今回は、”サッカーが上手くなる方法とコツ“において”必要な5つの要素“と、”元グランパスエイトを指揮したベンゲル監督の言葉“も踏まえながらお伝えしたいと思います。
インターネット上で、”サッカーが上手くなる方法“を日々検索されている方も多いと思います。
でも、そのほとんどの情報は、
“ある世界トップレベルの選手が良く使っている技術を解説している動画“
ではないでしょうか。
しかし、そうした解説や動画を見たとしても、
“その技術領域まで達することができない人の方が多い“
のではないかと思います。
何故なら、私自身が過去そうでしたし、
“そこに辿り着くまでにかなりの歳月をかけたから“です。
私が思うに、インターネット上で検索できる”日本サッカーの技術“は、非常に薄っぺらな情報であり、”ある特定の選手のプレーや動きを真似すればそれで良いという風潮がある“ような気がします。
ですので、今回の記事では、他のサッカーサイトやブログでは絶対に得ることができない内容や情報をお伝えしていくつもりです。
目次
①サッカーが上手くなる方法について
まず、”サッカーが上手くなる方法“について考えていきたいと思うのですが、サッカーが上手くなる過程では、”必ずどこかで限界という壁にぶつかるもの“です。
私の場合ですと、中学時代いくらやってもリフティングが上手くならず、ドリブルをしても直線的にしか進むことしかできませんでした。
この時点で私は、
“サッカーが上手くなる為に大きな壁にぶつかっていた“
わけです。
そうした中で、全国大会を狙っている高校(サッカー部)に所属することができれば、”もっとサッカーが上手くなれる方法を知れるのではないか?“と中学生だった私は単純に考えました。
何故、このように考えたかというと...
当時、私の中学サッカー部の顧問はハンドボールの国体選手で、”サッカーのイロハというものを全く知りません“でした。
その為、ほとんどの練習が”戦術的な指導(ポジションや動き)“や”持久力やフィジカルといったトレーニング“ばかり...
しかし、当時の私が住んでいた隣町には、”毎年県大会に出場している中学サッカー部が存在“していました。
そこには、
“4年に一度開催されるワールドカップを観戦しに行くようなサッカーに精通している指導者が中学サッカー部の顧問“
をしていました。
つまり、我々とは違って隣町のサッカー部の選手たちは、”本場のサッカーを生で見ている指導者が、直接選手たちにサッカーの指導をしていた“こともあり、”我々よりもサッカーを知ることができていた“のだと思います。
この差は”とても大きい“と思います。
当然、私が進学した高校のサッカー部にも、その中学校のサッカー部から特待や推薦枠で2名ほど進学していた選手がおり、”そのうちの1人は中学時代に県選抜“でした。
入部した当初から、私とはサッカーの技術に天と地の差があり、”いかにして彼との技術の差を縮めていけるかがキーポイント“になっていました。
“最終的に私は、彼を追い抜いた“と思っています。
(というのも、その彼は1年も経たずに1年生半ばでサッカー部を辞めて、そのまま学校も退学してしまったから)
既に、1年生の時点でサッカーが上手かった彼にとっては、あまり魅力を感じなかった環境だったのかもしれません。
しかし、”私にとっては未知の領域“でしたので、”何とか彼と同等の技術を持ちたい“と常に思っていました。
ですので、私自身サッカーが上手くなれたのは、”全国大会に出場するレベルのサッカー部で、イチからサッカーのイロハを学べたことが一番大きな要因“だったと思います。
前置きが長くなってしまいますが、これは絶対に避けることができない部分なので、今回あえて省略せずに書かせていただきます。
サッカーが下手な選手にとって、サッカーが上手い選手になることは、夢であり、憧れでもあります。
そこを追い求めることができる人間だからこそ、
“サッカーが上手くなれる“
と私は信じています。
また、小学生(ジュニア)や中学生(ジュニアユース)年代で、既に”身体能力が優れている選手というのは、足の速さや身体の大きさといったフィジカルで全て解決してしまう傾向がある“ようです。
こうした人たちは私のように、
“地道に努力をする“
ということを理解できないのではないかと思います。
ですから今回の記事は、
“何も分からない手探り状態のサッカーが下手な人にお勧めのサッカー上達法“
だと思います。
自分は他よりもサッカーの技術が劣っている...
と認めている選手であれば、尚更、今回の記事や情報がきっと役立つのではないかと思います。
ですので、”サッカーの知識や技術が全く無い方“が、ここから先の記事を読めば、すんなりと頭に入っていくと思います。
②周囲の技術を学び、そして盗む!
私が高校に進学して、サッカー部に所属して初めて知ったことなのですが...
特待クラスの選手たちは、既に毎週のように練習会に参加していたようで、私が入部した時から、彼らはAチームでプレーをしていました。
このように、特待クラスの選手が特別扱いをされるという環境自体、高校に進学するまで私は一度も経験することがありませんでした。
その為、羨ましいというか、
“彼らに嫉妬している自分がいた“
のを今でも鮮明に覚えています。
でも、当時の自分の技術レベルというものが”どの程度だったのかは認識していた“ので、”とにかく周囲の優れた選手たちの持つ技術を学び、それを盗んで、何とか自分のものにしてやろう“と考えていました。
1.初めてサッカーが上手くなれたと感じた瞬間!
高校に進学する前の中学生最後の春休み期間。
私も含め、既にサッカー部に入部することが決まっていた選手たちが、合宿という名目で1泊2日ほどの泊まり込みで、進学先の高校サッカー部の練習会に参加しました。
そして、ここで初めて私は、”中学校の全国大会で準優勝したメンバーの1人“を見ることになりました。
「これが全国大会で準優勝をする選手の凄さか!」
彼の持つ”技術レベルの高さに愕然“としました...
ちなみに、この選手は私の1つ上の先輩でしたが、”元日本代表GKの川口能活氏“と中学時代に全国大会決勝を戦っています。
当時、どうやってもこの先輩からボールが奪うことができず、
“まるで磁石で足元にボールが吸い付いているかのような錯覚“
さえ感じました。
先輩がリフティングなどをやると、とにかく上手かったのを覚えています。
天才とは
「こういう人のことを言うのだな...」と、
いつしか身近なサッカー選手として憧れを抱いていました。
この”先輩から私が学び、盗んだ技術“は、
特に”ボールを背中に乗せる技術“だったり、”魅せるリフティング技術“でした。
この合宿から帰宅した私は、
“毎日こればかりを練習していた記憶“
があります(笑)
少しずつ技術が上達していくと、中学校のサッカー部に行き、その技術を後輩に見せつけるなどして、
「これよりもっと凄いことができる先輩がいるんだよ!」
といった感じで、後輩たちにもその技術を伝えていました。
さすがに中学校のサッカー部顧問も、私の技術の変わりように驚きを隠せず、
「しっかりとサッカーの技術が学べているな」
と安心してくれていたようでもありました。
こうした”遊びの中でリフティングの技術を習得していくうちに、不思議とボールのタッチコントロールやコーディネーション能力が良くなっていった“というのが、私の記憶の中にはあります。
そもそもサッカーが下手な人とうのは、
“リフティングの技術もあまり高くない“
ですよね?
どうしても苦手なので敬遠してしまうものですが...
“ボールと遊ぶ“ということをしないと”サッカーは上手くなれない“
と”高校生になって初めて知る“ことになりました。
こうして私は、
“この遊びという取り組みによって初めてサッカーが上手くなれた!“
と実感できたのだと思います。
知らず知らずのうちに私は、
“先輩から技術を学び、その技術を盗むことができていた“
ようでした。
③練習の為の練習をしない!
次に、私が高校時代に、コーチから常々言われ続けていたことは...
“練習の為の練習をしないこと!“
でした。
リフティングをするにしても、”実戦で使えるリフティング技術の練習“をしていましたし、1人で行う壁当てのキックも”常に周囲を見る“などして”実戦を意識して取り組む“ようにしていました。
こうしたことを1年間続けていったところ、高校2年時には、ボール(パス)を受ける前に”周囲の状況を事前に把握しておく“ということができるようになっていました。
当然、強いパスが足元に来ても、
“ミスをせずに正確なタッチコントロールができる“
ようになっていました。
ちなみに、私が高校へ進学したばかりの頃、ボール(パス)を受ける前に周囲を見る動作をしていた時、とある上級生からこんな指摘を受けました。
「お前は試合中、そんなにゆっくり周りを見ているのか?」
まさにこれが、普段からやってしまっている
“練習の為の練習“
だったのだと思います。
それを指摘されてからは、自分なりに素早く周囲を見る工夫をして、”短時間で周囲の状況を把握する癖をつけるように努力“しました。
また、チームの全体練習では、”基礎的なトレーニングを長い時で1時間ほど“やっていましたし、ウォーミングアップでも”最低30分位は基礎的な技術を高める為のトレーニング“をしていました。
多くの人は、世界トップレベルの選手たちが魅せる”ドリブル技術だけ“に目がいきがちになりますが、サッカーの上手い選手は”基礎的な技術“も高くなければいけません。
そういう意味では、”リフティングの技術でボールのタッチコントロールやコーディネーション“を学び、更に”徹底的にインサイドキック等の反復練習“をすることによって、”正確なタッチコントロールや周囲の状況を素早く把握する技術や能力を習得することができた“のだと思います。
この技術やコツを習得する為に、私が費やした期間は”約1年間“です。
今となっては、1年もかけずに、その技術の全てを他者に伝えることができます。
これは、私がサッカーをゼロから真剣に学ぼうと努力した結果、サッカーの神様から与えられたご褒美なのかもしれません(笑)
無から有を生み出した経験がある人なら、
“その一連の過程をノウハウやコツとして他者に伝えることができる“
ようになると思います。
「自分はどのようにして、その感覚や技術を会得したのか?」
例えば...
パソコンを学ぶ為に参考書等を購入する人もいると思いますが、実際には、パソコンが出来る(知っている)人に、手取り足取り教えてもらった方が、参考書などを読んで理解するよりも早くパソコンを覚えることができます。
たぶん、既に皆さんもやっていると思いますが...
パソコン等の知識や情報を詳しく解説しているサイトにアクセスして、その解説の手順通りに操作をすれば、”たとえ未経験であっても、ほぼ間違えることなく、パソコンの操作や設定などができる“といった良い面があります。
そんなこんなで私は、
よく他の人から「教えるのが上手だね!」と言われることがあります(笑)
これは自分が未経験だった時に、どのようにして頭や身体で理解したのかを”相手が分かりやすいような例え話“を用いて伝えるようにしている為、”すんなりと相手も理解できる“のだと思います。
ですので、私がお伝えするサッカー上達法は、
“様々な例え話を選別し、その人に合わせた説明やアドバイスで納得させる“
と言った方が正しいかもしれません。
だから、たとえ遠方の方であっても、インターネット上やムービー(動画)、メール等のメッセージ(文章)を駆使しながら、サッカーの指導が出来てしまうわけですね(笑)
1.リフティングは回数ではない
“練習の為の練習をしない“について、
“もう1つ参考になること“をお伝えします。
それは...
ただのリフティングであっても、
やり方次第では”世界トップレベルの技術を磨くことができる“ようになります。
そして、このリフティングをすることで、”ボールをキックする時のインパクト部分を正確“にしたり、”無回転のボールが蹴れる“ようになったりします。
これは、私がこの基礎技術を習得してから、AチームとBチームで紅白戦をした(Bチームのフォワードとして出場した)時の話です。
この試合で私は、
“ディフェンスを一瞬でかわして、GKの手前でストンと落ちるシュートからゴールを決めたことがキッカケでAチーム昇格を手にする“
ことができました。
この一連のプレーを見ていたコーチの口から、
「明日からAチームに入ってプレーをしろ!」
と言われたのを今でもハッキリと覚えています!
さすがにコーチからOKの言葉をもらえた時は、身体の震えが止まりませんでした。
このようにして私は、
“普段の練習から実戦で使える為の練習にしなければいけない!“
ということを高校時代に学ぶことができたのでした。
2.課題は次から次へと現れるもの
こうして私は、2年間で全国大会に3度出場したサッカー部で、レギュラーを争える選手にまで成長することができるようになっていきました。
しかし、Aチームに昇格したらしたで、
“新しい課題“
というものが見えてきます。
その新しい課題とは...
“プレーの時間的な余裕“
という概念でした。
これは今までに経験をしたことがありませんでしたし、私にとって”未知の課題“でもありました。
サッカーにおいて、
“プレーをする環境レベルが高くなると、相手ディフェンスのプレッシャーというものが、それに伴って速く厳しく“
なっていきます。
つまり、
“ボール(パス)を受ける間の僅かな時間に余裕が持てない“
といったことが頻繁に起こるようになります。
それはそうですよね。
今までぬるま湯に浸かった状態で、周囲から何のプレッシャーも感じずにプレーをしていたわけですから...
この環境の変化によって、私は”新しい課題を得る“ことになり、そして”それを克服する為のトレーニングに挑戦(チャレンジ)する“ことになりました。
Aチームに昇格したばかりの頃は、この時間的な余裕が全くなく、どうしてもパスを出す選手の方ばかりを見てプレーしていました。
“酷い時には、ボールを見ようと顔を下に向けてしまい、周囲の状況を把握することができなくなる“
といった弊害まで出てくるようになります。
皆さんだけでなく、あなたのお子さんにもこういう状況はありませんか?
こうしたことが原因で、
- 以前にも増して、極力ミスを避けようと焦る
- 必要以上にボールを固視するようになる
- それによって視野の確保が狭くなる
こうしたことが風雑に絡み合ったことが原因で、
“相手ディフェンスの状態や周囲の状況を素早く把握するという基礎的な部分が疎かになっていった“
のだと思います。
念のため、まだご覧になっていない方は、下記の参考記事を是非ご覧になってみてください。
これが私にとって
“高校で初めてのスランプ“
でした。
私が、このスランプ状態から抜け出せたのは、Aチームでレギュラーとして毎試合出場している選手から、
“ボール(パス)を受ける前の身体の向きや視野の確保がタイミング良くできていない“
とアドバイスを受けたことがキッカケでした。
これを聞いて”ようやく冷静に考えられる“ようになり、
“スムーズにスランプから脱出する方法やコツを導き出す“
ことができました。
「何故、今までBチームで当たり前に出来ていたことが、Aチームでプレーするようになったら出来なくなってしまったのだろう...」
ある意味、自分に対する不甲斐なさと恥ずかしさを感じた瞬間でもあります。
でも、このアドバイスで自分の置かれている状況を把握することができたことで、
“味方選手からボール(パス)を受けるタイミングを合わせる動き“
と
“出されたボール(パス)をコントロールする瞬間に、良い視野を保つ為のコーディネーション“
を身につけることができるようになりました。
ちなみに、上記の技術についてですが、
私が、この技術を知ったのは1994年頃なので、初めてこの書籍を読んだ時には、ごく当たり前のサッカーの技術として書籍に目を通していました。
でも、サッカーを全く知らない人にとっては、とても参考になる説明が多いと思うので、もしこの本に興味がある方は、手に取って読んでみることをお勧めします♪
なお、何故こうした技術を当時のコーチや私たち選手が知っていたのかというと...
“高校時代にドイツとオランダに海外遠征“で、
“現地のサッカーの技術を知ることができていた“
からでした。
サッカーの本場である”ドイツやオランダ“では、
“育成年代から当たり前のようにサッカーの基礎技術“
をコーチから学びます。
当時1993年時点で、こうした指導がドイツやオランダでは当たり前になっていたわけですから、それを考えると”現在の日本サッカーは未だに怪しい“ですよね(汗)
サッカー強豪国では、こうした基礎的な技術やコーディネーションを身につけることが当たり前であり、それができない選手はレギュラーとして高いレベルの試合に出場することができません。
これは、先ほど紹介した書籍の中でも、
“GOOD HABIT(良い習慣)“
と
“BAD HABIT(悪い習慣)“
として解説および紹介がされています。
- 向上心のあるサッカー選手は、
常に “良い習慣” を意識してプレーしている - 向上心の無いサッカー選手は、
常に “悪い習慣” でプレーをしている
これも先ほどの
“練習の為の練習“
に該当すると思います。
特に、サッカーにおける”育成年代は躾(しつけ)の時期“と言われてします。
ここで良い習慣を獲得しておかないと、
“一生そのまま悪い習慣でサッカーをすることになってしまう恐れ“
があります。
その為、意識の低いチームやクラブ等を見ていると、常に悪い習慣でウォーミングアップをしたり、手を抜いた基礎練習をダラダラしたりと、集中力に欠ける取り組みをしています。
こうならない為にも、サッカー強豪国では、
“同じ意識レベルを持った選手たちでグループを構成し、そしてトレーニングをすべきである“
と育成年代の常識として認識されています。
こうしたことが
“現在の日本サッカーの育成現場には、まだまだ足りていない部分“
でもあります。
といっても、サッカーをしているたくさんの子の中には、育成というよりも、「ただ単にサッカーを楽しみたい!」という普及活動に近い子も数多く存在しています。
これは”今後の日本サッカーの大きな課題“でもあると思います。
④本場のサッカーの技術を知っている人に教わる!
これは記事の冒頭でも触れましたが...
サッカーが上手くなる為には、
“サッカーのイロハを知っている人から本物の技術を学ぶ”
ことです。
どんなにサッカーの指導歴が長かろうと、本場サッカーの技術を知っていなければ意味がありませんし、それを伝えられるスキルも持ち合わせていません。
私の周りには、私と同じトレーニングをしていたにも関わらず、そこからプロのサッカー選手になっていった人が数名います。
当時、弱小チームだった中学校の2つ上の先輩でさえ、プロのサッカー選手になっているわけですから、これから先の人生で”誰にサッカーを教わるか“で、その人のサッカー人生が変わっていきます。
私の高校時代のコーチは、国士舘大学でプロのサッカー選手になった人たちと一緒にプレーをしていたらしく、たぶん皆さんも一度は耳にしたことがあるような選手たちと大学時代を共にプレーしていたそうです。
そんな指導者に巡り合えたから、我々のサッカー部は1日たった2時間程度の全体練習(朝練無し)で、2年間で全国大会に3度出場できました。
また、そのコーチがよく発していた言葉は...
“量より質が大切!“
“練習の為の練習はするな!!“
そして、当時の我々のサッカースタイルは...
自分たちのチームがボールを保持し続ければ、
相手チームよりも有利になれる!
“だからこそ、基礎技術を徹底的に磨く!!“
更に...
「県大会で無失点を貫けば、全国大会で相手チームに守備が硬いチームだと印象付けることができる!」
こうして、当時の私が所属していたサッカー部は、私が2年時に全国大会初出場を成し遂げ、インターハイ準々決勝(ベスト8)進出。同年の選手権では、無失点で全国大会に出場(3回戦進出ベスト16)。翌年の選手権では、全国大会2回戦進出の成績を残すことができました。
このように、時間をかけるトレーニングが必ずしも効果が出るわけではなく、”時間的な努力が必ず報われるとは言えない“ことが理解できるのではないでしょうか。
全体練習はたった2時間で、”残った時間は全て個人練習“です。
つまり、個々の選手の技術や能力を向上させていた要因は、
- サッカーの技術や能力が向上する方法を教えてくれる指導者の存在
- 個人練習に取り組む本人たちのやる気と行動
当時の我々のライバルは、県内のサッカー部ではなく、同じチーム内で構成された紅白戦の相手チームでした。
「県内で我々サッカー部(トップ1軍)に勝てるのは、トップ下のチームだけだ!」
このように、日頃からチーム内で競い合っていましたし、その中で指導者や選手間で衝突することも何度かありました...
でも、こうした環境でサッカーをすることができたことで、我々の個人技能は県内トップに登りつめ、全国大会に出場する高校と互角に戦うことができるようになりました。
ですから、私の個人的な意見としては...
もう、キャプテン翼などの漫画やアニメのような
“技術に溺れてしまうようなサッカー“
はヤメにしませんか?
インターネット上には、
様々なサッカーの技術動画や情報が飛び交っています。
我々が、世界強豪国を相手にサッカーで勝つ為には、
“世界トップレベルを上回るサッカーの基礎技術が一番重要“
ということを”皆さんも早く気づいて“ください。
基礎技術は絶対に裏切りません!
本物のサッカーの基礎技術を習得することで、これから先のサッカー人生をいくらでも変えることができます。
私のように”高校生になってから、
“世界トップレベルの基礎技術を身につける為の取り組みをするのか?
それともジュニア年代などの育成年代から、
それらを身につける為の取り組みをしていくのか?
それが将来、”大きな差“となってあらわれます。
あくまでも、どのような指導者を選ぶかは”皆さん次第“です!
是非、こうしたことを念頭に入れて、サッカーのチーム選びやスクール選び、および指導者選びをしてみてくださいね♪
⑤基礎技術が身につけば、更にサッカーが上手くなる!
ここまでは、”サッカーの基礎技術と基礎的なコーディネーションの大切さ“についてお伝えさせていただきました。
ではここで、
“サッカーが上手くなる為の最後の要素“
をお伝えしたいと思います。
これは、
“基礎技術を身につけた後の活動“
となります。
私の場合、サッカーの基礎技術を身につけたのが高校生になってからでした。
そして、そこから更に世界トップレベルの選手たちが持つ、個々の技術やコーディネーションを習得していくことに...
これを、技術や能力を習得する年代として、
「早いか」「遅いか」と考えた場合、
“明らかに遅いのは明確“なはずです。
世界のサッカー強豪国は、育成年代で基礎技術を固めます。
そこから、
“その選手の能力(ストロングポイントや特徴)を活かせる選手“
に育てあげていきます。
1.元グランパスエイトを指揮したベンゲル監督の言葉
ではここで、名古屋グランパスエイトを指揮し、その後イングランドのプレミアリーグ・”アーセナルを指揮していた頃のベンゲル監督の言葉“をお聞きください。
(一部省略していますので、約20秒の動画です)
先ほど例をあげたように、”育成年代で技術に溺れるサッカー選手“に育ってしまうと、後になってサッカーの”基礎技術の大切さを悔やむ“ことになってしまいます。
そうならない為にも、”海外でプレー経験がある指導者“や”海外で指導経験のある指導者“に”本場のサッカーを教わる“ことを私は強くお勧めします。
日本サッカーは、いまだにワールドカップで1回戦を突破できていません。
つまり、2回戦以降を全く経験していません。
その為、2回戦以降で対戦するであろう
“サッカー強豪国との技術の差“
というものを身をもって体験していません。
たとえグループステージを突破できたとしても、そこから先で勝てないのであれば、これは”サッカーの様々な技術で他国に負けている証拠“です。
ですから、”より早い段階(年代)“で、
“本場のサッカーを伝えられる指導者に出会うことが重要“
なのです。
私自身も、ドイツとオランダで現地の技術の高さを身をもって体験し、本場のサッカーの指導を受けています。
また個人的に、
“ムービレッスンという形式でアドバイス“
もさせていただいております。
こちらのムービーレッスンは、softbankとEPARKスクールが共同で開発したスマートコーチというアプリを用いてトレーニングを進めていきます。
詳しいことが知りたい方は、下記の参考記事をご覧ください。
もし自分にとって良い指導者と巡り合うことができれば、私のように”かなり有益なサッカーの情報が得られる“ようになります。
そして、
“早い段階(年代)でサッカーの基礎的な技術を習得できる“
ことができます。
また、私とは違って、
サッカーの基礎的な技術習得の先にある”個々の技術やコーディネーション能力を最大限に伸ばす“、”残った育成年代の時間をそれらに充てる“ことができます。
もしこれを他のことで例えるならば...
「さっさと大変な夏休みの宿題(課題)を終わらせて、残った休みを思いっきり遊ぼう!(満喫しよう!)」
といったイメージです♪
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、”サッカーが上手くなる方法とコツを5つの要素“に分けて、”ベンゲル監督の言葉“や私の経験も踏まえながらお伝えさせていただきました。
皆さんがこれから良い指導者に巡り合うことができれば、”その年代で必要とされるサッカーの基礎技術とコーディネーションの指導を受ける“ことができます。
決して時間は待ってはくれません。
当然、流れてしまった時間を元に戻すことも絶対できません。
こうしたことを早くから気づき、幼少期にサッカーの基礎技術とコーディネーションを習得した”久保建英選手(レアルマドリードに移籍決定)“や”中井卓大選手“は、共にスペインの地(高い環境レベル)で、我々が経験することができないような”貴重な経験を積む“ことができています。
まだ彼らは、19歳以下の育成年代カテゴリーですが、”既に日本サッカーの将来を左右させるような存在“に育ちつつあります。
今回、この記事で書いた内容は、
“本気で世界トップレベルの基礎技術とコーディネーションを習得したい!“
と考えている方に伝わりやすいように、自分なりの経験も踏まえて書かせていただきました。
私よりも、本場のサッカーを知っている指導者は、日本国内を探せばいくらでもいるでしょう...
でも、こうしたことを本音で伝えようとしているサッカーサイトや情報は、”インターネット上にそれほど多くはない“と思います。
皆さんにとって今後大切なことが、誰もが知り得るサッカーの技術のみをテーマにしただけのありふれたサッカー動画なのか、それとも、本場のサッカーの基礎技術やコーディネーションの大切さを伝えている情報なのか、ご自身の頭で判断してください。
もし、どうしても私の協力が必要であると本気で考えているのであれば、私は必ず あなた の力になれると思いますし、今後の活動や取り組みを支援(技術的なアドバイスを)させていただきます。
そして、上記のような熱意のある方々が日本国内でもっと増えていけるように、今後もブログを書き続けていきたいと思います!
間もなくクラウドファンディング(ファンクラブ)を立ち上げます。
是非、こちらの活動のご支援ご協力も宜しくお願い致します♪
皆さんが現在ご利用されているSNS等で、拡散していただけると助かります!
ここまでお読みくださり、ありがとうございました♪