世界で活躍できるような育成ができればと考えています。

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございました♪

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA