今回も、サッカーの状況判断を高める為に、様々なライフキネティックのエクササイズを提供している国立市のサッカースクールの活動についてお伝えしていきます。
どうしてサッカーの判断力がアップするのかを、初めて読む方にもできるだけ分かりやすいようにお伝えしていけたらと思います。
なお、読んでいて分からない単語などが出てくることも多いので、下記の記事に目を通しておくことをお勧めします。
目次
①ライフキネティックでサッカーの判断力を上げる!
それでは、本日のライフキネティックで判断力を上げるサッカースクール。
国立市のライフキネティック・サッカースクール活動報告です。
今回も、前回に続いて5名の選手が参加してくれました。
まずはウォーミングアップで、少し頭(脳)を使ったリフティングを行いました。ちなみに、各自のリフティングを見ていると、その選手の苦手としている「技術」というものが見えてきます。
足が動かずに上体が後傾になってしまったり、左足のファーストタッチが上手くいかなかったり、こちらで指定した課題ができなかったり...
でもライフキネティックでは、誰でもできる簡単なトレーニングを単純に繰り返すことはしません。
これはブログで何度もお伝えしてきたように、「常に新しい課題」与えることで、脳に刺激を与えます。
ちょっと違った課題を加えただけで、今まで簡単にできていたことができなくなる。
これが、ライフキネティックの脳を鍛えるエクササイズです。
更にサッカーでは、ボールを足や身体の一部などで扱いながら素早く状況を判断しなければいけないので、あえて次々と新しい課題を与えて、それにチャレンジするようにします。
当然、選手たちは「常に新しい課題」に取り組む為、普段よりも集中していますし、夢中で取り組む姿が見られます。
こうすることで、以前まで少し難しくてできなかったことが、週を追うごとに「以前のことが簡単にできる」ようになっていきます。
エクササイズの内容は、あくまでも私が作成したオリジナルなので、他では絶対に受けられないエクササイズとなっています!
何故、「オリジナルのエクササイズが必要なのか?」を知りたい方は、下記の記事にも目を通しておいてください。
よくライフキネティックの体験会に来た方で、「ライフキネティックを体験したから、もうコツは分かった!」と考えてしまう方がいるようですが...
そう思っている方は、このブログの記事をよーく読んで、これから自分が取り組もうとしていることが「ライフキネティックではない」ということを理解してくださいね♪
何の為に、我々、ライフキネティックのトレーナーが存在しているのか?
つまり、ライフキネティックの理論を学んでいない方がやるエクササイズでは「正規のライフキネティックにならない」から、私たちのような資格を持ったトレーナーが存在しているのです。
「そんなこと初めて知った...」
たぶん、皆さん同じように思ったはずです。
これは、そこまで書かれているブログや記事がインターネット上に存在しないので、記事を書いている本人でさえも、その書いている内容が「ライフキネティックだと思い込んでいる」わけです。
ちなみに、インターネット上でライフキネティックと検索して、上位に出てくるサイトの中で、ライフキネティックを正確に記述しているのは、日本支部のサイトくらいです。
それだけ、ライフキネティックに関して日本人は、まだまだ無知なのです。
これは、決して他のサイトや書いている人を馬鹿にしているわけではありませんよ(汗)
最近になって、「正規のライフキネティックとは何ぞや?」というのが、ドイツ本部から日本支部を介して、各トレーナーに通達されたばかりだからです。
その為、常に新しい情報を持っているのは、サッカーを専門に書いている記事やサイトではなくて、ライフキネティックを専門にしているトレーナーとライフキネティック日本支部のはずです。
でも皆さんは、「サカ〇ク」とかの内容を読んで真に受けてしまうんですよね。
確かに、正しいサッカーの情報も配信はしているのでしょうが、私が伝えているようなライフキネティックの真実には全く触れていませんよね。
そういう意味でも、今後どのように記事が変更されていき、これまでサイトに訪れた方にどのように納得していくのか、非常に興味があります。
「それでは少しだけライフキネティックのエクササイズに触れてみましょう...」
こうした内容のサイトやブログが、かなり多いと思いますが、それはライフキネティックではなくて、ただの単純な脳トレなので、皆さん勘違いしないでくださいね。
②ドリブルの判断力を上げる!
続いて、トレーニングの後半では、それぞれ選手たちのドリブルの基礎部分をチェックしてみました。
細かい技術面の指導も間に入れつつ、「どのようにして1対1の局面で相手をかわすことができるのか?」についてトレーニングを行いました。
その中で、やはり選手たちは「何となくフェイントを使って、何となく抜こうとしている」というのが見えてきました。
つまり、その瞬間に相手を「かわせる!」「抜ける!」という部分が「しっかりと見えていなかった」ように感じました。
先日、ブログ(下記の記事)でも「見る対象物によって脳の領域や分野が違う」とお伝えしたと思いますが、まさに今回それを発見できたように思います。
残念ながら、インターネット上では細かい説明を省かせていただきますが、サッカーのドリブルで判断力を上げる(アップさせる)為には、その動きが「相手の考えや判断によるもの」なのか、「自分の考えや判断によるもの」なのかを知る必要があります。
ちょっと難しい言い方をしているかもしれませんが、ライフキネティックの理論から言うと、どうしてもこうなってしまいます。(これに関する説明は企業秘密です)
上記のようなことを選手たちが理解しやすいように説明やアドバイスをしていきながら、何度か1対1を繰り返していきます。
そうやってドリブルのトレーニングを続けていると、少しずつ「相手の動き」が見えてくるようになっていきます。
これが、いわゆる短期記憶の効果です。
最初は、力に任せて、自分の動きだけで、何とか相手を抜こうとしていた選手たちが、トレーニングを続けていく中で、しっかりと相手の動きを見て、瞬間的に判断して、瞬間的に身体が動くようになっていきます。
また、それぞれ選手たちには「これまでに身につけた癖」というものが存在しますので、それを矯正していく作業も必要です。
今回は、なるべく個々の選手が持つ良い部分(強み)や特徴を残しながら、相手の動きを瞬間的に判断して、それに応じて自分の身体も反応できるようにさせたいという狙いがありました。
この辺については、ライフキネティックにおける「動きの変化」という課題(トレーニング)に通じるものがあるので、その理論を知らないと行うことができないトレーニングでもあります。
そんなこんなで、選手たちは短時間でかなり上達したと思います。
あとは攻撃方向を一気に180度変化させるコーディネーション(身体の使い方)を身につけていければ、もっと面白いプレーや、それぞれ試合の中で「自分のイメージ通りのプレー」が瞬間的に出てくるようになるはずです。
まだまだライフキネティックサッカースクールは始まったばかりです!
選手の親御さん、そしてチームの指導者が驚くようなプレーを随所で出せるように、今後も様々なサッカーの技能、そしてライフキネティックの(オリジナルの)エクササイズを提供していきます!!
最後に、私がスクールの中で見せた「イニエスタ」や「メッシ」などが頻繁に使うターンを見て選手たちは、「今のどうやったの?」と興味を示していました。
今日参加してくれた選手たちは、ただ「そのターンのやり方や身体のコーディネート(使い方)を知らないだけ」なんです。
これ知って、しっかりと習得すれば、誰でも同じことができるようになります。でも、それらを上手く伝えられる指導者が今の日本サッカー界には少ないのです...
とあるデザイナーさんも、頑張って世間に広めようと活動してますよね。
でも、誰もが彼と同じようにはなりません。
何故なら、ある運動スキルを習得する為の学習能力には「個人差」があるからです。
③個人差とは何か?
もしかしたら彼らは、こうした「学習の個人差がある」ことを知らずに、「誰でも簡単に身につけられる!」と言っているかもしれませんが...
では何故、運動スキルを習得する際の学習に「個人差が出てしまうのか?」
と疑問に感じた方は、下記の記事にも目を通しておいてください♪
「どうして私の子供は、他の子と同じように上達しないのだろう...」
このように、常日頃、お子さんのことで悩んでいる方は、記事を読んで理解する努力をしてみてください。この記事を読んで、マイナスになることは無いはずです。
ということで、今後も定期的に国立市でライフキネティックサッカースクールを開催していきます。
どなたでも体験参加ができるので、皆さんのご参加を是非お待ちしています♪