マルセイユターンとは?ルーレットを使ったサッカーの技術と3つのコツ!

グランドが雨でぬかるんでいる中で、サッカーの試合が行われている様子(オフェンスの選手が左の足裏でボールをコントロールしている)
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今回は、”マルセイユターンとは?“についてと、”ルーレットを使ったサッカーの技術とコツ“について、ライフキネティック・トレーナーの視点からお伝えしたいと思います。

 

では、いつものように”マルセイユターン“を調べてみましょう。

 

マルセイユターンとは?
  1. サッカーのドリブル技術の1つ
  2. ダブル・ドラッグバック
  3. ジダンが用いた”ルーレット“の技術

 

つまり、”ジダンが用いたルーレットというサッカーのドリブル技術“であり、”ジダンの出身地であるマルセイユから名付けた“もののようです。

 

私の記憶だと...

 

とある日本人記者が、本人に直接インタビューをした際、”日本ではマルセイユターン(ルーレット)と呼んでいる“と話したところ、本人にはその自覚がなく、”面白いネーミングだね“と語っているのをテレビで見たことがあります。

ですから、ジダン本人は自身のルーレットの技術を”マルセイユターン“とは言っていない為、”日本人記者やその他のマスコミ等が勝手に名付けたもの“と解釈して良いと思います。

 

それでは、このマルセイユターンやルーレットについて、ライフキネティック・トレーナーの視点から(インターネット上にてお伝えできる範囲内で)、”必要な技能やコツなどを解説“していきます。

 

①ジダンのマルセイユターン

フランス国旗をイメージした芝の上にサッカーボールが置いてあるイラスト

他にも、”ルーレットを好んで使っていたサッカー選手は数多くいる“と思いますが、せっかくなので”ジダンのマルセイユターン“を動画で見てみようと思います。

 

今回ご紹介する動画は、たぶん”やべっちFC“の企画で行った一場面です。

(一部省略していますので、約50秒の動画です)

 

この動画を見て分かることは...

 

ジダンのマルセイユターンから分かること

1.右足でボールを引く

2.ボールを引きながら(相手に背を向けるように)身体を回転させる

3.右足が地面に着地したら逆の左足でボールを引く

 

このような一連の動き(流れ)となります。

 

とても簡単そうに見えますが、実際に試合で行おうとすると、ジダンのように上手くいかないのは皆さんも十分ご存知のはずです(笑)

 

何故、実戦になると上手くいかなくなるのかは、この後に紹介する”技術のコツ“で解説したいと思います。

 

この動画の中で、ジダンは”コツや秘密などない“と言っていますが、ルーレットが上手くできない人にとっては、やはりコツや秘密を知りたいですよね♪

 

なお、”ジダンは利き足というものが特に存在しない“ようで、どちらの足でも自由にルーレットの技術を出せると思われます。

 

また、”利き足が存在しない“ということは”技術を出す際の左右差が無い“と解釈することもできますし、ライフキネティックの観点から”脳の機能にもほとんど左右差が無い“と言えます。

 

これは、”サッカー選手として非常に羨ましい能力“です(汗)

 

こちらは余談になりますが...

私自身は幼い頃に左手で字を書いたり、左手で箸やフォーク等を使ったりしていたと母親から聞いたことがあります。

どうやら、将来のことを考えて矯正させられたようです(泣)

また、私の長男と次男はどちらも手は左利きですが、長男がサッカーをしていた当時は、何故か足だけ右利きでした。

以前所属していたJクラブのジュニアユース公式戦では、得意としていたルーレットの技術を多用し、相手選手の逆を取る場面を何度も見ています。

これは、遊びの中から身につけた技術だったようで、私自身としては特に教え込んだという記憶もありません。

たぶんジダン自身も、誰かにルーレットの技術を教わったというよりは、サッカーの遊びの中で身につけた十八番の技術だったのではないでしょうか。

 

それでは、”ジダンのマルセイユターン“が分かったところで、”サッカーの技術であるルーレット“について、もう少し詳しく探ってみたいと思います。

 

②ルーレットについて

アルゼンチンのボカジュニアーズのホームスタジアム

こちらでは、”サッカーの技術の1つであるルーレット“についてお伝えしていこうと思います。

 

なお、このルーレットの技術は”ジダンが初めて使ったサッカーの技術というわけではない“ので、他のルーレットも参考にすると良いです。

 

調べてみたところ、フランスでは1970年代にイヴ・マリオットによって世に広まったようですし、他にも、この技術を南米の選手が行っているのを見て、話題になったという経緯があるようです。

 

そこで、こちらでは南米でルーレットの技術を好んで使っていた選手をご紹介したいと思います。

 

まずは、アルゼンチンが生んだ天才ドリブラーである”マラドーナ“です。

 

(一部省略していますので、約20秒の動画です)

 

マラドーナは左利きということもあり、左足からルーレットを開始することがほとんどのようです。

 

ジダンは、ディフェンダーをかわす時や突破する時にルーレットを使用するのに対し、マラドーナは、ルーレットの後に相手ディフェンダーへ身体を預けるようにボールをキープする場面もあるようです。

 

どちらが正しいということは特にないと思いますが、”臨機応変にルーレットを出せる判断力が必要“ということですね。

 

次に私が紹介したいのは、同じアルゼンチン出身のドリブラーである”リケルメ“です。

(一部省略していますので、約10秒の動画です)

 

このルーレットは個人的に大好きです♪

足の裏で引くという動作が”最初の1回だけ“なのと、次のタッチが足裏ではなく、”踵なので使い勝手も良い“ので超お勧めです!

 

ただし、このルーレットのデメリットとしては、最後のタッチが踵になるので、”コントロールの正確性が足裏よりも若干劣る“と思います。

 

その為、”踵でタッチする部分をアウトサイドに変更するなどの工夫が必要“になる場合もあります。

 

どちらにしても、”ルーレットは創造性が溢れるドリブルの技術“だと思うので、”使えそうな場面で判断良く出せるようになることが重要“です!

 

以上、様々な選手のルーレットの技術を動画で見てきましたが、次のコーナーからは”ルーレット技術のコツ“について解説していきたいと思います。

 

③ルーレット技術のコツ

少年がサッカーのミニゴール前で1人でトレーニングをしている様子

それでは、先に”ルーレットの技術“をおさらいしておきましょう。

 

ルーレット技術のおさらい

1.利き足でボールを引く

2.ボールを引きながら相手に背を向けるように身体を回転させる

3.利き足が地面に着地する瞬間に逆の足でボールを引く

4.上記3を踵やアウトサイドで代用することも可能

 

その他にも、判断する際に”ちょっとしたコツ“があるので、それぞれについて解説していきます。

 

1.どちらに抜く(かわす)のかで判断する

ボールの上に左足を乗せている様子をズームアップした風景

まず、”手っ取り早くルーレットを成功させたい!“のであれば、”相手ディフェンダーの左右どちらの方向を抜く(かわす)のかで判断すると良い“です。

 

例えば、

自分から見て、相手ディフェンダーの右側に抜き(かわし)たいのであれば、”右足からボールを引く“ようにして動き始めます。

 

まずは、この部分を”頭と身体で記憶“してしまうこと。

この記憶が長期記憶にならないと、試合で瞬時に出すことが極端に難しくなってしまいます。

 

ルーレットの技術が使えない選手は、どちらの足から始めるかさえ判断できませんし、短期記憶の状態だと、つい左足からボールを引いてしまうといった”判断ミス“が起こってしまいます。

 

ルーレットの技術を使おうと思っても、”いざディフェンダーが目の前に来たら頭が真っ白になってしまった...“ということが結構多いと思います。

 

ですから、”まずは利き足を優先“にして、”自分の利き足側方向に抜く(かわす)ことをイメージしながら取り組んでいくと良い“です。

 

2.ルーレットをした後にスペースがあるか?

サッカーの練習風景でボールを中心に選手が密集している場面

次に、ジダンのようにルーレットで相手ディフェンダーを瞬時に抜いて(かわして)チャンスを作る場合は、”ルーレット後にスペースがあるかどうかを使用する前に判断“しなければなりません。

 

例えば、

右サイドから中央方向にドリブルをしていき、相手が寄ってきたら右斜め方向にスペースがあるかを事前に確認しておきます。

 

ルーレットを使う際のポイント!

●事前に抜く(かわす)方向にスペースがあるか確認する!

 

では、抜く(かわす)方向のスペースでどのようなことに心がけていくと良いのかを簡単に載せておきますので参考にしてください。

 

①斜め前方に広いスペースがある

最後のタッチ部分を踵またはアウトサイドでコントロールして、大きくスペースにボールを運べば、よりスムーズに相手ディフェンダーをかわすことができます。

②あまりスペースが無い

ディフェンダーが密集している“とかであれば、”最後のタッチ部分を足裏でしっかりとコントロール“して、”自分から極力ボールが離れないように意識“してみてください。

 

つまり、さきほど紹介した”ジダンのルーレット“と”リケルメのルーレット“の判断を事前にしておくということです。

 

ルーレットの使い分け
  1. 事前に行きたい方向にスペースがあるか確認しておく
  2. 広いスペースがあるならば踵やアウトサイドタッチが有効
  3. 狭いスペースや密集したエリアは足裏がベスト

 

マラドーナのように、相手ディフェンダーがいたとしても、そのディフェンダーに身体を預けるようにしてボールキープができれば、そのような使い方も可能になっていくはずです。

 

とにかく、実戦で瞬時に判断できるようになるには、”トライ&エラーを何度も繰り返す“ことと、しっかりと”長期記憶“できるようにしてください。

 

それと、長期記憶にする為には、”短期記憶の繰り返し(反復練習)“と”常に新しい課題(状況)に取り組む“ことが必要不可欠です。

 

 

3.ルーレットでパスも出せるようにする

オランダ代表カラーのサッカーのユニフォームを着た選手たちの下半身をズームアップした画像

次に、事前に周囲の状況を把握していれば、”ルーレットを利用してパスも出せる“ようになります。

 

この技術ですが、私の記憶に残っている最も印象的だったのは、2008年EURO(欧州選手権)で行われた”フランス対オランダ“の試合で見せた、オランダの天才ストライカー”ファン・ニステル・ローイのルーレットパス“です。

 

(一部省略していますので、約8秒の動画です)

 

この一連のプレーですが、”後方から駆け上がってくるロッペンの動きもしっかりと見えていた“ようです。

 

まずはボールをトラップし、そのままタッチラインに向かってボールを追いかけ、更に後方を駆け上がるロッペンにドンピシャでルーレットでパス!

 

それにしても、どこのタイミングでロッペンを見ていたのでしょうか?

世界トップレベルの選手たちの判断力は流石ですね!!

 

このように、”周囲の状況を素早く把握する“ことで、このルーレットの技術を上手く使いこなすことが可能となります。

 

その為に、これからすべきことを下記に”まとめ“ておきます。

 

ルーレットの技術を使いこなすコツ!

1.利き足の裏でボールを引くことから始める

2.相手に背を向けるように回転する

3.利き足が地面に着地した瞬間に逆足の裏でボールを引く

4.最後のタッチ部分を踵やアウトサイドでも行えるようにする

補足!

5.左方向に行きたい場合は、左足の裏でボールを引く

6.行きたい方向の足裏でボールを引くことを長期記憶する

 

当然、”学習(運動スキル)の習得には個人差“があります。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

 

今回は、”ジダンのマルセイユターン“についてと、”サッカーのルーレット技術とコツ“についてお伝えさせていただきました。

 

他にも、”まだ紹介していないルーレットに必要な要素“が幾つかあります。

 

私のトレーニングには、”古武術といった日本古来の古武道に見られる動き“も取り入れている為、よりスムーズに動けるような工夫もされています。

 

 

周囲の状況を素早く把握する為には、”よりスムーズに身体をコーディネートする“ようにして、”脳に無駄な意識が行かないようにする“ことが大切です。

 

周囲の状況を素早く把握するに関する参考記事!

クロップ監督が取り入れたライフキネティックとは?

 

これでドリブルの技術が

合計5つとなりました。

 

ちなみに、”目標とするセレクションに合格“する為には、”上記5つの技術や能力が必須“となります!

セレクションに興味がある方は、合わせて下記の記事にも目を通してみてください。

 

今後も、随時ブログを更新していきますので是非ご期待ください!

ここまでお読みくださり、ありがとうございました♪

 

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