ライフキネティック日本支部からの通達で、ドイツ本部から「インターネットを用いたライフキネティックの指導は一切できない」との連絡がありました。
ということで、現在 YouTube などに投稿されているライフキネティックのエクササイズ動画の大半は、今後徐々に消えていくものと思われます。
そもそもこうした動画に対する規制がなかったことが問題であって、今回の通達は「規約の追加事項」という内容でした。
確かにYouTube等で検索すると、それらしい内容のエクササイズやトレーニングが散乱していますよね...
これだけ多くの動画が世間に出回っていたら、
「そのエクササイズさえやれば、これがライフキネティックだ」と思い込む人も出てくるでしょうし、「わざわざトレーナーの開催する教室に行かなくても問題ない」と思われても仕方がありませんよね(汗)
ライフキネティックのトレーナーになる為の講習会を受けた時点で、YouTubeにライフキネティックの動画が複数あがっていることは、日本支部のスタッフからも聞いていましたし、さすがにこれだけの数の動画があがっていたら、いずれ規制されるだろうなとは思っていました。
特に日本人は、「他国のトレーニングを見たまま、全く同じように真似する傾向がある」ので、今回の追加事項は正しいと思います。
私自身もこれだけ出回っているので、「ムービーレッスンでライフキネティックのエクササイズを提供して良いのでしょうか?」と、実際に日本支部に問い合わせたことがあります。
当然、トレーナーと参加者が対面しておらず、参加者の行う姿を見て判断していない為、「正規のライフキネティックのエクササイズとしてインターネット上では提供はできない」との返答でした。
目次
①動画を見れば誰でも真似したくなる
でも実際に、ライフキネティックのエクササイズが、誰でも無料で見れる一般公開動画として流れていれば、誰だってそれを真似したくなるものです。
ですから、今後はそうした動画が規制されて、専門の資格を有するトレーナーが開催しているライフキネティック教室に足を運ばなければ、ライフキネティックのエクササイズを受けることができなくなります。
私自身、実際にムービーレッスンでライフキネティックを提供しようと、会員の方々に何度かエクササイズを提供したこともありますが、やはり参加者と対面形式ではない為、エクササイズの難易度を調整したり、適度にエクササイズの内容に変化を加えるということが困難でした。
当然、エクササイズを伝えられた相手側も「これだけやっていればライフキネティックをやっている」という思い込みが出てくるでしょうし、「毎週やっているのに、それなりの成果が出てこない...」と不満を感じる方も必ず出てくるはずです。
こうしたことが増えていくことで、ライフキネティック理論の信憑性について、疑問の声もあがってくることになるでしょうし、専門の資格を有するトレーナーの存在も軽視されることになってしまいます。
1.規約の追加事項は本日から!
ちなみに、動画でライフキネティックのエクササイズを提供してはならないという規約の追加事項は、本日(2019年5月13日)から適用となるようです。
もし、本日以降そうした行為を見かけたら、ライフキネティック日本支部までご連絡をお願い致します。
過去に起こったことはどうすることもできませんし、私も実際に利用者からの要望でエクササイズを提供したことがありますので、今後そうしたことがないようにします。
もしかしたら、過去のブログ記事の中に「動画でライフキネティックを提供しています」という文章が残っているかもしれませんので、もし見かけた方はご連絡いただけると助かります!
そうなると、「ライフキネティックをどこで受けられるのか?」とか、「どのような効果が得られるのか?」といった感想等を伝える動画が主流になっていくはずです。
ちなみに、そこそこの知名度のある方がライフキネティックにチャレンジしている動画は今後規制されないのでしょうかね?
今後、その辺について進展があれば、当ブログでお伝えしていきたいと思います。
②インターネット上で公開しても良いとされる動画
先日、ライフキネティック日本支部に、「インターネット上で公開できる動画の許容範囲」について問い合わせをしてみました。
そうしたところ、下記のような返答が得られましたので、皆様に分かり易くご説明させていただこうと思います。
許容できる公開範囲について
・「トレーニング風景の動画の一部」
・「写真を組み合わせて動画風に紹介している動画」
上記に関する動画は、ライフキネティック教室の紹介やトレーナーの集客活動として許容できる範囲とのことでした。
また、上記の許容範囲とされる動画を公開できる理由については、
・内容の意味が全く分からないと、動画を見ているお客様にも伝わらない為。
ただし、(兼ね合いが難しい部分ではあるが)日本支部で、行き過ぎた動画と判断した場合には、その方にご連絡する。
という返答内容でした。
確かに、これだと公開できる動画の許容範囲の兼ね合いが難しいですよね...
たぶん、動画やインターネット上で、細かくエクササイズの内容を解説をしている動画や記事等が対象になるのではないかと思います。
個人的に、そうしたエクササイズの内容をインターネット上で伝えた最後には、「ライフキネティックは、資格を有するトレーナーと参加者が直接対面し...」といったことを丁寧に記載していただきたいものです。
また、数回に渡って動画を更新および公開されているのも、個人的にはどうかなと感じています。
これだけたくさんのエクササイズを紹介されてしまうと、ある程度の理解力がある人ならば、それを真似して「自分なりのエクササイズ」を作成してしまう恐れもありますからね...
まだまだ問題はあるようですが、今後どのように規制されていくのか、ライフキネティック・トレーナーとして見守っていきたいと思います。
ライフキネティックに興味を持った方は、下記の記事にも目を通してみてください♪