サッカーのトラップとは?そのコツと練習法で大切な3つの要素。ジダンの技術から感じること。


ズームアップした2人の足元にサッカーボールがある画像

今回は、サッカーのトラップについて、3つの要素から、そのコツや練習法についてお伝えしていきます。

 

ちなみに、ここでお伝えするサッカーのトラップとは、相手からのボールを足や胸などを使ってコントロールすることを指します。

 

サッカー初心者でまだ用語が分からないという方は、「トラップ=罠」ではないので、くれぐれもご注意ください。ただし、オフサイドトラップという用語も存在しますので、こちらのブログでは混同しないようにトラップをレシーブと表記させていただきます。

 

まずは、サッカーのトラップ(レシーブ)が、どのような技術なのかを解説したいと思います。

 

サッカーのトラップ(レシーブ)とは?


バレーボールの女子選手がレシーブをする場面

まず何故、日本では「トラップと呼ぶのか?」について語源を調べてみました。

 

以下、Wikipediaからの引用です。


元々は、ウェッジコントロールのことであり、「ウェッジコントロールがボールに罠(トラップ)を掛けて捕まえるような動作である」ことからトラップと呼ばれるようになった。

現在では、クッションコントロールなども含め、ボールを受け止めコントロールする技術という意味で使われていることが多い。


 

ということだそうです。

 

どうしてボールのコントロールが「ボールに罠をかけて捕まえる動作」になるのかは分かりませんが、ここで大切なのは「捕まえる」というのがポイントのようです。

 

では、上記を踏まえた上で、サッカーのトラップ(レシーブ)を解説したいと思います。

 

サッカーにおいて「ボールをコントロールする技術」は、とても重要な役割を担っています。

 

もし、最初にタッチした時のボールのコントロールが悪いと、それに比例して、その後のプレーがミスに繋がる危険性や可能性が高くなっていきます。

 

例えば、味方選手から絶好のパスをもらったものの、最初のタッチコントロールでタッチミスをしたとしましょう。

 

もし、ミスをせずに絶妙な位置へコントロールすることができていたら、すかさずシュートをしてゴールが決められるという場面がサッカーの試合では頻繁に見られます。

 

また、ファーストタッチで好ましくない位置にコントロールしてしまった場合、それを正しい位置にコントロールする為に、2回3回とタッチすることが増えることになり、シュートをするタイミングやゴールを決める機会を失うことにもなります。

 

私が幼い頃は、このトラップ(以下レシーブ)をして次のプレーに移るまでに、「南米の選手が1秒」で出来るとしたら、「欧州の選手は2秒」かかって、「日本人(アジア)の選手は3秒かかる」と表現されていました。

 

確かに南米の選手たちを見ていると、ボールと足が一体になっているように感じられますし、あまりレシーブする場面でミスをするといったことも起こりません。ただし、ミスをしない可能性が100%というわけではありませんので、そこを狙ってボールを奪いに複数の選手がプレッシャーをかけるという守備が現在サッカーでは主流となっています。

 

ちなみに、私が何故トラップをレシーブと呼ぶのかというと、レシーブはテニスや卓球などで、相手のサーブしたボールを打ち返すことを意味しています。バレーボールならば、レシーブをした後に自分たちの攻撃に活かす為の最初のプレーになりますね。

 

テニスや卓球は、1回のタッチでボールを相手コートに返さなければいけないルールですので、打ち返す意味として使われますが、バレーボールであれば規定の回数内であれば別選手が次に触れて、再度、自分もボールに触れることが可能です。

 

ではサッカーではどうでしょうか?

 

サッカーの規定では、選手たちにタッチ数の制限は特に設けられていません。したがって、レシーブをした後に再度自分でボールをタッチしても良いことになっています。

 

そこで私が世界トップレベルの選手たちを見ていて気づいたのが、これからお伝えする「ある仮説」でした。

 

それはどのような仮説なのか?

 

赤いクエッションマークを円になって囲む人形のイラスト

 

ある日、世界トップレベルのサッカー選手たちを見ていた時に、「本当にそこまで正確にボールをコントロールしているのか?」と疑問に感じたことがありました。

 

人間ですから、機械とは違って「多少の誤差は生じるはずだろう...」と様々な選手のプレーを見ながら、この仮説を検証してみることにしました。

 

こうして超一流の選手たちのプレーを日々観察し続けた結果、どのような技術を用いているのかが分かるようになってきました。

 

私が知ったその技術とは...

 

 

 

「最初のコントロールミスをミスにしない(させない)」でした。

 

これって、どういう意味だと思いますか?

 

最初のファーストタッチでコントロールミスをしているのに、それをミスにしない(させない)なんて変な話ですよね。

 

でも、しっかりとそれができる能力が備わっていれば、あなたも明日からそれと同じことができるようになります!

 

そのコツについては、次の章でお伝えしていきます。

 

レシーブのコツは世界トップレベルの選手から学ぶ


サッカーワールドカップのトロフィーのイラスト

前回のワールドカップ・ロシア大会で、日本代表が劇的な粘りを見せて、予選リーグを勝ち上がりました。

 

その試合の中で、私がまさに先ほど説明したコントロールミスをミスにしない(させない)技術は「これだ!」と思ったプレーがありました。

 

まずは、その一連の場面を動画でご覧ください。

(一部省略していますので約25秒の動画です)

 

今回、参考例として取り上げたレシーブは、長友選手が最初にタッチコントロールした場面です。

 

サッカー経験者なら、このタッチコントロールをした瞬間に、「コントロールミスをした」と誰もが思ったはずです。

 

本人の表情からも、「あっ!」となっているのが伺えます。

 

しかし、このミスをした後のボールの位置が絶好のチャンスになる位置でした。更に、セネガルのディフェンダーがそのボールに反応できなかったので、それを彼は見逃さず、次の動きに素早く転じ、乾選手にパスをして、そこから得点が生まれました。

 

一見、何てことのないプレーのように見えますが、こうしたレシーブ技術を世界トップレベルの選手たちは当たり前のように持っています。

 

一連の動きから分かること

 

このプレー動画の場面から分かることは、「ボールがタッチコントロールされて宙に浮いている間に、自分自身がその位置へ移動することができれば良い」ということです。

 

つまり、最初のファーストタッチとなるレシーブで「自分にパスをすれば良い」のです。

たったこれだけのことで、明日からレシーブの能力が格段にアップします。

 

それでは、ここでもう1つ動画をご紹介します。

こちらの動画は、10年ほど前に会員の方がイタリア旅行をした際に撮影したものです。

両クラブの選手たちのレシーブ能力の高さに、あなたもたぶん驚きますよ。

(後半は省略していますので開始から約50秒の動画です)

 

この動画で紹介した選手たちように、サッカーの強豪国(プロリーグ)のレベルが高くなればなるほど、サッカーの基本技術や能力は高くなっていきます。

 

つまり、一連の動きであるサッカーの基本的な技術を見れば、その国のサッカーのレベルが分かるということでもあります。

 

このように、世界トップレベルの選手たちの基本技術を常に見ることは有効です。そうすることで、今まで見えなかった部分が見えるようになっていきますし、少しずつコツも掴めるようになっていきます。

 

いまだに、「サッカーのトラップは足を引くことだ!」なんて教えている指導者がいるとするならば、その指導者は現代サッカーからかなり遅れていると思って間違いないでしょう。

 

誰でも上手くなれるレシーブの練習法


ズームアップされた下半身で、子供がインステップでリフティングをしている場面

それでは、レシーブについての理解が進んだところで、ここでは「誰でも上手くなれるレシーブの練習法」についてお伝えしたいと思います。

 

と、話しを進める前に...

 

当ブログでは、完全に全ての技能の答えをお伝えしているわけではありませんので、その点について予めご了承ください。

 

どうしても「この先のことが知りたい!」「その答えが知りたい!」という方は、ファイル動画セットを購入するか、月額制のムービーレッスンをご利用ください。

 

以上、ご理解をいただいた上で今回の誰でも上手くなれるレシーブの練習法をお伝えします。

 

ボールが丸いことを知る!

 

芝生の上に転がるサッカーボール

 

サッカーボールは、ラグビーボールと違ってボールが丸いですよね。つまり、ボールが丸いということは、しっかりと足とボールの位置にボールが当たれば、予測がつきやすいコントロールをすることができます。

 

ちなみに私の場合、2年間で全国大会に3度出場した高校のサッカー部に所属していましたので、大半の時間を「この基礎的な技術の向上」に費やしていました。

 

今回は、当時、私が頻繁にやっていたトレーニングをご紹介します。

 

まずはリフティングで、毎回インステップ部分を使って真上にコントロールできるようにします。慣れてきたら右・左・右・左...と交互にインステップのみでリフティングをします。

 

このトレーニングですが、日本代表になった中田英寿氏も現役の頃、他の選手たちが楽しんでリフティングの技術を競っている間、黙々と1人でこのトレーニングをしていたという話があります。

 

セリエAでリーグ優勝を果たしたクラブに在籍していたわけですから、その重要性を誰よりも理解していたのだと思います。そして、そんな中田氏が気になっていた人物が当時のフランス代表のジダンでした。

 

以前、とんねるずの木梨憲武さんが自分の番組企画で、ジダンを相手にリフティングをしていた場面がありました。

 

最初は普通に2人で仲良くリフティングをしていたものの、途中から木梨さんがジダンの返すボールをヘディングで足元に強く打ち返す場面になったのですが、それでもジダンは軽々とインステップでコントロールして、また木梨さんに返すというコントロール技術の高さを披露していました。

 

普通なら、数回やったところで必ずコントロールミスをするはずですが、超一流のジダンは違いました。まさにボールが丸いことを知る選手の1人だと思います。

 

何故ここで、「ボールが丸いことを知る」ことが重要なのかというと、当時まだ高校生だった私が購入したサッカーの本に、「ボールが丸ことを理解すれば、サッカーは上手くなる」と書いてあったからです。

 

この本を出したのは、当時のJリーグを盛り上げた鹿島アントラーズ所属で元ブラジル代表のジーコです。彼が言うのだから決して嘘ではありませんよね。

 

それでは、ボールが丸いことを知ることの重要性が分かったところで、インステップでリフティングをしてみてください。

 

 

どうでしたか?

 

たぶん最初は上手くいかないはずです。慣れてくれば数回できるようになると思いますが、今度は更に難易度を上げる為に、ボールに回転をかけないようにリフティングをしてみてください。

 

しっかりとインステップでボールの中心を捉えて、ボールに回転をかけないように右・左・右・左と交互に行います。

 

実は、この技術があるか無いかで、その人のサッカーのレベルが分かってしまいます。

 

「この程度のレベルなら県大会レベルかな」とか、「これだけできるなら、かなりサッカーも上手いな」といった感じです。

 

何故このように感じるのかというと、先ほどもお伝えしたように、サッカーの強豪国になればなるほど、基本的な技術が比例して高くなっていくからです。つまり、それなりの基本技術を持つ人というのは、それなりの環境でサッカーをしていたことを裏付けることにもなるのです。

 

私は当時、このトレーニングを真剣に行うようにして、中学生までリフティングが最高30回程度だったのが、100回まで出来るようになり、タッチラインからタッチラインまでボールを落とさずに歩きながらリフティングできるようにもなりました。

 

社会人になってからも、数日続けてやっただけで600回できたこともあります。

 

これだけ出来るようになると、自分の足(インステップ)が平らな板のような感覚になります。その為、「しっかりと真下からボールをコントロールさえすれば、絶対にボールを落とすはずはない!」という自信を持てるようになります。

 

私が当時まだ高校生だった頃、コーチをしていた指導者から「サッカーが上手い選手はリフティングも上手い、でもリフティングが上手いからと言ってサッカーが上手いわけではない」と言われたことがあります。

 

めちゃくちゃ奥が深い言葉だったのを今でも鮮明に覚えています。

 

この言葉を私たちに伝えた後に、コーチは「これをどのように各自が理解して、今後のトレーニングに取り組むかは自分次第だ」と言いました。

 

当時はリフティングなんて自分には必要ないものだと思っていましたが、やはり更に上の高いレベルに上がる為には、こうした基礎的な技術が大切なのだなと考えるようになり、暇さえあればそのリフティングをするようになっていました。

 

このリフティングを向上心のある子供に伝えると、その日からその子は熱心に私が教えたリフティングをするようになります。そして大抵の子は、そのまま県内外問わず、県大会ベスト4~8位のレベルの高校サッカー部に進学します。

 

たったこれだけの単純なトレーニングをしただけなのにホント不思議ですよね。

 

私が高校時代(約26年前)にドイツとオランダで現地のコーチにサッカーを教わった際も、既に現地ではサッカーの基礎的な技術の徹底がなされていて、平気で何時間もそのトレーニングを永遠と行うと言っていました。

 

つまり、これが世界最高峰のレベルに押し上げるサッカーの育成法なわけです。

 

うちの息子にも、このトレーニングを教えたところ、小学生3年生か4年生あたりでタッチラインからタッチラインまでボールを落とさずにリフティングができるようになりましたし、Jクラブのジュニアユースでは、テニスボールでも同じようにリフティングができるようになっていました。

 

これもいわゆる「学習転移」ですね。(学習転移について詳しく知りたい方は、下記の記事にも目を通してみてください。あと合わせて読んでいただきたいのが「脳の神経可塑性」です)

 

サッカーのトラップとは?そのコツと練習法で大切な3つの要素とジダンの技術の高さ!

ライフキネティックの体験ができる動画と3つの要素 

 

この基礎的な技術のリフティングを行って、「ボールが丸いことを知る」ことで、サッカーにおける必要な基礎的な技能が同時に向上していくことになるわけです。

 

さて、それでは最後に私が一番好きなジダンのレシーブを見てみましょう!

(一部省略していますので約10秒の動画です)

 

インステップではありませんが、胸でしっかりとコントロールされたボールの位置や方向を瞬時に見極めて、ステップも入れながら身体を反転させるようにして自分からその位置に動いているのが確認できますよね。

 

当サイトのムービーレッスンでは、こうしたサッカーの基礎的な技術の向上ができるトレーニングを各種用意しています。

 

当然、今回お伝えしたボールが丸いことを知ることができるトレーニングもご用意しています。

 

他にも最近お伝えした「メッシのドリブルの秘訣」や「サッカーの基本的なドリブルの技術」なども音声とマーカーペン等を用いて添削しながらスマートコーチという専用アプリでお伝えしています。

 

興味がある方は、是非こちらのページにも目を通してみてください。

少年サッカーの補欠、レギュラー、セレクション合格を目指す!

 

私の場合、他の人たちとは違って、「サッカーの本物の技術」を軽々とYouTube等の投稿サイトで無料公開するといったことは絶対にしません。

 

何故なら、それによって、その「本物の技術」「あなた1人が独占することができる」からです。

 

この私が言っている意味、あなた なら分かりますよね?

 

 

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