サッカードイツ代表が取り入れた。そのトレーニングやメニューとは?

今回は、サッカードイツ代表が取り入れたトレーニングやメニューについてお伝えしたいと思います。

 

ジムボールやビーンバッグを使ってライフキネティックのエクササイズに取り組む5人の大人と子供たち

 

まず、上記の画像を見て、これが「ライフキネティック」だと分かる人は、現時点でどの位いるでしょうか?

 

① 何のトレーニングをしている?

これは以前、千葉県の柏市にあるダンススタジオで毎週定期的に開催していたライフキネティック教室の一場面です。

 

各自がボールを片手にボールを床に弾ませながら、床に散りばめた障害物をかわしながら歩いています。

 

このエクササイズで何をしているのかというと...

 

それは、「ある1つの運動を継続しながら、周囲の状況を見て判断しながら正確に行動をする」というのが目的です。

 

ですから、目的さえ同じならば、上の画像と全く同じようにエクササイズをしなければいけないということではありません。

 

もし今あなたが、これと全く同じエクササイズをしようとノートなどにメモをしているようなら、それは大きな勘違いです。

 

②トレーニングメニューは真似するのではなく作るもの!

赤い手の平に白くSTOPの文字

ここで皆さんにお伝えしたいこととして、日本人の悪い癖の中には、他者に教えられたトレーニングやエクササイズと全く同じ内容にしようと努力する傾向があります。

 

・エクササイズで使用する道具は?

・この時の歩く範囲の広さは?

・歩く速さは?

・さっき言っていた「ある1つの運動」って何?

 

このように、エクササイズの目的ではなく「形」から入ろうとします。

 

先ほどから何度もお伝えしているように、目的さえ同じならば違った道具や形式のエクササイズでも構わないと私はお伝えしましたよね?

 

それでも多くの方は、それと同じことを真似しようとしてしまいます。

 

これはサッカーのトレーニングでも同じです。

 

バルセロナの選手たちが円状になってパス回しをする姿を見て、それに共感を得ている方は、どうしてもそれをついつい真似したくなります。

 

ちなみに私がライフキネティック・サッカースクールで行ったパス回しは、あえて選手たちにルール(指示)を与え、大人でも苦労するような難易度の高いパス回しをさせます。

 

何故このように複雑なルールを設けるのかというと、それには目的があるからであって、「これから行うパス回しで選手たちの能力をどのようにしたいのか?」と考えて、ライフキネティックの知識と理論を活かしてオリジナルのエクササイズやメニューを作成します。

 

そして、ある程度パス回しを行ったところで、次の指示を出し、常に新しい課題を出して、脳に刺激を与えるようにします。そしてこの新しい課題も、ただ単にその場で思いついたものではなく、目的に沿う内容の課題でなければ意味がありません。

 

つまり、ライフキネティックの基本原則を学んでいないと、「あなたはそのエクササイズで選手たちのどの部分の能力を向上させたいのですか?」ということになってしまいます。

 

ですから単純に見よう見真似でライフキネティックっぽいエクササイズをするのは、ただその活動が楽しいだけであって、真のエクササイズ効果に繋がるかどうかは、また別の話になります。

 

例えば...

あなたがサッカーの指導者として選手たちに、数人でリフティングをしながら簡単な計算をさせるエクササイズをさせたとしましょう。

 

そこで「楽しかったなぁ」で終わるのか、それとも目的を持って「次の課題を用意しているのか?」で、そのエクササイズの内容は全く違ったものになります。

 

多くの方は、計算すれば脳を使っていると思いがちですが、人間の脳は身体を動かす為に常に絶えず機能しています。

 

ですから、ただ計算するだけが脳のエクササイズではありません。

 

既にリフティングが1000回位できる選手に、この程度のエクササイズをしたところで、リフティングの難易度はそれほど高くなりませんし、すぐにそのエクササイズにも慣れてしまうと思います。

 

それから、計算を速くすることがサッカーの速い判断に繋がるわけでもなく、例えば身体能力の高い選手であれば、計算が苦手でもそれを足の速さ等でいくらでもカバーできてしまいます。

 

つまり、ライフキネティックは 身体能力ではカバーできない部分の能力を高める 為のエクササイズでもあるのです。

 

私の開催するライフキネティック・サッカースクールには、当然、身体能力の高い選手も数名参加しています。

 

しかし、そういう選手に限って、様々な場面(課題)において状況判断が遅く、新しいこと(課題)に順応することをとても苦手にしている様子が見られます。

 

 

③新しい課題に順応できることを考える

人間の脳のイラストに人差し指でタッチする画像

これも以前ブログの中でお伝えしたことです。

 

過去に得た(学習した)知識を、違った環境で応用していく為には、ワーキングメモリー(短期記憶)が重要だとお伝えしました。

 

そうです。

 

ライフキネティックというエクササイズを行うことで、そこで得た(学習した)能力や知識をサッカーの中で活かすのです。

 

これが 新しいこと(課題)に順応する ということです。

 

ほとんどの方は、「ライフキネティック=サッカー」というイメージがあるようですが、このブログで何度もお伝えしているように、ライフキネティックは「最新の脳科学が詰め込まれた画期的な運動プログラム」です。

 

ライフキネティックを行うからサッカーが上手くなるというわけではなく、ライフキネティックを行うことで、これから行っていく全ての活動に影響を与えることができるようになります。

 

つまり、サッカー以外のスポーツ、勉強、その他にも社会人になってからの活動や専門職に就いた時の活動に大きな影響を与えます。

 

何故そのようなことが可能になるのかは、明さん自身が実際にライフキネティックを体験し、自分の能力を自覚することで理解が進むはずです。

 

「つべこべ言わず、そろそろエクサイズの方法を教えろよ!」

 

このように思っている方は、まずはライフキネティック日本支部が開催している体験会に参加するか、あなたの近くの地域で開催している体験会に参加してから、それらのことを考えるようにしてください。

 

 

④人間の脳は単純ではない

最後に...

 

人間の脳は、「様々な部位や分野を使って物事を判断」しています。

 

当たり前ですが、単純な計算だけでは、そこの脳の部位や分野を刺激することは決してできません。

 

モノを見ることにしても、対象物によって、脳の使われる部位や分野が違うということが最新の脳科学によって明らかになってきています。

 

また、人間の脳は単純ではないからこそ、ライフキネティックは奥が深く、その理論をしっかりと学ばなければ、正真正銘のエクササイズを提供することはできません。

 


2019年5月現在、インターネットや動画を用いたライフキネティックのエクササイズ等の提供はドイツ本部の規約(追加事項)として禁止となりました。


 

上記の主な理由として、「トレーナーが参加者とリアルタイムで対面しない」ことと、「適切なタイミングでエクササイズを提供できない」、「トレーナーが随時、参加者の強みや弱みを見て能力を判断することができない」ことによることから、インターネット上や動画を用いてのエクササイズ提供は禁止となっています。

 

ようするに、ドイツ本部は ライフキネティックに必要な要素 をしっかりと我々に伝えてくれているということと、世間に溢れている動画やインターネット上の情報だけでは、ライフキネティックの運動プログラムにはならないと注意喚起しています。

 

こうしたことから、益々、ライフキネティック運動プログラムは、一般の人が作成できないエクササイズとなっていきそうです。

 

興味を持った方は、過去のブログも読み返して、もう一度、ライフキネティックのトレーニングメニューについて、一から考え直してみてください♪

 

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