今回は、”サッカー初心者が練習すべきこと“と、”身につけておきたい要素“をオリジナルの要素も踏まえてご紹介させていただきます。
当サイトは、どちらかというとライフキネティックに関する記事や内容が多いので、”サッカー初心者が読めそうな記事が少ない“かもしれません。
なので今回は、”サッカーの初心者を対象としたトレーニング“をお伝えしたいと思います。
それと同時に、手元にある”スマホやビデオカメラを使って効率的にトレーニング効果を高める方法“もお伝えせていただきます♪
目次
①サッカー初心者が知るべきこと
まずは、”サッカー初心者が知るべきこと“についてお伝えします。
サッカーを始めて間もない時というのは、どうしても”足とボールを上手くコントロールすることができないもの“です。
私のスクールには、サッカーに興味を示している選手のママさんもいますが、たまに端の方でサッカーボールを使っている姿を見ると、それなりにリフティングもできていて、そこそこ良い動き(コーディネーション)をしています。
しかし、サッカー初心者にとっては、”そこそこ上手くなる“というのが最初の課題で、どのようにすれば”効率的にサッカーがもっと上手くなれるのかと悩むもの“です。
ですので、これから私がお伝えする方法で、是非、”サッカー初心者から脱却“していただけたらと思います。
以前、運営していたサイトで”無料のドリブルチェック“を行っていましたが、大抵の場合、(私が伝えるドリブルをしていただいて、それを動画でチェックすると)”サッカー初心者に見られる共通点“というものが出てきます。
この共通点ですが、簡単に説明すると...
- ボールのタッチ数がやたらと多い
- 目的の位置にボールをコントロールできない
- ボールに動かされている
- ボールと一緒に走ることができていない
- 基本のコーディネーションが身についていない
このように、サッカー初心者には1~5のような共通点があるので、ドリブルを見ればすぐに分かることが多いです。
ですから、”何故このような共通点がサッカー初心者にあるのか?“を知れば、おのずと”初心者脱却の解決策が見えてくる“ものです。
それでは、先ほどあげたサッカー初心者の共通点1~5を説明していきます♪
1.ボールのタッチ数がやたらと多い
まず1つ目の共通点は、
“ボールのタッチ数がやたらと多い“
自分では、一生懸命ボールをコントロールしようと足でタッチをしているのでしょうが、上手くボールをコントロールすることができないことから、”タッチ数が過剰に増えてしまう傾向がある“ようです。
これを改善しないことには、いつまで経っても初心者から脱却することはできません。
それなりのレベルでサッカーをするようになってくると、無駄なタッチが1つ増えるだけで、ボールを失う可能性がグンと高くなります。
当然、相手選手もそこを狙ってボールを奪おうとしてきます。
それなりにサッカー経験がある人でも、こうした単純なミスをすることで”失点を招いてしまう“なんてこともサッカーの試合ではよくあることです。
個人的には、先手と後手といった考え方を持つようにしていて、”常に有利な先手“でいられるように、”タッチコントールの意識“を心がけています。
2.目的の位置にボールをコントロールできない
次に2つ目の共通点は、
“目的の位置にボールをコントロールできない“
サッカー初心者の多くは、目的の位置にボールをコントロールするのが上手くできないことから、”何手もかけてしまう傾向“があります。
ちょっとしたコーディネーションのコツを掴めば、ボールにタッチすることなどせずに、ボールを良い位置にコントロールできるのですが、やはりサッカー初心者はそれが分かっていません。
また、多くのサッカー初心者は、”目的の位置にコントロールする時に手数をかけても良い“と思っているのも”初心者から脱却できない大きな理由“でもあります。
サッカーは、あまり”手数をかけない方が得点が生まれやすい“と言われており、これを”ダイレクトプレー“と呼びます。
手数をかけたくないのに、目的の位置にボールをコントロールできず、逆に手数が増えていったら、得点する機会を失います(確率が低くなる)し、ボールを失って自分たちがピンチになるケースもあります。
個人的には、それぞれ足とボールどの辺りをタッチすれば、”どの位置にボールが動く(ボールが丸い)のかを把握している“ので、他の人よりもコントロールミスをすることが少ないと思います。
3.ボールに動かされている
次に3つ目の共通点は、
“ボールに動かされている“
これはサッカー初心者が陥る”最大の欠点“とも言えます。
自分でボールをコントロールしていると思っているのでしょうが、実は”ボールに踊らされてしまっている“というのが圧倒的に多いです。
特に、ボールを止める(受ける)場合、タッチコントロールが安定しない為、常にファーストタッチでボールが動いた(タッチが乱れた)方へと、自分自身を反応させなければなりません。
もし、足元にボールをピタッ!と止めることができるようになれば、”ファーストタッチで乱れた方向に自分の身体を動かしていた無駄な動きも減少“していきますよね。
その為にも、”エッジコントロール“はしっかりとマスターしておくべきだと思います。
4.ボールと一緒に走ることができていない
次に4つ目の共通点は、
“ボールと一緒に走ることができていない“
これもサッカー初心者に多いのが特徴で、たぶん一番多いのではないでしょうか。
これができるようになれば、初心者から脱却し、”更に上のレベルやカテゴリーに進める“ようになります。
また、そもそも”ボールと一緒に走る“ということが一体どういうことなのかを知らないと、いつまで経ってもボールと一緒に走ることができません。
特にサッカーのドリブルで、”ボールを切り返す時の動作で足が止まってしまう人の多く“は、このボールと一緒に走るということができていない傾向があります。
これは、”足の構造や動き“を理解できていないのと、”どのようにしたらそのように動かせるのか?“も知らない場合が多いようです。
ちなみに、当スクールに参加して間もない選手は、アウトサイドでボールを切り返す際、”一度立ち止まるような動き“をしてしまいます。
つまり、”地面を踏ん張って(蹴って)移動する行為“ですね。
確かに、この動きは使える場面では有効なのでしょうが、”この動きでしかボールを切り返せない“というのは、ドリブルのバリエーションも少なくなりますし、”攻撃時の1対1における弱点“にもなります。
“この選手はボールを切り返す前に一度止まる癖があるな“
このように相手ディフェンダーに悟られたら、まずドリブルの1対1で勝つことは難しくなっていきます。
サッカーが上手い選手というのは、当然ながらボールを切り返す時に一度止まることもしますし、止まらずに滑らかな動きやフェントで相手を騙してドリブルをすることができます。
つまり、ドリブルのバリエーションが豊富で、”相手ディフェンダーに悟られ難い動きやコーディネーション(身体の使い方)“をしています。
よく選手たちとの1対1の中で、”一気にかわせる“と感じたら、”ボールと一緒に走るようにして相手ディフェンダーを抜き去ろう!“と伝えています。
これまたサッカーの初心者に多いのですが、相手ディフェンダーをかわせるタイミングなのに、その相手ディフェンダーの”体勢が整うまで待ってしまう“ことが非常に多いです。
私が、そんなドリブルをスクールの中で見た時は、選手たちに”相手を待たないで抜き去るように!“と伝えています。
まずは、これを最初にやらないと、”ボールと一緒に走るというプレーができない選手“になってしまいます。
つまり、ドリブルでボールを切り返す時に、必ず一度止まってしまう”不器用な選手になってしまう“ということです。
ですから、皆さんご自身やお子さんなどが、もしそのような動きやプレーをしているようでしたら、”早い段階で対処“していった方が良いと思います。
なお、こうしたコーディネーション部分を早い段階で対処しておかないと、後になって”サッカーの技能上達または技能向上の妨げになってしまう“ので、”しっかりとマスターしておく“ことを強くお勧めします。
5. 基本のコーディネーションが身についていない
最後に5つ目の共通点は、
“基本のコーディネーションが身についていない“
ここまでお伝えした4つの原因や要因が正にこれです。
サッカーをする上で、適した身体の使い方ができていない為、”様々な場面で損“をしてしまいます。
サッカーは、”相手よりも得をする方が絶対に有利“です。
だから、これまでにボールを保持するポゼッションサッカーなどが誕生したり、相手の隙をついたカウンター攻撃というものが誕生したりしています。
また、サッカーは個人スポーツではなく団体スポーツであり、コートに立つ選手たち(11対11)の”総合力を競い合うスポーツ“でもあります。
ですから、チームが試合で勝つ為には、選手1人1人のテクニック(技術)とコーディネーション(身体の使い方)というものが非常に重要となります。
特に、”Jクラブや強豪クラブの育成選手たち“というのは、そうした”技術とコーディネーション能力の有無“をセレクション等でチェックされています。
つまり、それだけ重要な要素(項目)なわけですから、サッカー初心者から脱却する為にも”絶対に習得すべき部分“だと思います。
ちなみに、彼らのようなセレクションに合格する選手たちは、幼い頃からこうした”技術やコーディネーションの能力を備えている“か、”フィジカルに優れている“のどちらかになります。
ですので、選択肢としては2つあると思います。
- バキバキの身体(筋肉)を作ってフィジカルで勝負!
- スムーズで滑らかな動きのコーディネーションで勝負!
どちらが悪くて、どちらが優れているとはハッキリと言えませんが...
どちらの方が
“限界があるのか?“は容易に判断できると思います。
それでは、次のコーナーから”サッカー初心者から脱却する為の練習“についてお伝えしたいと思います。
②初心者から脱却する為の練習
では、”サッカー初心者から脱却する為の練習“についてお伝えします。
これまで当サイトでは、初心者というよりも更にサッカーの技能を向上させたい人を対象に記事を書いてきました。
でも今回は、あくまでも”サッカーの初心者が対象“なので、その方々に”必要な練習を提供“したいと思います。
まず、冒頭でもお伝えした”ドリブルチェック“を行います。
用意する道具などは下記に載せておきます。
●サッカーボール
●目印になるマーカーなど
●撮影する機材(ビデオカメラまたはスマホ等)
●カメラを固定する三脚など
●タブレット専用ホルダークリップなど
上記の必要な道具を揃えたら、ドリブルチェックをしていきましょう。
では、次に練習の手順です。
【練習1】
- 4個以上マーカーを等間隔(均等)にして縦に並べる
- 上記マーカーの間をサッカーボールを使ってドリブル開始
- どのようなタッチコントロールとコーディネーションかを確認する
たったこれだけです(笑)
簡単ですよね?
何度か行って慣れてきたら、
次は、”制限(ルール)“をつけて上記のドリブルを行ってみてください。
【練習2】
- ボールを切り返す時はワンタッチのみ
- マーカーの間を抜けて次の切り替えしまで絶対にタッチしない
- インサイドとアウトサイド両方とも行う
なお、この練習には”コーディネーション技能を向上させる回旋運動と目のトレーニング“が含まれています。
それと、これは”ライフキネティックの理論を知る前から取り入れていたトレーニング“ですので、あくまでもライフキネティックのエクササイズではなく、“自身で作成したサッカーのドリブルトレーニング法“です。
何故、ドリブルの方法に制限をつけるのかというと、それは先ほどお伝えした”ダイレクトプレーを意識“してもらう為です。
また、コーディネーション技能を向上させる回旋運動や目の使い方に関しても、”その都度適切なアドバイスが必要“です。
もし、私にドリブルチェックをしてほしいという方は、下記の手順に従って撮影したトレーニング動画を送ってください。
1.撮影した動画をYouTube等にアップロードする
・投稿サイトであればYouTube以外でも構いません
・Dropboxというソフトで直接動画を送ってもOKです
2.必ず練習1と練習2を撮影すること
3.インサイドおよびアウトサイドも撮影すること
4.送付先メールアドレス
info@footballcoordination.com
(上記アドレスの@は大文字表記にしています)
※注意事項
携帯やスマホ等でメールの受信設定をされている方は、”必ず上記アドレスが受信できるように設定“をしてからメールを送信してください
たったこれだけの練習で、
“あなたのドリブルが見違えるほど変化していくはず“です♪
当然、今回のドリブルチェックは無料で行いますので、どなた様でも気軽にご利用ください。
それと、こちらのブログ記事の中で”トレーニングによる効果を動画で公開しても良い“という人(モニター)がいれば、是非こちらにもご応募いただけると嬉しいです♪
以前、10年ほど前にモニターを行った”ガンバ大阪ジュニアユース所属の選手“と”JFAアカデミーに合格した選手(受験者)“などが、このトレーニングで”高い効果を発揮“することができました。
“効果は立証済み“なので、
サッカー初心者の方も”安心してご利用“になれます♪
その他、ドリブルチェックを利用するにあたって、質問疑問等がありましたら、下記のメールフォールよりお問い合わせください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、”サッカー初心者が練習すべきこと“と、”身につけておきたい要素“をオリジナルの要素も踏まえてご紹介させていただきました。
今回の記事では、初の試みとなる”無料ドリブルチェックを実施“してみることにしました。
どのくらいの方が利用になるかは、やってみないと分かりませんが(笑)
多くの方が、少しでも”サッカーが上達する為に意欲を持って取り組む“ことができれば、私としてはそれが一番嬉しいです!
ここまでお読みくださり、ありがとうございました♪