今回は、”サッカーワールドカップ2022年カタール大会“、”日本代表の組み合わせ“および”プレーオフ“についてお伝えしていきます。
昨日、2019年7月17日午後5時(日本時間6時)から、マレーシアのクアランプールで”アジア2次予選の組み合わせ抽選“が行われ、”日本代表の対戦相手“が決まりました。
それでは、”日本代表のアジア2次予選のグループおよび対戦相手“について、お伝えしたいと思います。
目次
①日本代表はF組
まず、”日本代表はF組のグループ“に入りました。
初戦は、
“9月10日に敵地ミャンマーとの試合を予定“
しています。
国名 | FIFAランク | 監督 | 出身地 |
日 本 | 28 | 森保 一 | 日 本 |
キルギス | 95 | クレスチニン | ロシア |
タジキスタン | 120 | トシェフ | ウズベキスタン |
ミャンマー | 138 | ラドロビッチ | モンテネグロ |
モンゴル | 187 | ワイス | ドイツ |
注目すべきは、
“モンゴル代表監督が予選の中で唯一ドイツ人“
という点でしょうか。
もしかしたら、”ライフキネティックをトレーニングの中に取り入れているかも“しれませんよね?
ライフキネティックについて、ご存知の無い方は、下記の参考記事にも目を通してみてください♪
ついでですから、流れで他のグループもご紹介していきます。
国名 | FIFAランク | 監督 | 出身地 |
中 国 | 73 | リッピ | イタリア |
シリア | 85 | イブラヒム | シリア |
フィリピン | 126 | クーパー | イングランド |
モルディブ | 151 | セグルト | クロアチア |
グアム | 190 | ダッド | オーストラリア |
このグループの中国代表監督は、イタリアの名将リッピ監督ですね!
クラブチームでの手腕をかわれて、ナショナルチームの監督となっています。
国名 | FIFAランク | 監督 | 出身地 |
オーストラリア | 43 | アーノルド | オーストラリア |
ヨルダン | 98 | ホルケルマンス | ベルギー |
台 湾 | 125 | ランカスター | イングランド |
クウェート | 156 | ヨザク | クロアチア |
ネパール | 165 | カリン | スウェーデン |
国名 | FIFAランク | 監督 | 出身地 |
イラン | 20 | ウィルモッツ | ベルギー |
イラク | 77 | カタネツ | スロベニア |
バーレーン | 110 | ソウザ | ポルトガル |
香 港 | 141 | パテライネン | フィンランド |
カンボジア | 169 | フェリックス | アルゼンチン |
どこかで聞いたことがある名前がありますね...
そうです!
2002年・日韓ワールドカップで、日本代表が対戦したベルギー代表として出場していた選手が、実は現在、イラン代表の監督になっています。
どのような試合をするのでしょうかね?
最終予選で対戦することになれば、分かると思いますが...
あまり対戦したい相手ではありませんよね(汗)
国名 | FIFAランク | 監督 | 出身地 |
サウジアラビア | 69 | ー | ー |
ウズベキスタン | 82 | クペル | アルゼンチン |
パレスチナ | 100 | アリ | アルジェリア |
イエメン | 144 | コツィアン | スロバキア |
シンガポール | 162 | 吉田 達磨 | 日 本 |
なんと、シンガポール代表の監督(吉田達磨氏)が日本人のようです!
どうやら、1993年から柏レイソルに入団し、その後、転々としながらシンガポールのジュロンFCというクラブで引退されたようです。
そうした経緯もあって、シンガポール代表の監督になったのでしょう。
さすがに最終予選に進出するかは難しいですが、サッカーは何が起こるか分からないスポーツなので、日本人監督の活躍に期待しましょう!!
国名 | FIFAランク | 監督 | 出身地 |
カタール | 55 | サンチェス | スペイン |
オマーン | 86 | クーマン | オランダ |
インド | 101 | シュティマツ | クロアチア |
アフガニスタン | 149 | ダストギル | アフガニスタン |
バングラデシュ | 183 | デイ | イングランド |
カタール代表は、既に開催国として出場枠を得ています。
チームの強化も含めての予選参加なのでしょう。
スペイン人の監督が、とても気になるところです。
カタールリーグには、結構なタレントが移籍していますからね。
ところで、カタールが最終予選で上位4ヵ国の中に入った場合は、どうなるのでしょうかね?
開催国として出場枠を得ているわけですから...
他の成績の良い代表国が繰り上がって出場権を得るのでしょうか?
この辺は、分かり次第、こちらに書き加えたいと思います♪
国名 | FIFAランク | 監督 | 出身地 |
UAE | 67 | ファンマルウェイク | オランダ |
ベトナム | 96 | 朴 恒 緒 | 韓 国 |
タ イ | 116 | ー | ー |
マレーシア | 159 | タン・チェン・ホー | マレーシア |
インドネシア | 160 | マクメニー | スコットランド |
ここで注目するのは、UAE代表のファンマルウェイク監督です。
過去に、オランダの名門クラブを指揮しており、ナショナルチームの監督も経験しています。
他にも、ドイツのドルトムントやハンブルガーSVも指揮しています。
少し前には、サウジアラビアも指揮し、その後はオーストラリアも指揮していました。
オランダの攻撃的なサッカーが展開されるのでしょうか?
UAEも怖い存在ですね(汗)
国名 | FIFAランク | 監督 | 出身地 |
韓 国 | 37 | パウロ・ベント | スペイン |
レバノン | 86 | ー | ー |
北朝鮮 | 122 | 金 永 岐 | 北朝鮮 |
トルクメニスタン | 135 | ミシェ | クロアチア |
スリランカ | 201 | パキーム・アリ | スリランカ |
このグループでは、韓国代表のパウロ・ベント監督に目がいきますね。
ポルトガル代表でもプレーしており、ポルトガル国内の名門クラブで監督もされています。
また、ブラジルのクルゼイロや、ギリシャのオリンピアコスでも指揮をしていた経験があるようです。
やはり、こちらも攻撃的なサッカーを展開するのでしょうか?
トッテナム所属のソン・フンミンや久保建英選手よりも上を行くのではないかと囁かれているイ・ガンインがアジア予選で出場する可能性も高い!?
※国名の色分けは、抽選ポッド分け。
※出身地が緑になっているのは、自国出身地の監督。
※監督が不明の場合は、「-」で表記。
この組み合わせを見た感じですが...
日本が入ったF組は、他のグループよりも”かなり楽のように感じる“のは、私だけでしょうか?
シリア、ヨルダン、イラク、バーレーン、ウズベキスタン、北朝鮮といった中堅の国と同組にならなかったのは、”かなりラッキー“だったかもしれませんね。
ところで、この”アジア2次予選の組み合わせがどのように決められている“か、皆さんはご存知でしょうか?
知らない人の為に、次のコーナーでお伝え詳しくお伝えしたいと思います!
②どのように組み合わせが決まるの?
組み合わせ抽選の方法を知らない方は、”どのようにして組み合わせが決まるのかも分からない“と思いますので、今回は初心者の方にも分かりやすく説明したいと思います。
まず、”FIFAランク“で”第1ポッド~第5ポッドに振り分け“られます。
ちなみに、FIFAランクというのは”国際サッカー連盟“が、約1カ月に1度更新する”サッカーの世界ランキング“のことを言います。
つまり、アジア地区の
- 1位~8位が第1ポッド
- 9位~16位が第2ポッド
- 17位~24位が第3ポッド
- 25位~32位が第4ポッド
- 33位~34位と
アジア1次予選を勝ち上がった6ヵ国が第5ポッド
“計40ヵ国が8組“に分かれ、今年9月から来年6月にかけて、”ホーム&アウェー(自国対戦と他国対戦の2回)方式で対戦“します。
各組(グループ)で1位となった8ヵ国は、
“自動的に最終予選に進む“
ことができます。
各組(グループ)で2位となった8ヵ国は、
“成績上位4ヵ国のみ最終予選に進む“
ことができます。
結果、”計12ヵ国が最終予選へ進出“します。
では、もう少し先の話になりますが、”どのようにすればワールドカップ本大会の出場権を得ることができる“のでしょうか?
③どうすれば本大会に出場できるの?
では、”どのようにすればワールドカップ本大会に出場“できるのでしょうか?
まずワールドカップ本大会に出場する為には、
“2次予選を1位で突破すること“です。
絶対ではありませんが、今回の組み合わせを見たかぎりでは、”日本代表がF組で2位以下になるということは基本的に考えられない“ので、”アジア最終予選への進出は99%確実“と思われます。
そして、無事に最終予選に進むことができたとして、そこから更に”アジア最終予選の組み合わせ抽選“を行います。
最終予選のグループは”「A」「B」の2組“となり、
“6ヵ国×2組“で行われます。
“各組の上位1位と2位の計4ヵ国“
が
“自動的に本大会出場権を獲得“します。
“各組の3位となった2ヵ国”
は
“アジア・プレーオフ“へと進みます。
“プレーオフ“という言葉を初めて耳にする方は、次のコーナーで詳しく解説しますので、是非ご覧になってみてください♪
③プレーオフとは?
アジア大陸におけるワールドカップ本大会出場枠は ”4.5枠“ です。
えっ!? 5枠じゃないの?
そう思った方もいるかもしれませんが、”アジアは4.5枠“しかありません。
では、”各組の上位2チーム×2の4枠“は理解したとして、”その他の0.5枠をどのように決める“のでしょうか?
これは、”大陸間プレーオフ方式“というもので争われます。
つまり、”アジア最終予選で各組3位となった2ヵ国がプレーオフで対戦“し、そこで勝ったら、”北中米カリブ海のプレーオフ勝者“と”ワールドカップ本大会出場をかけて、更にプレーオフ(対戦)“となります。
なお、各大陸の出場枠は下記のとおりです。
● 開催国(カタール): 1 枠
● アジア地区 : 4.5枠
● オセアニア地区 : 0.5枠
● アフリカ地区 : 5 枠
● 北中米カリブ海地区: 3.5枠
● 南米地区 : 4.5枠
● ヨーロッパ地区 :13 枠
このように、”各大陸(地区)ごとに出場枠“が定められています。
ちなみに、この大陸(地区)の出場枠は、”前回のロシア・ワールドカップの各大陸の成績で判断“されます。
もし、アジア大陸が今回5枠だったとすれば...
各組「A」と「B」の3位となった2ヵ国でプレーオフで対戦し、その試合で勝った方が”自動的にワールドカップ本大会に出場“できます。
しかし残念ながら、”今大会アジア枠は4.5枠“しかないので、”他大陸の0.5枠と本大会出場をかけて対戦“しなければなりません。
なお、”オセアニア地区は0.5枠“ということなので、”オセアニア地区で1位“となって、更に”南米の0.5枠になった国とプレーオフで対戦して勝つ“ことができなければ、”本大会出場権を得ることができない仕組み“となっています。
それが大変ということで、”オセアニア地区のオーストラリア“は、”2005年にAFC(アジアサッカー連盟)に加入“することが認められ、”2010年南アフリカ・ワールドカップからアジア枠“として、”アジア最終予選を突破してワールドカップ本大会出場を得る“ことができています。
ご存知の方もいるでしょうが...
2006年ドイツ・ワールドカップ本大会の予選リーグにて、日本代表はオセアニア地区代表のオーストラリアに猛暑の中、先制点を奪うものの1-3と逆転負けを喫しています...
W杯本大会 | 0勝 | 0分 | 1敗 | 1得点 | 3失点 |
W杯アジア最終予選 | 1勝 | 5分 | 2敗 | 8得点 | 9失点 |
日本代表とオーストラリア代表は、ワールドカップ本大会およびワールドカップアジア最終予選における対戦成績で、”1勝5分3敗と負け越している“ことが上記の表からも分かると思います。
ということで、”アジア最終予選では極力オーストラリアとは同じグループにはならないように願いたいもの“ですね(笑)
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、”サッカーワールドカップ2022年カタール大会アジア2次予選“および”日本代表の組み合わせ“についてお伝えさせていただきました。
今回はついでに、”プレーオフに関する知識“も学べたのではないでしょうか?
あと”1ヵ月ちょっとでアジア2次予選“が始まります!
皆さんも、日本代表を応援して盛り上げていきましょうね!!
日本サッカーに関する参考記事もありますので、是非こちらにも目を通してください。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました♪